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『おそ松さん』第2期はどこまで盛り上がる? アイドル的手法とその可能性を考察

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/04/08 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 『おそ松さん』が動き出した。2015年10月から2016年3月までテレビ東京系で放送された本作は、番組が終わると、ファンを「松ロス」に追い込んだ。  しかし、その後も、2016年には、JRAとのコラボで2016年12月に『走れ!おう松さん』が放送されたり、また、小説やゲーム、パチンコ、パチスロの企画があったり、そして若手俳優らによる舞台『おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN’S SHOW TIME〜』が上演されるなど、本編の放送が終わっても、ファンはなにかしらの形で『おそ松さん』に触れている状態ではあった。  そして、2017年4月6日、全国6大都市の劇場にて先行上映された『おそ松さん春の全国大センバツ上映祭』にて、アニメの第2期の制作が発表された。  アイドルは、次のツアーの開催などを、ライブのアンコールの時間などに、ファンの前で発表するということがよくあるが、本作も、ニュースのリリースで各所に知らせて一斉に配信という形ではなく、ファンの前でまず発表するというやり方は、まるでアイドルのようだ。  しかし、活動が少ないとファンの士気は下がって当然。『おそ松さん』は、放送はなくとも、様々な形でファンを引き付けてはいたが、興味が以前よりも薄れていた人はいたとは思うが、この発表で、再び期待に胸を膨らませているファンは多いようだ。  一部ネットでは、すでにファンの興味はほかのものに移っているから、2期は以前ほど盛り上がらないのではないかという人もいる。  しかし、この作品は、一話一話の物語の面白さももちろん重要であったが、6つ子の空気や関係性を楽しむものであったし、6人のそれぞれのキャラクターを掘り下げることで人気を獲得した。  そこから考えると、まだまだ知られざる6人のキャラクターを描いたり、関係性を描ける可能性がある。すでに、ファンは彼らの基本的な性質を知っているのだから、そのことを利用して、キャラクターをより複雑にしたり、またまだ見せていない部分をどんどん書いていけば、以前のようにファンの気持ちもまた盛り上がるだろう。  ただ、こうした目の肥えたファンのいるジャンルというのは、あまりにも「こういう感じが好きなんでしょう?」という見方で迎合しすぎると、そっぽを向かれることもある。1期のように、ファンに寄り添いつつも、ときには突っ走りすぎてファンを置いていくような暴走もしながら、大いに楽しませてくれることを期待したい。(韮澤優)

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