古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

“究極の学割”で格安スマホにも対抗――田中社長が語る「学割天国」の狙い

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/01/11
“究極の学割”で格安スマホにも対抗――田中社長が語る「学割天国」の狙い: 学割天国について語るKDDIの田中孝司社長 © ITmedia Mobile 提供 学割天国について語るKDDIの田中孝司社長

 「究極の学割を提案させていただいた」――。KDDIの田中孝司社長は、1月11日の春モデル発表会で力強く語った。

 2017年のau学割は、18歳以下の新規契約を対象とした「学割天国U18」と、25歳以下の新規契約、機種変更を対象とした「学割天国U25」の2種類に分かれる。

 U18では月額2980円/3GB〜月額5090円/20GBという従量課金のプランを用意した(auスマートバリュー適用時+家族も新規契約した場合)。ここには1回5分以内の国内通話が無料となる「スーパーカケホ」も含まれる。※記事内の料金は全て税別。

 2016年のau学割は、25歳までデータ5GBを毎月プレゼントするという内容だったが、KDDIの調査によると、2016年11月時点で毎月のデータ通信量が3GB未満だった13歳〜18歳のユーザーは約23.5%いたという。一方で13歳〜18歳の平均データ通信量は5.5GBで、au全体の平均3.85GBよりも高いという結果も出ている。

 「学割に入った人は、小さいお子さんが多く、スマホデビューした直後はあまり使わない方もいらっしゃる。また、節約志向の方は5GBがプレゼントされてもWi-Fiでオフロードされている。一方で、だんだんスマホの便利さに慣れてくると、データ容量が増える。特に学生さんはデータを相当使い、平均でも6〜7GB使う方が多い」(田中氏)

 そこで、データ通信量の「多い人」と「少ない人」の両方がお得になるよう、U18では3GB、4GB、5GB、20GBという段階制の課金にした。

 また、田中氏が「auとしては格安スマホといわれる領域までしっかりチャレンジする」と話すように、KDDIは今回の学割で、MVNOにも対抗していく構えだ。「格安スマホと違うところは、最新のiPhone 7を使えること。あのiPhone 7が使えて月2980円からで、データを(たくさん)使う人も20GBで月5090円。5090円は通常の5GBプラン(月6590円)より月1500円安い。しっかり安くできるプランを、踏み込んで作った」と田中氏は自信を見せる。

 5分かけ放題付きで月2980円からという料金は、同じく月2980円/1GBから+10分かけ放題のプランを提供しているY!mobileを意識している様子もみてとれる。一方でKDDIグループ全体を見ると、子会社のUQコミュニケーションズがMVNOとして「UQ mobile」を提供しており、こちらの料金(月1980円〜)とも競合する。

 田中氏はMVNOとのすみ分けについて、「MVNOの領域に形だけ入ったぐらいで、ガチンコで勝負することはない。MNOとして何が提供できるか、学割という形で踏み込んだ。グループ会社でMVNOも展開しているが、全体でプラスになればいいという保守的な見方で事業運営している」とコメントした。

 もう1つの学割天国U25は、月6090円/20GBまたは月7500円/30GB(スーパーカケホ選択+auスマートバリュー加入時)という内容で、通常料金から500円引きとなる。月2700円で24時間国内通話がかけ放題の「カケホ」も選べる。500円引きも魅力的ではあるが、U18と比べると見劣りする。しかも、月1000を割り引いて月5590円/20GB、月7148円/30GBとなるソフトバンクの「学割モンスター」よりも学割天国U25は高い(割引期間がソフトバンクは1年間、auは26歳までという違いはあるが)。

 U18の対象が新規のみというのがネックになるが、田中氏は「1つのやり方ではなく、複数のアプローチが取れるような学割を作っていきたい。(U18は)2980円(のライトユーザー)からヘビーユーザーまでのお客さんが満足してくれる」と話し、新規のみでも商品力が高いことをアピールした。

ITmedia Mobileの関連記事

image beaconimage beaconimage beacon