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「モノが多すぎる」趣味人の夫のコレクションを片づけるコツ

エキサイト Bit のロゴ エキサイト Bit 2017/05/13 田幸和歌子
© Excite Bit 提供

断捨離・片付けの番組や雑誌記事、本を見るたび、感じるのは「一人暮らしならできるかもしれないけど、家族が一緒だとこうもいかないよなぁ」ということ。

特に夫がコレクターだったり、趣味人だったりする場合には「夫のモノが多すぎる」と嘆く女性が多く、ネットの掲示板などには多数の悩みが見られる。

整理収納アドバイザーに聞く片付けのコツ

夫のモノが多すぎる場合、片付けはどうしたら? 『ずっと美しく暮らす シンプル収納の家づくり』等の著書を持つ、整理収納アドバイザーで「Interior-R」の西口理恵子さんに聞いたところ、実は西口さんもかつて同じ悩みの持ち主だったことが発覚!

「私の主人も独身時代にはすごくモノが多くて、捨てられない人でした。主人の場合、同じモノをたくさん持つことが多く、例えば黒のTシャツだけで40枚くらいあったんです」

しかし、「結果」には必ず「原因」があるもの。そこで、まず「原因を聞く・探る」と、その過程で「以前、週に一度まとめて洗濯するため、なくなって困る経験が増えた→同じモノをたくさん持つようになった」ことがわかったそう。

「原因がわかれば、取り除く方法が見えてきます。我が家の場合、これまで全部たたんでしまわれていた40枚ものTシャツを、1枚ずつ全部ハンガーにかけて、見えるようにしました。見えることで初めて『たくさんある』ということに気づいたのです」

コレクターや趣味人にも、まず「原因」を聞くことが有効だそう。

とはいえ、コレクターや趣味人の場合、価値観をなかなか共有できないだけに、難しいけど……。

「モノの多いご主人に片づけてほしいと言いにくいのは、実は奥様のほうもあまり収納していない可能性がありますよ。例えば、自分の服やバッグが大量にあると、ご主人にモノを捨てろ・減らせと言ったところで、逆に『じゃあ、お前はどうなんだ?』と言われてしまうかもしれません」

夫に「捨てろ」と言う前にすべきこと

また、言葉で「捨てろ」と言うよりも、「モノがないとスッキリして気持ちが良い」ということ、モノがないことで得られるゆとりを体感してもらう必要があるとか。

「モノを持つことで、時間とお金と場所と、こころのゆとりの4つが奪われます。人生の時間は決まっているのに、モノを捨てるかどうかで悩む時間はもったいない。モノを持つことのほうがもったいないということを、論理的に話しましょう。そして、まずはご主人に言う前に、自分のところを片付けることが大切です」

確かに自分も「とりあえず」積み上げた雑多なモノの多さを指摘されたら、ぐうの音も出ない。

「また、本やCD、フィギュアなどのコレクションの場合、実はきちんと見えるように収納してあげれば、さほど場所をとらないこともあります。奥行20センチくらいで天井まである棚を作れば、かなりの量が収納できますよ」

また、服の多いご主人には、「3枚のうち2枚褒める(これ、カッコいい! 似合う!など)」+「1枚けなす(これ、もう薄くなってるよ。首元が伸びてるよ、など)」方法を使うと、単にけなされるよりも、褒められた分だけ気持ちよく捨てる・片付ける方向に動くようになるそうだ。

「何より、日本は床面積あたりの土地の値段が非常に高いですから。1平方メートルあたり40~50万円もかかるということを、考えなくてはいけません。また、『モノが多い』ことが悪いのではなく、『適正量が決まっていない』ことが悪いのです。服なら〇枚とか、CDや本なら△個、□冊といったかたちで、数字にしておきましょう。そのうえで、見えるようにきれいに収納すると、心にゆとりができて、『こんなに持っている幸せ』を今よりも感じ、日々楽しめると思います」

時間を区切って「ゲーム感覚」で

コレクターもひとつひとつのモノをきちんと把握しているかというと、必ずしもそうではなく、買ったことで満足し、その後は積まれていたり、放置されていたりするケースが案外多いのでは?

しかし、きちんと見えるように収納すると、「大事にする」「満足する」ようになるそう。

ちなみに、コレクターや趣味人などの夫のモノは、勝手に捨てたり片づけたりすることができないが、かといって本人任せだと、なかなか片付かない。だからこそ、一緒に片付けするのがおすすめだと西口さんは言う。

「片付けはダラダラ長時間やるよりも、30分や1時間など短い時間を決めてやるほうが良いと思います。例えば、キッチンタイマーをセットして、『夜8時から8時半までの30分、ヨーイドンでどこまでキレイにできるかやってみよう』などとゲーム感覚で行うと、効率よく、楽しくできますよ」

まずは自分の持ち物の収納をきちんとし、夫のモノとも一緒に向き合ってみるか。

(田幸和歌子)

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