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「胸やパンストに顔を近づけて嗅ぐ」アダルトVR、開発者の“野望” 「VRでエロをしないといけない」

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2017/05/08
「胸やパンストに顔を近づけて嗅ぐ」アダルトVR、開発者の“野望” 「VRでエロをしないといけない」: アダルトゲーム「VRカノジョ」 © ITmedia NEWS 提供 アダルトゲーム「VRカノジョ」

 VR(仮想現実)空間で、女の子の胸やパンストの匂いを嗅げる――アダルトゲーム「VRカノジョ」と、香りを出せるデバイス「VAQSO VR」を組み合わせたデモンストレーションが、「Unite 2017 Tokyo」(5月8〜9日、東京国際フォーラム)に出展されている。

 今回の出展は、アダルトゲームメーカーのイリュージョンと、「嗅覚系デバイス」を開発するベンチャー企業のVAQSOがコラボレーションしたもの。その裏には、両社それぞれの“野望”があるようだ。共同出展の狙いを聞いた。

●「胸に顔を近づけて」

 VRカノジョは、イリュージョンが2月に発売したVR専用アダルトゲーム。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Oculus Rift」もしくは「HTC Vive」を装着すると、3D空間で女の子のキャラクター「夕陽さくら」と触れ合えるという内容だ。

 VAQSO VRは、市販のHMDに磁石で取り付け、ユーザーが見ている映像に合わせて最大5種類の香りを出し分けるデバイス。

 今回のコラボでは、来場者がOculus Riftをかぶると、目の前に夕陽さくらの部屋が広がる。彼女の「胸に顔を近づけて」「パンストの匂いを嗅いで」という指示に従い、実際に体を寄せると、匂いが楽しめる。実際に記者が体験したところ、パンストは化学繊維の匂いに混じって、どこか石けん(シャンプー?)のような爽やかな香りがした。

 VAQSOの川口健太郎CEOは「(夕陽さくらの)若くて清潔感があるイメージをもとに、石けんや制汗剤の香りを調合した」と話す。パンストは、イリュージョンの開発メンバーと相談し、「デフォルメしたかわいい印象の香りではなく、よりリアルな匂い」を意識したという。

 そのまま嗅ぎ続けていると、さくらに恥ずかしがられ、タイムアップ。映像の最後では、彼女がくれるガムからミントのような香りがした。

●「VRでエロをしないといけない」

 今回のコラボは、イリュージョンから打診したという。同社VR企画開発部の大鶴尚之さんは「VRでエロをしないといけない」と熱く語る。「(イリュージョンは)長くPC向けのアダルトゲームを手掛けてきたが、業界全体が徐々に右肩下がり。もう一度、盛り上げるためには、新しい技術であるVRが必要」という。

 「VRはさまざまなコンテンツがあるが、キャラクターとの相性がよい。それまでPCのディスプレイ越しに見ていた異性のキャラが、目の前にいる体験は影響が大きい」(大鶴さん)

 「(一般的なVRは)視覚と聴覚の再現はできているが、五感をフルにハックしたい」と大鶴さん。触覚はハードルが高いと考え、匂いのデバイスを開発するVAQSOに注目したという。大鶴さんは、VAQSO VRを「実際に体験してみると、脳にダイレクトな刺激がきた。デバイスもコンパクトで、出来がよい」と評価する。

 いつかは、この匂いとともに「手に持った感覚を再現したい」と大鶴さんは語る。「女の子の胸をもみながら、においを感じる。体に抱き着いて髪の毛の香りがすれば、安心感が得られるのではないか」。

 ネット上では、VRカノジョは「現実に彼女を作らなくてもよい」「少子化につながるのでは」など、冗談まじりの感想も飛び交う。大鶴さんは「(VRカノジョをプレイすることで)逆にVRでは物足りなくなって、リアルな女の子と付き合いたくなる人が出てくれば、それはそれでありがたい」と話す。

 「女の子と対峙するのが苦手という人も、VRカノジョを“訓練”だと思って試してもらって、実際の世界でもアピールできるようになってもらいたい」(大鶴さん)

●「匂いはさまざまな産業と結び付く」

 「アダルトゲームと組んでほしい」――他方、コラボ相手のVAQSOには、ネットユーザーからそんな意見が寄せられていたという。同社がVAQSO VRを発表したのは今年1月のこと。年内の発売を目指し、より多くのユーザーを獲得するために、実際に体験してもらう場を設け、意見を取り入れている段階だ。

 VAQSOの川口CEOは「匂いはさまざまな産業と結び付く」と話す。「嗅覚だと、アロマや化粧品などの製品が思い付くが、いずれも消費者向け。B2Bに特化したものはない」(川口CEO)。

 例えば、缶コーヒーの看板広告の前をユーザーが通ると、センサーが感知してコーヒーの香りを出すなど「(匂いのデバイスは)ポテンシャルがある」と川口CEOは話す。

 「ゲーム以外だと、映画とも組み合わせたい。砂漠の中を歩くシーンの360度映像を見ていると、砂っぽい匂いがするというように、臨場感を出したい。ハリウッド映画の“VAQSO版”が出せたら、アツい展開だと思う」。

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