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「孤高の表現者」アウトサイドを訪ね歩く 関東初のツアー開催!

エキサイト Bit のロゴ エキサイト Bit 2017/08/16 内堀たかふみ

誰にも評価されずとも、ひたすら何かを生み出し、創り出す「孤高の表現者」。彼らがひたむきに創作する姿は、趣味の域を超えてライフワーク、生き様そのものであることが多い。

そんなアウトサイドの創作現場を訪ね歩くという極めてレアなツアーがこの週末に開催される。

それが、「櫛野展正と行く!アウトサイドの現場訪問《関東ツアー》」だ。

主催者である櫛野展正(くしの・のぶまさ)さんは普段、アウトサイドにいる(と思われている)人々、例えば障害者、ヤンキー、犯罪者、老人、ホームレスといった社会的少数者の表現活動を発掘し、紹介している人物。彼の歩みはこの記事を見てほしいが、広島の知的障害者の福祉施設で生活支援員として働いていたとき、ある出来事がきっかけで今の活動を始めた。

さて今回の関東初ツアーは8月19日と20日の2日。19日はすでに参加人数の定員(25人)は埋まっておりキャンセル待ちだが、改めてそれぞれどんな人のもとに行くのか、またその際の楽しみ方、見どころをお聞きしていこう。

まずは19日(土曜日)から。

聖徳太子の名を継ぐ発明家兼ミュージシャン(蒲田)

© Excite Bit 提供

櫛野さん「この方は秋月聖徳太子さんといいます。夢に出てきた聖徳太子のお告げによって40歳ころからそう名乗っています。ちなみにこの写真の壁に飾られていたり、机に置いてある青い物体は『カポネオ』といって、笛とカスタネットを組み合わせたオリジナル楽器です。商品化しようと作ったのですが在庫が余ってしまったため展示しています」

ツアーでは、どうやって聖徳太子からどんなお告げを言い渡されたのか聞いてみよう。またカポネオも演奏できるかもしれない。

地球を「ありがとう星」と言おうと熱弁しているカエル(渋谷)

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櫛野さん「この方は、ありがとう星のカエルといいます。この20年間で彼が訴え続けていることは、地球を『ありがとう星』と言おうということ。そのために月に1、2回、故郷の茨城からカエルの格好のまま電車を乗り継ぎ、新宿や渋谷の街頭で演説しています。この方、今まで意外と知られていないんですよね。まさに“灯台下暗し”といったところです」

普段、なかなかこうした人に声をかけづらい。だが今回は櫛野さんが仲介役。そこで思う存分、気になることを聞いてみよう。

ドクター・中松の発明品ミュージアム(学芸大学)

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櫛野さん「もはや説明不要のドクター・中松さんですが、今回は彼の発明品を

収集しているミュージアムに訪れ、過去の発明品を鑑賞します。もしかしたらジャンビング・シューズも履けるかもしれません」

スケジュールが合えば中松氏本人とも面会できるという。そのときを楽しみに待とう。

流木で人形を作る男(横浜)

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櫛野さん「この方は飯田さんと言いまして、流木や自分の敷地の材木で、灰皿つきの人形や河童の人形を作っています。また廃材を使ってツリーハウスを5日間で作りました」

普段は味わえない木のぬくもりを感じよう。またツリーハウスに登ることもできるかもしれない。

続いて2日目の20日(日曜日)。

セルフビルドで廃材を使って龍を作る男(横浜)

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櫛野さん「この方は生亀光明(いきがめ・みつあき)さんといって、これまでほとんどメディアに出たことのない人です。私も最近初めて見つけました。彼は元大工の経験を活かして、カーブミラーや空き缶などのさまざまな廃材でオブジェを作っています。写真に写るのは龍のオブジェとのことです」

この建造物を間近で見るには屋根にのぼらなくてはならないそうだが、希望すれば屋根にのぼらせてくれるかもしれないという。また奥さんはご主人の趣味をあまりよく思っていないそうで「早く壊してほしい」とのこと。生亀さんの熱い情熱を聞いてみよう。

家をデコる男(横浜)

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櫛野さん「この方は小林伸一さんといいます。家じゅうをハートマークや富士山でデコレーションしているおじいちゃんです。またこの方のライフワークはもう1つありまして、手の平サイズのミニチュア下駄を作っているんです。

1枚目の写真左に積み上げられた箱には、それぞれその下駄を入れてあります。誰がいつ来てもプレゼントできるように普段から用意してくれています。また珍しいメーカーのお菓子も収集しているので、それも食べることができますよ」

そもそもどうしてハートや富士山を描こうと思ったのか、小林さんに聞いてみよう。またインスタ映えする家を撮影してみよう。

帽子おじさんの帽子着用体験(横浜・中区)

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櫛野さん「このおじさん、横浜では『帽子おじさん』として20年ほど有名でした。しかし首に負担にかかりすぎることから2015年に引退してしまったんです。ただ今回は、実際に着用していた4~5個の帽子を見学したり、かぶったりことができます」

ほか19日には途中で、死刑囚の描いた絵が現在展示されているアートスペースにも案内してくださるという。

櫛野さんは最後にこう語る。「その人を育んだ環境を知るとともに、どうして作ろうと思ったのかといったことも直接聞けます。これは、普通に美術館に行って、並べられた作品を見るだけとは違う、得がたい体験になるはず。いい意味で人の言うことをきかない、ずっとやり続けている人の凄みを感じてほしいと思います」

20日はまだ若干定員に余裕があるのでぜひこの際に応募してみよう。

・櫛野さんの連絡はこちらまで

kushiterra@gmail.com

・イベントの詳細は

8月19日(土)

https://eventon.jp/8121

8月20日(日)

https://eventon.jp/8192

(内堀たかふみ)

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