古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

「鈍足」李大浩が全力疾走

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/07 毎日新聞

 ○ソフトバンク5−3日本ハム●(7日、ヤフオクドーム)

 130キロの巨体をゆすって李大浩が一塁から一気に本塁までかけぬけた。2点を追う四回の一塁走者。長谷川の右中間を破る二塁打で迷うことなかった。ダッグアウトに戻った李大浩は足を引きずりながら肩で大きく息をして、チームメートと派手なハイタッチ。試合後は「(走塁は)無理、無理」と照れ笑いを見せた。

 自他ともに認める「鈍足」。だが、一回はフェンス直撃の当たりで、思い切って二塁を狙って際どいタイミングの好走塁。五回のボテボテの三ゴロでも一塁まで内野安打を奪おうと全力疾走を見せた。笘篠外野守備走塁コーチは「足の遅さはピカイチ。でも、遅いなりに常に一生懸命走ってくれる」と真面目な姿勢をたたえる。

 3日前、試合前の打撃練習で左足に自打球を当て、今も痛みは残る。一塁の守りは控え、志願しての指名打者での出場。打撃では踏み込めずに影響を隠せないが、「痛いと言っていられない。プロとしてできる範囲でやらないといけない」と言い切る。

 全力プレーの背景には「野球は団体スポーツという考え方でやってきた。ホークスでもそれを忘れない」というポリシーがある。常にチームの勝利が最優先で、本塁打を打ってもチームが負ければ表情は浮かない。パワーあふれる打撃だけでなく、姿勢でもチームの中心に座りつつある。【小林悠太】

毎日新聞の関連記事

image beaconimage beaconimage beacon