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「赤いiPhone登場」の今振り返る “iPhoneの10年間”とデザインの歴史

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/03/22
「赤いiPhone登場」の今振り返る “iPhoneの10年間”とデザインの歴史: iPhone 7 (PRODUCT)RED © ITmedia Mobile 提供 iPhone 7 (PRODUCT)RED

 iPhone 7シリーズに新色の「(PRODUCT)RED」が登場した。これまでの「ジェットブラック」「ブラック」「シルバー」「ゴールド」「ローズゴールド」に加えて全6色構成となり、過去のiPhoneの中でも最もカラーバリエーションの多いモデルとなった。

 今でこそデザイン面でも豊富な選択肢があるiPhoneだが、2007年の初登場時には「シルバー」の1色しか用意されておらず、ディテールも異なるものだった。今回は過去10年間のiPhoneの歴史を簡単に振り返りながら、デザインがどのように変遷していったかを見ていこう。

●初代iPhone(2007年、日本未発売)

 「今日、Appleは電話を再発明する」――記念すべき初代iPhoneは、2007年1月9日の「Macworld Conference & Expo 2007」で発表された。基調講演のスティーブ・ジョブズ氏によるプレゼンテーションは、今では語り草となっている。

 QWERTYキーボードを搭載したそれまでの(いわゆる)“スマートフォン”とは一線を画した、全画面タッチパネルのデザイン。カラーは「シルバー」1色で、背面は上がシルバー、下5分の1ほどがブラックのツートンカラーだった。

 今では小型の部類に入る3.5型ディスプレイは、当時のITmediaの記事には「iPhoneの最大の特徴は、採用するディスプレイが3.5型(320×480ピクセル)と非常に大きく」と書かれている。ちなみに容量は「4GBモデル」(!)と「8GBモデル」の2種類だった。

●iPhone 3G(2008年)

 待望の“国内初iPhone”となった「iPhone 3G」は、2008年6月に発表された。3G通信に対応し、GPSを搭載、サードパーティー(他社製)アプリに対応するなど(初代ではApple純正アプリしか使えなかった)、実用面で大きな進化を遂げた。

 ボディーカラーはホワイトとブラックの2種類に。ここから数年間はしばらくこの2色展開が続くことになる。

●iPhone 3GS(2009年)

 2009年の「iPhone 3GS」(当初は「iPhone 3G S」表記)ではカメラがオートフォーカスに対応し、音声コントロールやテザリング、デジタルコンパスを新たに搭載するなど、現在のiPhoneにつながる基本機能が充実した。

 一方でデザイン面では大きな変化はなく、前モデルの3Gとほぼ同じ。カラーもブラックとホワイトの2色のままだった。

●iPhone 4(2010年)

 外観が大きく変化し、“新しいiPhone”を強く印象付けた「iPhone 4」。ボディーをこれまでの丸みを帯びたものから一新し、背面がフラットに、より直線的なデザインになった。3.5型のディスプレイサイズはそのままに、全体が小型・薄型・軽量化され、背面素材もポリカーボネートから強化ガラスに替わるなど、よりシャープな見た目に変更された。

 カラーはホワイトとブラックの2色展開のままだが、ホワイトモデルが製造上の問題により発売延期を繰り返し、ようやく発売されたのは当初の予定日のなんと10カ月後だった。

●iPhone 4s(2011年)

 2011年の「iPhone 4s」(当初は「iPhone 4S」表記)は、前年のiPhone 4からの正当進化モデルとなった。デザイン上は大きな変化はないが、プロセッサやカメラ性能が向上し、現在はおなじみの音声アシスタント「Siri」が搭載されたのもこのモデルから。

 それまでのiPhoneは国内キャリアではソフトバンクのみの独占販売体制だったが、auもここに参入し、あらためて両社間で料金プランなどが比較されるようになった。また、発表直後にスティーブ・ジョブズ氏が死去したこともあり、「“4S”とは“for Steve”を意味しているのでは?」といったうわさも流れた。

●iPhone 5(2012年)

 ナンバリングが変更され、ボディーデザインもモデルチェンジした「iPhone 5」。初代から変わることのなかった画面サイズが、従来の3.5型から4型へと大型化した。ボディーは全体に薄型・小型化し、画面にあわせて縦長デザインになった。それまでDockコネクターと呼ばれていた30ピン端子に代わって、Lightningが導入されたのも大きな変更点だ。

 カラーは従来の「ブラック」「ホワイト」から、ツートンカラーの「ブラック&スレート」と「ホワイト&シルバー」となった。

●iPhone 5s/5c(2013年)

 “2つのiPhone”として登場した2013年の「iPhone 5s」「iPhone 5c」。スペックを向上させたハイエンドモデルの5sと、5色のカラーバリエーションを用意した(実質)廉価版の5cの二軸展開が話題を呼んだ。

 5sはホームボタンに指紋認証センサーの「Touch ID」が搭載され、カラーも「スペースグレイ」「ゴールド」「シルバー」の3色に。5cは「ブルー」「ホワイト」「レッド」「イエロー」「グリーン」の5色をポリカーボネートパネルに乗せた。販売元にNTTドコモが加わり、国内主要3キャリアでiPhoneが買えるようになった。

●iPhone 6/6 Plus(2014年)

 事前に「『通常モデル』と『画面を大型化させた新モデル』の2種類が発表される」との情報が流れていた2014年のiPhone。うわさ通り、4.7型の「iPhone 6」と5.5型の「iPhone 6 Plus」が発表された。

 他社からも大画面スマホが続々と登場する中、iPhone史上最大のディスプレイを搭載した6 Plusのインパクトは大きく、また128GBモデルが9万9800円(当時)という高価格であったことも注目された。カラーは両モデルとも「スペースグレイ」「ゴールド」「シルバー」の3色展開。大画面の6 Plusが「ボディーが曲がる」といったユーザー報告があったことでも話題となった。

●iPhone 6s/6s Plus(2015年)

 前年のモデルが正当進化した「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」。カラーは新たに「ローズゴールド」が加わった。基本的なデザインは変わらないが、アルミニウムの強度を増した影響か、サイズと重さがやや増加した。

●iPhone SE(2016年)

 これまでのナンバリングの流れからは外れて、過去のモデルであるiPhone 5sをブラッシュアップした「iPhone SE」。iPhone 6 PlusやiPhone 6s Plusで大画面化がなされた一方で、片手に収まる小型iPhoneを望む声も大きく、4型ディスプレイに回帰した製品だ。

 デザインはベースとなったiPhone 5sとほぼ同じ。カラーはおなじみのスペースグレイ、ゴールド、シルバーにローズゴールドを加えた4色を展開した。純粋なハイエンドモデルではないため、iPhoneの新製品としては比較的安価で、SIMフリーモデルも人気を集めた。

●iPhone 7/7 Plus(2016年)

 現行での最新モデルとなる「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」は、iPhoneシリーズとして初の耐水性能を備え、イヤフォンマイク端子が廃止されるなど、外観以外での部分の変化が大きなモデルとなった。

 カラーは従来通りのローズゴールド、ゴールド、シルバーに、スペースグレイが廃止されてブラックとジェットブラックが加わり、当初は5色展開に。さらに2017年3月21日(現地時間)、「(PRODUCT)RED」が追加され、全6色から選択可能になった。

●まだ見ぬiPhone 8(仮)の姿は?

 そして2017年、iPhone 8(仮)に関してもさまざまな情報が流れている。曲面ディスプレイやワイヤレス充電の採用、ホームボタンやLightningコネクターの廃止など、大幅なモデルチェンジが期待されているようだ。もちろん、現段階ではどれも単なるうわさにすぎない。

 iPhoneが登場し、進化を続けてきたこの10年は、そのままスマートフォンの進化の歴史とも言える10年だった。これまでのiPhoneの変遷を今あらためて振り返りつつ、10周年を記念する次期モデルの姿を心待ちにしたい。

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