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【個別銘柄】テロ発生でHIS下落、フジクラ安い、Wスコープは上昇

Bloomberg のロゴBloomberg 2017/08/18 佐野七緒

(Bloomberg) --   18日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  旅行会社関連:エイチ・アイ・エス(9603)は前日比2.5%安の3535円、KNTーCTホールディングス(9726)は3.7%安の208円など。スペイン・バルセロナの中心部で17日、群衆に車が突入するテロ事件が発生した。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、フランス・パリでテロが起こった際にはその後、日本からの観光客が減少したことがあった、日本国内からの海外向け需要が減少する可能性があることを嫌気する動きと述べた。

  フジクラ(5803):4%安の893円。SMBC日興証券は、2018年3月期の営業利益予想を390億円から385億円(会社計画は380億円)に減額した。注力する中国の光ファイバー市場のモメンタムは鈍化傾向にあると指摘。多角化が進んでいる他社よりも収益が光関連市場に左右されやすい点に留意との見方を示した。

  ダブル・スコープ(6619):7.4%高の2290円。野村証券は、リチウムイオン電池材料全般について、中国の7月エコカー販売の好調など同電池材料の需要にポジティブなニュースフローが続いていると分析。9月に行われるフランクフルトモーターショーなどでも自動車メーカーによる電気自動車(EV)出展が相次ぐとみられると予想しており、セパレータや電解質などではEV向け需要の拡大が期待でき今後も株式市場で注目される可能性があると指摘した。

  ツバキ・ナカシマ(6464):3.6%高の2361円。米NN社の精密ベアリング部品事業の取得完了に伴い17年12月期利益予想を下方修正すると17日に発表した。ただ、買収関連の一時費用を除く業績予想も公表しており、同期営業利益は前期比20%増の86億5000万円と従来の76億円から上振れる見通し。JPモルガン証券では、実質は上方修正で来期に期待がつながる内容、堅調な既存事業と来期M&A効果を鑑みれば好印象と評価した。

  日本特殊陶業(5334):2.8%安の2049円。JPモルガン証券は、目標株価を2700円から2400円に引き下げた。ここ数カ月の大幅なユーロ安やアジア通貨安の中で株価の反応は鈍く、年初来パフォーマンスはカバレッジ中最下位で、TOPIXを3割近くアンダーパフォームしていると指摘。米国自動車市場やEVシフト加速、欧州ディーゼル車縮小への懸念が背景とみており、車載電装系電子部品株のバリュエーションが14年度以降大きく切り上がったことと同様に、切り下がった同社バリュエーションの回復は難しいとみる。

  アサヒグループホールディングス(2502):1.6%高の4676円。マッコーリー証券は、目標株価を4900円から5500円へ上げ、投資判断は「アウトパフォーム」を継続した。業績安定感から優良ディフェンシブとしての評価が継続する可能性が高いと分析。国内酒類事業は天候要因による販売数量下振れリスクに対してコストコントロール力が高いとみる。17年12月期の営業利益予想を1615億円から1717億円へ増額した。

  物語コーポレーション(3097):3.1%高の6970円。7月の既存店売上高は前年同月比1.7%増だった。ラーメン、お好み焼きなどレストランチェーン店を展開しており、7月は焼肉部門が同3.8%増と好調に推移した。

  日本板硝子(5202):1.1%高の839円。SMBC日興証券は、目標株価を900円から960円に上げ、投資判断「アウトパフォーム」を継続した。欧州を中心に自動車用ガラス事業の生産性が向上している上、高機能ガラス事業の拡販、高付加価値製品比率の上昇などで利益回復が進んでいると評価。18年3月の期営業利益を365億円から368億円(会社計画360億円)に増額した。

  日本電波工業(6779):3.3%安の823円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を940円から870円に下げた。中国スマートフォンと中国通信キャリア向け水晶デバイスの不振が響くと指摘。18年3月期の営業利益予想を11億円から10億円に、19年3月期を18億円から16億円に減額した。

  ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324):6.2%安の4510円。みずほ証券は、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。好調な実需が継続する環境下でも7-9月以降の受注モメンタムは前四半期比では鈍化する可能性が高く株価も調整局面に入ると予想。株価上昇で高水準の業績成長は織り込み済みとみる。

  セレス(3696):7.1%高の1408円。仮想通貨取引事業を行う全額出資子会社を設立すると18日に発表した。7月に持分法適用会社としたビットバンクの仮想通貨取引所の新規参入事業者向けホワイトラベル提供サービスを利用して、仮想通貨取引所の新規運営を開始する予定。

  日本精線(5659):1.6%高の903円。岩井コスモ証券は「アウトパフォーム」で調査を開始した。足元では、自動車関連需要の増大で各種ボルト材料や半導体市場の増産などを受けた超精密ガス用フィルタといった収益性の高い独自製品の販売好調が続くと分析。18年3月期の営業利益は前期比41%増の36億円と会社側計画34億円を上振れると見込む。

記事についての記者への問い合わせ先: 東京 佐野七緒 nsano3@bloomberg.net.

記事についてのエディターへの問い合わせ先: 堤紀子 ntsutsumi@bloomberg.net.

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