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【ガチ】「地球には月が2つ以上ある」ことが最新研究で判明! 第二の月「ミニ・ムーン」発見へ

TOCANA のロゴ TOCANA 2017/08/22 株式会社サイゾー

 地球の月といえば、誰もが夜空に白く輝く、球形の星のことを思い浮かべることだろう。そして、月が1つしか存在しないことにも即座に同意して頂けることだろう。だが、そんな常識を覆す驚きの事実が最新の研究により明らかになった。なんと、地球の周りに2つ以上の月が存在するというのだ!

■明らかになったミニ・ムーンの存在

 英紙「Express」(8月20日付)によると、この度、米・ハワイ大学の科学者らがスーパーコンピューターを用いて、1000万にも及ぶ地球近傍天体の動きをシミュレーションした結果、どんな時でも、少なくとも1つのミニ・ムーンが地球を周回していることが分かったという。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2017/08/post_14219.html

© TOCANA 提供

 通常、ミニ・ムーンは9カ月ほど地球の周回軌道を回り、その後は太陽を中心とした通常の周回軌道に戻っていくが、場合によっては何十年も地球を周回することもあるそうだ。パリ天文台のジェレミー・ボバイヨン氏によると、今回の計算は極めて大規模なもので、もし自宅のパソコンで同じ計算をしたら6年の歳月がかかるという。

 論文共著者のロバート・ジェディキ氏は、研究結果について次のように語っている。

「ミニ・ムーンは科学的に極めて興味深いものです。」(ジェディキ氏)「いつかミニ・ムーンを地球に持ち帰り、低コストで46億年前の太陽系形成当時とほぼ変わらない物質サンプルを得ることができるようになるでしょう」(同)

 ミニ・ムーンなるものが存在するとは驚きであるが、具体的にはどんなものなのだろうか? ミニ・ムーンと言うぐらいだから、我々がよく知るあの月のミニチュア版のようなものなのだろうか?

■ミニ・ムーンの正体とは?

 さきほど、「夜空に白く輝く、球形の星」という月の一般的なイメージを挙げたが、実は、これは天文学的には不十分な定義なのだ。「Express」によると、天文学的には月とは「惑星の引力に捉えられた衛星」のことを言い、ウサギが餅つきしているあの月とすっかりそのまま同じ姿かたちである必要はないという。地球の月とさほど似ていない、「エウロパ」が木星の月(衛星)、「タイタン」が土星の月と呼ばれるのもそのためである。

 つまり、天文学者が「地球に複数の月がある」と言った場合、それは夜空に白く輝くいわゆる月である必要はなく、地球の引力が捉えた小惑星が地球の周回軌道を回っていれば、それは月と呼ばれるということだ。そして、今回の研究で明らかになったミニ・ムーンも、そういった小惑星の1つである。

 昨年NASAが、直径わずか40~100メートル程のゴツゴツした岩のような極小惑星「2016 HO3」を地球の新しい準衛星“ミニ・ムーン”として正式に認定したとお伝えしたが、“準”とあるように、実際の力学的な運動中心は太陽であり、地球を中心とする本物の月とは本質的に異なるものだった。現在のところ、正真正銘の第二の月は未だ発見されていないが、今回の研究により、理論的には存在することが確かめられた。発見も時間の問題だろう。今後の研究に期待しよう。(編集部)

※イメージ画像は、「pixabay」より

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