古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

『マダム・フローレンス!』スティーヴン・フリアーズ監督、自身の映画監督論を語る

Real Sound のロゴ Real Sound 2016/11/16 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 12月1日に公開される『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』より、メガホンを取ったスティーヴン・フリアーズ監督のインタビューが公開された。 参考:『マダム・フローレンス!』予告編、メリル・ストリープがオンチな歌声を披露  本作は、米国のソプラノ歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスの伝記映画。歌唱力に致命的な欠陥があるジェンキンスが、ニューヨークのカーネギーホールを満員にし、人々を魅了していく模様を描く。『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のメリル・ストリープが主人公のフローレンス、『ラブ・アクチュアリー』のヒュー・グラントがフローレンスの夫シンクレアをそれぞれ演じるほか、『シリアスマン』のサイモン・ヘルバーグ、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のレベッカ・ファーガソンらが出演する。  これまでに『クィーン』や『あなたを抱きしめる日まで』などの作品を手がけてきたイギリス出身のフリアーズ監督は、「脚本を読んですぐに気にいった。そして実際にフローレンス・フォスター・ジェンキンスの歌を聴いてみると、すぐに彼女が素晴らしい人物だということに気が付いた。人々はきっとこの映画を観たいだろうと思ったんだ」と、本作を手がけることにした理由が、脚本を気に入ったことと映画にしたら人々に喜ばれると思ったことだったと明かす。  本作の脚本はディテールまで事実に基づいているという。フリアーズ監督は、フローレンスの話について何も疑ったことがないとしながら、「まるで映画みたいだと思っていた。エルンスト・ルビッチ監督に『パリはお好きですか?』と聞かれて『パラマウント社が作ったパリもあれば、本物のパリもあるけど、一番パリらしいのはパラマウント製のだね』って答えたようにね(笑)。こんな風に、映画の方がより事実らしかったり、事実の方がより映画らしかったりすることもあるんだと思う」と、ルビッチを引き合いに出しながら自身の考えを述べた。  また、フリアーズ監督は映画監督という仕事について、「自分には合っていると感じているけど、すごく変な仕事だと思うよ」と語りながら、「撮影中はあまり多くのことは言わない。きちんと配役ができていれば、特に言わなきゃいけないこともないんだ。キャスティングっていうのは、私の問題だ。何か間違っているならば、それは私の落ち度だ。配役が決まってしまえば、もうそれで終わりで、役者はその役者なりのやり方でやるものだから、役者を監督の思う通りにするなんてことはできない」と撮影中に口数が少ない理由についてもコメントした。なお、本作で主演を務めたストリープは「ずっとスティーヴンと一緒に仕事をしたいと思っていたから、脚本を読む前に出演を引き受けてしまったの」と、フリアーズ監督との仕事を待ち望んでいたことを明かしている。(リアルサウンド編集部)

Real Soundの関連記事

image beaconimage beaconimage beacon