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「Amazon Echo」に殺人関連の命令が? 履歴データ開示要請にAmazonが異議

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2017/02/23
「Amazon Echo」に殺人関連の命令が? 履歴データ開示要請にAmazonが異議: (Image/ITmedia via Amazon) © ITmedia NEWS 提供 (Image/ITmedia via Amazon)

[AP通信] アーカンソー州で起きた殺人事件の容疑者が所有していた人工知能スピーカー「Amazon Echo」に録音されているかもしれないデータをめぐり、米Amazonは州検察当局が出したデータ開示要請に異議を申し立てた。「顧客のプライバシー権の保護よりも捜査のほうが重要であるということを当局は証明していない」というのがAmazonの主張だ。

 この問題は、2015年11月にアーカンソー州ベントンビルで起きた殺人事件の捜査をめぐるもの。ビクター・コリンズさんは、友人であるジェームズ・アンドリュー・ベイツ被告の自宅の浴槽で仰向けで死んでいるのを発見された。ベイツ被告は第1級殺人罪の罪状を否認している。

 ベントン郡の検察当局は裁判所に対し、ベイツ被告のEchoに録音されているかもしれないデータの提供をAmazonに命じるよう要請した。Echoはユーザーの声に“耳を傾け”、音声コマンドに反応する。

 Amazonは2月17日、裁判所に回答し、「Amazonが憲法で保障された顧客の権利を侵害する必要性を検察当局は証明していない」と主張。「検察はEchoから入手する情報が他では入手し得ない情報であることを証明すべきだ」とも主張している。

 さらにAmazonは裁判所に対し、検察にデータを開示する前に、そうしたデータが本当に事件と関連しているかどうかを裁判所が確認することも求めている。

 「米国憲法修正第1項(言論の自由)とプライバシーという重要な問題がかかわるからには、こうした強制的な情報開示に伴う大きな責任を検察当局が果たしているという判断が裁判所から示されない限り、令状は棄却されるべきだ」とAmazonは裁判所への提出文書で述べている。

 Amazonは既に検察当局による情報開示要請を拒否する姿勢を明らかにしていたが、コリンズさんが殺害された夜の音声データの開示を求める召喚状に法的に対応するのはこれが初めてだ。

 「有効で拘束力のある法的請求が適切な方法で行われない限り、Amazonが顧客情報を提供することはない。過度に広範な不適切な要求には、当然のことながら異議を唱える」と同社は声明で述べている。

 AP通信は22日、この件を担当する検察官にコメントを求める伝言を電話で残した。

(日本語翻訳 ITmedia ニュース)

(C) AP通信

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