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「これはおいしい」越前市発、タイで大人気

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/01 13:10 毎日新聞
Photo: 福井県越前市の「ボルガライス」=日本ボルガラー協会提供 © 毎日新聞 福井県越前市の「ボルガライス」=日本ボルガラー協会提供

 オムライスにとんかつを乗せ、デミグラスソースなどをかける福井県越前市のご当地グルメ「ボルガライス」がタイでも提供されるようになり、人々の舌を喜ばせている。越前市では、この料理が町おこしにつながっている。バンコクでラーメン店を開く鈴木範生(のりお)さん(65)がその活動を知り、自分の店で提供を始めた。鈴木さんは「日本の大衆食の魅力が凝縮されている」と手応えを感じている。

 ボルガライスは越前市の前身、旧武生(たけふ)市の料理店が30年以上前に提供したのが最初とされる。名前の由来は「ロシアに『ボルガ』という卵料理があり、同じように卵を使っているため」など諸説あるが、実際のところ分かっていない。

 この料理を町おこしにつなげようと、地元に2010年、普及団体「日本ボルガラー協会」が発足した。今では市内で扱う店が約20店になった。協会側は「越前市発祥」をうたうことを条件に、東京や愛知など5都県で各1店舗を公認している。

 鈴木さんは今年2月から、自身が経営するバンコクのラーメン店「もっこりシーロム本店」でボルガライスを提供している。友人のフェイスブックで、協会の活動を取り上げた新聞記事を目にしたのがきっかけだった。鈴木さんは「日本好きのタイ人に受け入れられる」とヒットを確信。協会の波多野翼会長(29)に連絡を取り、「公認」を得た。

 ボリュームたっぷりで、デミグラスソースを使った料理は、すぐに評判になった。1食238バーツ(約700円)は現地では割高だが、1日で20食の注文を受ける人気メニューになった。

 協会のホームページのアクセス数は1カ月当たり約5000件だが、そのうち約300件がタイからで、関心の高さがうかがえる。波多野会長は「タイの人たちに日本や越前市に興味を持ってもらうきっかけになればうれしい」と喜んでいる。【村山豪】

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