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「売れ筋がWindows 7に戻りそう」―Windows 8の優待価格、終わる

2014/09/19

駆け込み需要が終わったWindows 8 Proアップグレード版

週末に撮影したツートップ秋葉原本店のOS価格表。Windows 8 Proアップグレード版 通常パックのみ入荷待ちだった

 

 約6000円で買える「Windows 8 Proアップグレード版」優待パックの取り扱いが1月31日で終わり、2月に入って2万6000~7000円前後の通常パックが店頭に並ぶようになった。同時に「Windows 8アップグレード版」の販売も1万4000円前後でスタートしている。なお、優待パックの在庫は一旦回収され、通常パックの入荷を待つタイムラグがあるため、一時的に8 Proアップグレード版が入手困難な状態となった。

 1月末まで、各ショップでは激しい駆け込み需要が発生していたという。パソコンハウス東映は「31日は本当に飛ぶように売れました。1人で10本以上買っていく方もいたぐらいです。まあ、次の日からは4.5倍近くになるわけだから、買う予定があるなら今のうちにという気持ちよく分かりますけどね」と語る。「31日は飛ぶように売れた」とのコメントはほかのショップでも聞かれた。期限が迫るに従って駆け込みの度合いが急激に高まった様子がうかがえる。

 需要先食いの反動から、2月以降はOSのトレンドが大きく変わるとみられている。今後の動きについて、最も多かった予想はWindows 7への回帰だ。ZOA秋葉原本店は「価格のバランス的に、8 Proアップグレードの需要がDSP版8/8 Proや8アップグレード版に流れそうですが、2月に入って急に人気を伸ばしたのはWindows 7 Professionalです。どんな構成でも一定の機能性や操作性が確保される7は、自作PCとの相性がいいというのもあって、今後もしばらくは7が欠かせない存在であり続けると思います」と話していた。

 そのうえでWindows 8に期待する声も少なくない。ドスパラ パーツ館は「8はマウスやキーボードがなくても、タッチ液晶やタッチパッドなどでかなりの操作ができるというメリットがあります。個人的には7マシンがメインで、8がサブという組み合わせも面白いと思いますよ。机に2台キーボードが並ぶのはやっぱりじゃまですし」と8ならではの強みをアピールしていた。今後のWindows 7とWindows 8の動向に注目したい。

 ちなみに、一部のショップは2月1日になっても優待価格の8 Proアップグレードを販売していた。周囲からは「なにやらがんばっていますけど、このあとどうなるんでしょうね……」と、“逆フライング”に対する不満よりも、無謀さを心配する声のほうが多かった。
 

1月31日のパソコンハウス東映レジ前(写真=左)。ZOA秋葉原本店のOS売り場。2月に入ってWindows 7の人気が加速しているという(写真=中央)。PC DIY SHOP FreeTに並ぶWindows 8。手前左から、8 Proアップグレード、8アップグレード、8 Pro Pack(写真=右)

ロープロ&補助電源なしのGTX 650カードと、USB 3.0対応のCeleronオンボードマザーが登場!

ZOTAC「GTX 650 LP 1GB 128BIT DDR5」

 グラフィックスカードの注目株は、ZOTACのGeForce GTX 650モデル「GTX 650 LP 1GB 128BIT DDR5」だ。価格は1万4000円前後。GeForce GTX 650では初のロープロファイル対応モデルで、補助電源も不要となっている。

 入荷したTSUKUMO eX.は「GTX 650カードとしては高価ですが、初回から好調に売れています。やはりロープロファイル対応というところが喜ばれているんだと思います。補助電源なしというのも特徴ですが、ミドルレンジクラスのGeForceユーザーはあまりそこを気にしない傾向がありますから」と話していた。

 マザーボードの注目株は、先々週末に出回り始めたASUSTeKのCeleron 847オンボードマザー「C8HM70-I/HDMI」だ。チップセットにIntel HM70 Expressを採用したmini-ITXモデルで、価格は8500円弱となる。

 Celeron 847オンボードのmini-ITXマザーはすでに複数のメーカーがリリースしているが、HM70チップセットを採用した製品は初めて。ネイティブでUSB 3.0に対応するのが、主流のNM70チップセットとの主な違いだ。パソコンハウス東映は「SATAポートが少なめなのはネックですが、USB 3.0が使えるというのは、周辺機器と接続する機会が多い小型マシンの事情を考えると強力なアピールポイントになると思います」と評価していた。ライバル機との価格差がないこともあり、初回から好調に売れているとの声を複数聞いた。

ASUSTeK「C8HM70-I/HDMI」

市松柄のキューブケースと電子レンジサイズの大型ケースがデビュー

 ビジュアル的なインパクトの強い新製品はPCケースに多かった。アビーから登場したのは、全面パネルに市松模様のようなモノトーンの装飾を施したキューブケース。mincro ATXサイズ「cubic CP730」とmini-ITXサイズ「cubic CP330」の2種類があり、価格は3万3000円弱と3万円弱となる。

 入荷したソフマップ秋葉原リユース総合館は「アビー製だけに安くはないですが、新しいデザインを投入し続ける姿勢は流石ですね。高嶺の花的にあこがれている人を含めて固定ファンは多くいるので、存在感は確かにあります」と話していた。

アビーの「cubic CP730」(写真=左)と「cubic CP330」(写真=右)

 ATXケースの注目株は、クーラーマスターの「HAF XB」。マザーボードを横にして固定するボックスタイプのケースで、本体サイズは442(幅)×423(奥行き)×330(高さ)ミリ。価格は1万5000円前後だ。

 内部は上下2層に分かれており、マザーボードを上層に、電源ユニットやドライブ類を下層に配置する。ドライブベイは5型が2基、2.5型が2基に、リムーバブル対応の3.5/2.5型ベイ両対応が2基という構成だ。一般的なタワーケースと比べて内部スペースに余裕があり、高さ18センチのCPUクーラーや334ミリまでのグラフィックスカード、奥行き180ミリの電源ユニットなど、大型のパーツが載せやすいメリットもある。

 TSUKUMO eX.は「左右側面に取っ手があるので、最初見たときは電子レンジに似てると思いました。ケースだけで8.3キロと思いますが、そのぶんビビリ音が出にくいしっかりした作りになっています。メンテナンスも楽ですし、設置スペースに問題なければ魅力的なケースだと思いますよ」と高く評価していた。

クーラーマスター「HAF XB」

10点タッチ対応液晶ディスプレイやIntel SSD335の180Gバイトモデルなど

LG電子「23ET83V-W」

 Windows 8対応のタッチパネル液晶に新モデルが加わった。LG電子の23型フルHDモデル「23ET83V-W」で、10点同時タッチに対応している。価格は5万円弱だ。

 入荷したPC DIY SHOP FreeTは「エイサーの『T232HLbmidz』に続く8向けタッチ液晶ということで、選択肢が増えたのはいいですね。タッチ液晶の潜在需要はかなりあるので、このまま普及して安くなっていけば大ブレイクする可能性もあると思います。どんどん選択肢が増えてくれれば」と期待を込めていた。

 Windows 8対応タッチパッドも、これまではロジクールの「Wireless Rechargeable Touchpad t650」がオンリーワンとなっていたが、選択肢が広がった。先週末にエレコムのデジタル無線式タッチパッド「M-TP01DSBK」が登場し、5500円弱の価格で出回っている。入荷したパソコンハウス東映は「本体の大きさも137(幅)×127(奥行き)ミリと、t650に近くて扱いやすいですね。そのうえで割安なのがポイントです。今後に期待したいです」と語る。

 最後はSSDの新モデルだ。インテルの低価格シリーズ「SSD335」に180Gバイトモデル「SSDSC2CT180A4K5」が加わった。価格は1万6000円前後だ。これまで同シリーズは240Gバイトモデル「SSDSC2CT240A4K5」のみが出回っていた。

 TSUKUMO eX.は「少し小さめの容量が選べるようになったのは朗報です。ただ、現時点では240Gバイトモデルと比べて2000円程度の差しかないので、価格が落ち着くのを待つような空気も感じます」と話していた。

エレコム「M-TP01DSBK」(写真=左)。インテル「SSD335 SSDSC2CT180A4K5」(写真=中央/右)

 

 

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