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「ものすごく速い。さぁ、誰か買って」――破格のRadeon R9 295X2カードが登場!!

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2014/04/28 ITMedia
パソコンショップ・アークの新製品コーナー。ノートPC大のパッケージに入ったRadeon R9 295X2カードが奥に並んでいる パソコンショップ・アークの新製品コーナー。ノートPC大のパッケージに入ったRadeon R9 295X2カードが奥に並んでいる

 先週の各ショップの新製品コーナーでは、「Radeon R9 295X2」を搭載したグラフィックスカードがとにかく目立っていた。複数のメーカーから登場しており、税込み価格は20万円弱から22万円程度となる。

 Radeon R9 295X2は、1018MHzにオーバークロックした「Radeon R9 290X」を2基組み合わせて構成しており、1枚のカードで定格のR9 290Xの2倍を超えるパフォーマンスを実現する。DisplayPort(1.2)出力で最大4096×2160ドットの4K2K表示も可能だ。搭載するGDDR5メモリは8Gバイトで、ストリームプロセッサは5632ユニットとなる。そのぶん消費電力は500ワットと大きく、8ピンの補助電源を2基用意している。カード長は208ミリ(2段スロット占有)、Asetek製の水冷システムも組み合わせて冷却する仕組みだ。

 いくつかのショップではRadeon R9 295X2を動かしたデモを実施しており、いずれもずば抜けた結果を残している。BUY MORE秋葉原本店は「A10-7850Kと組み合わせたマシンで3DMARKを動かしていますが、(3DMARK内の高性能ゲームマシン向けテストである)Fire Strike 1.1がこんなに速く動くのは初めて見ました。実力は疑うところがないですね」と最上級に評価していた。

 ほかにも「4Kでゲームを楽しむには最高の環境が作れます。最近は4K映像を取り込むために大容量HDDを買い求める人も増えているので、そうした動きとリンクして盛り上げてくれれば嬉しいですね」(オリオスペック)と、従来の枠組みを超える性能に期待を寄せるコメントは多い。

 ただし、売れ行きにはあまり結びついていない様子。最大のネックは価格のようだ。「経済力的に買える人が限られますから」(BUY MORE秋葉原本店)、「せめて税込み18万円を切るくらいでないと、買えずに憧れで終わってしまうパターンになるかも」(オリオスペック)。続いて、消費電力への言及も少なくなかった。

 パソコンショップ・アークは「キロワット電源とセット購入が必須、みたいな仕様ですからね。ご自宅の供給アンペア数も考えないといけないレベルということで、なかなかハードルが高いです」と話す。

 様子見といっても、評価が定まるのを待つタイプではなく、高価で手が出せないけれど強くひかれるという高根の花タイプのようだ。

●予想以上の反響――税込み1万8000円の超小型ベアボーン「LIVA」が登場!

 ビッグサイズなR9 295X2カードとは対照的な、極小サイズの「LIVA」も負けないほどの注目を集めていた。118(幅)×70(奥行き)×56(高さ)ミリのボディを採用したECS製ベアボーンキットで、先週出回った「LIVA-B3-2G-32G」の価格は税込み1万8000円弱となる。

 LIVA-B3-2G-32Gは、Bay Trail-M世代のCPU「Celeron N2806」と2Gバイトメモリ、32Gバイトストレージ(eMMC)をオンボードしており、M2ソケットのIEEE802.11a/b/g/n+Bluetooth 4.0カードも標準装備している。ユーザー側で用意するのはOSのみといった構成だ。対応OSは64ビット版Windows 8.1で、後日Windows 7やUbuntuもサポート予定という。

 消費電力も低く、5ボルト×3アンペアのACアダプタで稼働する仕組みだ。電源ポートはmicro USBの形状をしており、サポート外ながら「タブレットが給電できる2.1アンペア出力のモバイルバッテリでも動いたらしいです」(BUY MORE秋葉原本店)といったウワサも流れている。

 そうした扱いやすさから、入荷したBUY MORE秋葉原本店では予想以上の反響があったという。「初回入荷分は予約の時点でいっぱいになるくらいでした。いろいろと遊んでみたいという人が多くて、次回入荷の予約もけっこういただいている状況です」。次回入荷は5月の大型連休明けになる公算が高いそうだ。

●「こういう器を待っていた」――GPUクーラー「MORPHEUS」が話題に

 冷却パーツでは、RAIJINTEKのGPUクーラー「MORPHEUS」が話題になっていた。長さ254ミリのヒートシンクに6本のヒートパイプが走るシンプルな形状で、ファンは同梱しない。税込み価格は8000円強。対応GPUはGeForce GTX 780(Ti)/770/760/680/660(Ti)/650(Ti)とRadeon R9 290(X)/270(X)、HD 7870/7850となる。

 別売りの12センチファン2基を組み合わせる設計で、TDP 360ワットのカードにも対応できる仕様となっている。搭載可能なファンは25ミリ厚のもので、占有ブラケットはグラフィックスカード込みで最大4スロットに及ぶ。

 オリオスペックは「好みのファンと組み合わせられる器の大きさが、冷却性能とともに魅力です。GPUクーラーはCPUクーラーと比べてラインアップが少ないですが、需要は伸びているんですよ。こういう自由度の高いモデルが出てくれれば、それだけで幅がグンと広がるのでありがたいですね」と喜んでいた。

 GPUクーラーの選択肢を求める動きは、NZXTの「KRAKEN G10」のヒットにも見ることができる。CPU用の簡易水冷キットをGPU用に転用するためのキットで、価格は4000円強。3月中旬に登場したものの、大反響でまもなく入手困難となった。

 4月に入って再入荷したTSUKUMO eX.は「再入荷後もかなり好調に売れています。発熱的にもビジュアル的にもグラフィックスカード側の冷却をいろいろいじりたいという人はけっこういますからね」と話していた。

●ガラス側面の「IW-CF01-G」と静音&高冷却の「PC-B16B」――3万円台後半の高級ケースに注目

 先週は3万円台後半の高級PCケースの新製品が複数みられた。

 ドスパラ パーツ館に入荷したのは、IN WINのATXモデル「IW-CF01-G」。側面パネルに強化ガラスを使ったスタイリッシュなケースで、吸気に使う側面方向の貫通口が前方下部に空き、背面にケーブルが整理しやすい二重構造を採用するなど、素材も構造もユニークだ。2013年末に登場した「IW-CF01」のカラーバリエーションモデルで、税込み価格は3万7800円となる。

 同店は「世界で限定200台生産ということで、再入荷はまず望めない特別なケースですね。デザインにこだわるなら、存在感のあるいいモデルだと思いますよ」とプッシュしていた。

 もう1つの高級ケースは、Lian-LiのATXケース「PC-B16B」だ。左右側面と前面、上面に防音シートを張りつつ、前面と上面には広い通気口を設けており、高い静音性とエアフローの自由度を両立させているのが特徴だ。価格は3万7000円弱となる。

 オリオスペックは「シャーシも分厚くて、フロントドアの開閉具合もしっかりしています。細部までこだわり抜いていて、実機を見ればみるほど良さが伝わってきますね」と話していた。

[古田雄介,ITmedia]

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