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「青い小径」挿絵原画見つかる 新潟・新発田

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/01 19:06 毎日新聞
Photo: 見つかった竹久夢二の原画(上)と「青い小径」(下)=新潟県新発田市の蕗谷虹児記念館で、柳沢亮撮影 © 毎日新聞 見つかった竹久夢二の原画(上)と「青い小径」(下)=新潟県新発田市の蕗谷虹児記念館で、柳沢亮撮影

 大正ロマンを代表する画家、竹久夢二(1884〜1934年)の詩画集「青い小径(こみち)」の挿絵原画全23点が、夢二とゆかりの深い、新潟県新発田市出身の挿絵画家、蕗谷虹児(ふきや・こうじ)(1898〜1979年)の作品を展示している「蕗谷虹児記念館」(同市中央町4)で見つかった。同館によると、夢二の挿絵原画がひとそろえで出てきたのは珍しいという。【柳沢亮】

 青い小径は、1921年に初版が出された詩画集で、今回見つかったのは改版され、25年に出版されたものの原画。全23点の原画の大きさはさまざまあるが、一番大きいもので縦約28センチ、横約20センチある。いずれも白色や茶色の洋紙にペン画で夢二独特の優しいタッチで女性たちが描かれている。

 同館によると、原画は今年1月、同館のスタッフが倉庫の中から見つけた。現在、都内で開催中の「蕗谷虹児展」に展示する作品の整理をしていたところ、包み紙に入って保存されているのが見つかったという。詩画集の挿絵と一致することや、「竹久夢二美術館」(東京都文京区)の学芸員の確認もあり、原画だと断定した。

 虹児は、夢二に憧れて挿絵画家を志し、21歳の時、夢二の紹介で少女雑誌の挿絵画家としてデビューした。蕗谷虹児記念館の長谷川静生施設長(61)によると、「(虹児は)夢二の晩年の面倒を見るほど尊敬し、近しい関係にあった」という。今回、夢二の原画が同館で見つかった理由は分からないというが、長谷川施設長は「詩と絵の関連性をこれから更に研究していきたい」と話している。問い合わせは同館(0254・23・1013)へ。原画は同館で開催中の「竹久夢二×蕗谷虹児 詩と挿絵の世界」(9月28日まで)で展示されている。

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