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“6つのレンズ”を付けられるゴツいiPhone 7 Plus専用ケース「ShiftCam」を楽しむ

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/08/16 20:00
“6つのレンズ”を付けられるゴツいiPhone 7 Plus専用ケース「ShiftCam」を楽しむ: ShiftCam: 6 in 1 Dual Lens Case for iPhone 7 Plus © ITmedia Mobile 提供 ShiftCam: 6 in 1 Dual Lens Case for iPhone 7 Plus

 前回に引き続いて、今回も「iPhoneをよりカメラっぽく楽しむケース」を紹介したい。

 今回試すケースは、以前から気になってた香港ShiftCamの「ShiftCam: 6 in 1 Dual Lens Case for iPhone 7 Plus」(以下「ShiftCam」)。「日本で発売されたら……」と思っていたのだけれど、割引クーポンがあったので公式サイトで直接買ってしまったのである。公式サイトでの通常販売価格は99米ドルだが、特別価格の79米ドル(約8750円)で販売している(8月16日現在)。日本では「DISCOVER」という動画ショッピングサイトでも購入できるが、公式サイトで購入した後に知ったのである。

 そして、香港から届いたのであった。それがこれ。

 ゴツくて面白そうでしょ。2列3行でレンズが並んでいる所など、たまらんではないか。

●ポイントは3つ

 名前からも分かる通り、こいつは「レンズ付き」のiPhone 7 Plus専用ケースなのだ。

 ポイントは3点。1つ目は「iPhone 7 Plus専用」であること。デュアルカメラに対応しているのだ。今まで、こいつを生かせるカメラアクセサリーはなかなかなかったのでうれしい。

 2つ目は「レンズが6個もついている」こと。まあ、一部は同じレンズを使っているのだが(詳しくは後述)。

 3つ目はケースとレンズが一体化していること(※)。クリップ式レンズは便利だけれど、「使いたい時にバッグに入っていない」ことが多いのだ。入っていたとしても、慌てて付けると位置がずれることもある。こいつの場合、レンズを忘れてしまうことはないし、ずれることもない。

※編集注:破損や紛失に備えて、公式ストアではケース(32米ドル)、レンズユニット(49米ドル)やレンズキャップとストラップのセット(19米ドル)をそれぞれ単品販売しています

●6つのレンズがあればこれだけ楽しめる

 使い方は簡単。レンズユニットをスライドさせるだけ。

 レンズは広角カメラ用のものと望遠カメラ用のものが1組となっていて、全部で3組用意されている。レンズユニットをスライドして、使いたいレンズに切り替えるのだ。

 実際にひまわりを撮影しつつ説明してみよう。

 まず、レンズを使わない時はレンズユニットを一番下へスライドしておく。こうすると元々あるカメラレンズがむき出しになる。傷やほこりが付くのを防ぐために、レンズユニットを使わない時は付属のレンズカバーを付けておこう。

 で、参考までにShiftCamのレンズを使わずに撮影した写真を載せておく。

 では、いよいよレンズを使ってみよう。先ほども言った通り、レンズユニットをスライドさせて使いたいレンズを選ぶだけ。ちゃんとカチッと止まるので安心だ。ぐいっと動かしてカチッ、である。

広角レンズ×望遠レンズ

 縦に構えた時に一番上に来るのは、広角側が「0.65倍広角レンズ」、望遠側が「1.5倍望遠レンズ」だ。前者は「ワイドコンバーター」あるいは「ワイドコンバージョンレンズ」(略して「ワイコン」)と呼ばれるもので、広角をより広角にするレンズ。いわゆる後者は、望遠をより望遠にするレンズなのだ。

 では撮影結果だ。まず、0.65倍ワイコンで撮影したもの。

 ちょっと周辺が歪曲するけれど、一回り広く撮れた。これは良い。周辺部の画質がガクッと落ちてるけれど、まあクオリティを求めるレンズではないということでご容赦を。

 続いて、1.5倍望遠レンズで撮影したものを見てみよう。

 こいつを使うと最短フォーカス距離が長くなるので、近くのものは撮れない。これはちょっと残念。まあ「遠くの被写体をより大きく撮りたい時に」といった具合。こちらのレンズもクオリティはあまり追求していない。

マクロレンズ×マクロレンズ

 次の組は、広角側・望遠側ともに「マクロレンズ」だ。超近距離撮影専用レンズだ。もう超近距離にしかピントが合わなくなる。2つとも同じレンズで、撮影倍率は10倍。広角側だと1×10で10倍。望遠側だと2×10で20倍ということになる。

 どのくらいデカく撮れるか。ひまわりでピントが合う範囲を探して撮影してみると、何とこんなことに。

 とりあえずめちゃ寄れる。「ほぼ顕微鏡レンズ」といっても過言じゃない。

 使いどころが難しいけど、ここまでデカく撮れるとめちゃ楽しい。

魚眼レンズ×1.5倍望遠レンズ

 最後の組は、広角側が「魚眼レンズ」、望遠側が「1.5倍望遠レンズ」だ。「あれ?」と思った方。正解だ。望遠側は1つ目の組と同じレンズが付いているのだ。

 よって、作例も魚眼レンズのものだけ載せる。

 写る範囲がぐわっと広がったのがわかるかと思う。

 短辺側がちょっとはみ出てしまうので完全な円形魚眼にはならないけれど、長辺は180度ちゃんと撮れている。魚眼レンズならではの「ぎょわん」とした写りを楽しむべし。

●邪魔なら外せるレンズユニット

 というわけである。

 確かにレンズは6つあるけれど、そのうち2つは同じものなので、レンズ自体は4種類というのがミソ。クオリティにちょっと注文つけたけれど、世間で売ってるスマートフォン用のワイコンやテレコンや魚眼やマクロって、どれもこれよりもっとデカくて分厚いレンズなのである。これらを約1cmの厚みで収めたのは実はスゴいことで、利便性では圧倒的に上だ。

 ただ、わずか1cmほどでも、レンズユニットのはみだしが「携帯時の収納に困る」「邪魔だ」ということもあろう。

 ご安心を。レンズユニットは簡単に取り外せるのだ。上に引っこ抜けば良いのだ。

●iPhone 7 Plus用ケースとしてはどうか?

 つまるところ、ShiftCamは「レンズ付きiPhone 7 Plusケース」である。使うときはiPhoneケースにiPhoneを入れるような感じでセットする。

 となると、「常用ケースとしてはどうか?」というのは重要だ。

 とりあえず、普段持ち歩くとするとこんな感じになる。

 ケースにはストラップホールが付いている。iPhone 7 Plusは大きいから、手から落としやすい。ストラップを装着すれば、本体の不意な落下を防げる。ストラップが付けられるのはうれしい。

 また、カメラとして使うときに安定するようにケースのグリップ部分はちょっと飛び出ていて、厚みもある(実測で約1.5cm)。グリップ部分以外も頑丈な作りになっていて、本体の保護もバッチリ問題ない。

 さらに、レンズユニットを付けた状態でもApple Payは使えた。

 レンズユニットの分だけ厚くなること以外は、ケースとして実用上の問題はなさそうだ。

●望遠側で撮りたい時は要注意!

 と、かなり面白いレンズ付きケースではあるが、望遠カメラを使いたい時には注意が必要だ。

 以前に記事で書いたけれども、標準カメラアプリでは「2x」を指定しても、望遠側のカメラを使うとは限らない。一定以上の暗さになると、「2x」を指定しても広角カメラを使ってデジタル2倍ズームをする仕様になってるのである。

 このケースを使う時は、この仕様を忘れちゃいけない。「望遠側で撮ったつもりなのに撮れてない!」ってことが起こりうる。

 それを防ぐには、「Microsoft Pix」や「Pro Camera」といった利用するカメラを固定できるサードパーティ製アプリを使うのが良い。以前に紹介した通り、iPhone 7 Plusのデュアルカメラに対応するアプリも増えている。

 もう1つ大事なのは、「ポートレートモード」(被写界深度エフェクト)を使えないということだ。

 iPhone 7 Plusのポートレートモードでは、広角カメラと望遠カメラ両方の画像を使って背景をボカす。よって、ShiftCamのレンズユニットのように広角側と望遠側で異なるレンズを装着しているとうまく撮影できないのだ。

 これらの注意点さえ頭に入れておけば、実に楽しい。

 持ち歩いてみてあれこれ撮影する中で、使用頻度が一番高かったのは0.65倍広角レンズだった。「もっと広角で撮りたい!」ということが意外に多かったのだ。

 2番目に多く使ったのが魚眼。魚眼って使いどころが難しいけれど、やっぱこういうの撮っちゃうよね。鼻デカ写真。

 そんなわけで、お値段はそれなりにするが、「頑丈なiPhoneケース」と「各種コンバージョンレンズ」のフルセットだと思えば、無茶な値段でもないかなとは思う。

 コンバージョンレンズのクオリティとしてはそんなに高くないけれど、カメラとしてのiPhoneをより楽しむための頑丈なケースと思えばいいんじゃないだろうか。少なくとも、こんなに簡単にいくつものレンズを切り替えて使えるケースは他にはあるまい。しかもiPhone 7 Plus専用なのだ。

 私は楽しんで使っております。

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