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「LINEは使っていません」という人たちが考えていること

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/02/02
「LINEは使っていません」という人たちが考えていること: 画像:ITmedia © ITmedia Mobile 提供 画像:ITmedia

 国内最大のメッセージングアプリとして、幅広いユーザー層に利用されている「LINE」。公表されている国内ユーザー数は6800万人と、国内総人口の過半数を占めます。1日に1回以上利用するユーザーの割合を示す「DAU」(Daily Active User)も71%と高く、コミュニティーによってはほぼインフラともいえるような役割を果たしています(数値は2016年1月時点)。

 しかし、もちろんいまだに利用していない人もいます。「私、LINE使っていないんだよね」「別の手段で連絡してくれる?」という彼らに、LINEを使わない理由について聞いてみました。

●「個人情報が気になる」「必要性を感じない」

 LINEを使っていない人はいくつかのタイプに分けられますが、まず耳にしたのが「使わないというより使えない」という人たちでした。スマートフォンでなくフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を今でも使っており、機能が制限される(※)ため使っていないという人や、SMSやキャリアメールに慣れきっており乗り換える気がない、という人もいました。

(※)LINEはフィーチャーフォンでも使えるが、友達の自動追加機能やLINE電話が使えないなど、スマホ版と比べて機能の多くが制限されている

 次に多かったのは「セキュリティやプライバシーなどの情報管理面が気になるから使わない」という意見です。LINEには個人の電話帳と紐づけて自動で友達を追加する機能などがあり、こうした個人情報の扱われ方に不安がある、とのことでした。

 テレビや新聞でたびたび「LINEいじめ」などの報道がされることもあり、なんとなくマイナスイメージを持っているという人もいました。本質的には、こうした問題は決してLINE特有の問題ではなく、インターネットやスマートフォン、あるいはメッセージングアプリそのものが持つ問題であるとも考えられるのですが、どうしても今最も使われているものが最も目立ってしまうという側面があるようです。LINE運営側もこの点は認識しており、対策を繰り返し発表していますが、やはり一度付いたイメージを払拭するのは簡単ではないということなのでしょう。

 また、「スマホを使っているし情報管理も気にならないけど、単に必要性がないから使わない」という人も一定数いました。メッセージングアプリはその性質上、「自分が所属するコミュニティーでの利用率」が必要性を大きく左右します。やはり年配の方に多い印象ですが、「周りも使っていないから自分も必要ない」という人に使ってもらうのは難しそうです。

 その反対に、「家族間グループで使い始めた」「子供に使ってといわれて初めてインストールした」など、周囲からの要請によって使い始めたところ、その便利さや操作の簡単さに気付き、LINEがメインの連絡手段になったというケースも見られました。

●これからも「使わない」?

 こうして見てみると、使わない理由も「使えない」「使いたくない」「使う必要性を感じない」とさまざまであることが分かります。一般に、無料のアプリは乗り換えコストが低くなるものですが、既にグループ間の連絡手段として確立されていたり、有料スタンプを多く購入していたり、各種ゲームやLINE NEWSなど周辺アプリ込みで利用していたりする場合には、今後使わなくなるということが考えづらいのも事実です。

 「あの人はLINEの友達リストにいないから、今回は誘わなくてもいいか」――そんな判断も普通にされるようになりつつある現在、これからさらに拡大を目指すであろう“LINE経済圏”に「乗っていない」人たちの主張も今後変わっていくのでしょうか。

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