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『ヤヌスの鏡』『スタア誕生』……今、TOKYO MXが強烈“懐かし”ドラマ連発のワケとは?

サイゾー のロゴ サイゾー 2014/05/14 Cyzo
Photo © Cyzo 提供

 4月1日より『ドラマメモリーズ』(24時30分~25時25分)として、TOKYO MXのサブチャンネルで毎日深夜に「懐かしのドラマシリーズ」放送がスタートした。

 曜日替わりで『ヤヌスの鏡』(月)、『アリエスの乙女たち』(火)、『もう誰も愛さない』(水)、『花嫁衣裳は誰が着る』(木)、『スタア誕生』(金)と、80年代アイドルドラマを中心にした、実に豪華なラインナップ。

 しかも、同じ南野陽子主演でも『スケバン刑事』でなく『アリエスの乙女たち』だったり、堀ちえみ主演でも『スチュワーデス物語』でなく『スタア誕生』だったりと、絶妙な「ハズし具合」もグッとくる。キー局の夕方再放送枠などではなかなかお目にかかれないセレクトだが、なぜ今こんな豪華なラインナップが可能になったのか? TOKYO MX編成部に聞いた。

「4月から24時間マルチチャンネル『TOKYO MX 2(092ch)』の編成がスタートするに当たり、視聴者にチャンネルを合わせてもらうにはどうすればよいかということを考えました」

 どんなに魅力的な30分番組があっても、そこだけにチャンネルを合わせてもらうのは難しい。そこで、世界の名作アニメの「ゾーン1・MORNING1」、アジア歴史ドラマの「ゾーン2・MORNING2」、海外ドラマの「ゾーン3・NIGHT」、懐かしのドラマの「ゾーン4・MIDNIGHT」と、4つの「帯」で視聴習慣をつけてもらう戦略を打った。そのひとつが、「ゾーン4」の懐かしのドラマなのだという。

 ゾーン編成で配慮したのは「MX1の視聴者層とバッティングさせないようにすること」。

 たとえば、新作アニメやバラエティは、TOKYO MXでは重要なコンテンツになっているが、そのメイン視聴者層が10~30代であるのに対し、「MX2」はもっと上の層、40~50代をターゲットとしているそうだ。

「具体的な作品は、社内の40~50代の人にラインナップを見せて、反応の良いものの中から放送権がクリアされているものを選びました。80年代ドラマは、今見ても『あれ?』と思う、ツッコミどころ満載の作品が多いので、Twitterでも話題にしていただいています」

 リアルタイムで見た世代には懐かしく、若い世代には「ファーストコンタクト」の刺激がある。また、「懐かしい○○」特番などで一部だけ見たことがある人には全編通して見るチャンスとなり、おなじみの俳優たちの若かりし頃を見る新鮮さもあるという。 実際40~50代から、ポジティブな意見・要望が多数寄せられているそうだ。

 ところで、再放送ドラマというと、1作品を毎日放送するのが一般的だが、今回5作品を「曜日替わり」とした理由は何なのか?

「タイトルの力があるので、長い時間をかけて視聴習慣をつけたいということです。たとえば、1作品約20話とすると、約6カ月分ありますので、目に留めていただき、次の作品も……ということを狙っています。また、1タイトルと5タイトルでは、見え方も違うので、タイトルをズラリと並べて『こんなにやってるんだ!』という印象を与えたかったこともあります」

 今は『半沢直樹』(TBS系)など、ごくまれにオバケ視聴率番組が登場する一方で、1ケタドラマが大多数の時代。海外ドラマやこういった懐かしのドラマの再放送を積極的に編成すれば、高視聴率も期待できるのでは……。

「今はまだ『MX2はどうやったら見られるのか』というお問い合わせをたくさんいただいているので、興味を持ってくださっているうれしさの半面、まだまだ視聴者にMX2を認知していただき、ファンを増やしていく段階なのだと思います。ゾーン編成によって、視聴者の新たな視聴習慣を期待しています。TOKYO MXは開局して18年の若い局で、社員の平均年齢も30代半ば。チャレンジをしていく気持ちを持っている局なので、視聴者の皆さんの声に耳を傾けながら、小回りが利く編成をしていきたいと思っています」

 当時もツッコミながら見ていた懐かしドラマの数々は、今見ると、どれもかなり衝撃的。一度見たらやめられない刺激の強さに、あらためてハマってしまいそうだ。

※画像はTOKYO MX『ドラマメモリーズ「ヤヌスの鏡」』

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