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【短期集中! Surface RT】開封の儀と日本語化

2014/09/19

タイムズスクエアはWindows 8ほぼ一色

 米国ニューヨークの現地時間で25日にMicrosoftが主催したWindows 8とSurface with Windows RT(Surface RT)発表イベントの数時間後、ニューヨークの中心部にあるタイムズスクエアでMicrosoft Pop-up Storeのオープニングイベントがあった。Microsoft Pop-up Storeは、Windows 8とSurfaceを訴求するため、タイムズスクエアに期間限定で設けた店舗だ。フラッグシップ店舗であると同時に、Microsoft Store店員の研修もその目的の1つという。

 タイムズスクエアといえば、世界で最も有名な広場の1つだろう。多くの観光客が訪れ、テレビで登場する機会も多い、最も露出効果の高い街頭広告の場として知られている。このタイムズスクエアの街頭広告のほとんどを10月25日から2日間にわたってMicrosoftが"ジャック"し、タイムズスクエア周辺がWindows 8とSurfaceの広告で埋まった。この期間は、タイムズスクエア周辺であればどこへ行っても"青い広告"を見かけることができた。

26日の発売前夜、タイムズスクエアのMicrosoft Pop-up Store前には入場待ちの大行列が! (写真=左)タイムズスクエアにある街頭広告の多くがWindows 8に切り替えられた(写真=中央)現地時間25日22時の除幕式直前には、タイムズスクエアの道路を封鎖してカウントダウンを行った(写真=右)


 Microsoft Pop-up Storeのオープニングセレモニーは、現地時間の25日午後9時から開催した。すでにその時点で、タイムズスクエアには、26日零時のWindows 8とSurface RTの一般販売開始を前に行列ができていた。Microsoft Pop-up Storeの除幕は午後10時で、その前後の時間はタイムズスクエアを南北に縦断する通りを閉鎖して、カウントダウンが行われた。もともと人の多いタイムズスクエアだが、この日は行列に並んだ人々や多くの観光客、野次馬でいつにも増して賑わっていた。

 26日には、ニューヨーク市内のコロンバスサークルにあるTime Warner CenterにもMicrosoft Storeの"リアルショップ"が臨時にオープンして、こちらでもSurface RTの実機展示の販売を行っていた。こじんまりとしたショップにもかかわらず、こちらも多くの人で賑わっていたようだ。

姿を現した「Microsoft Pop-up Store」。臨時のフラッグシップ店舗だが、その主要な役割の1つに、世界各国各地のMicrosoft Store店員の研修施設という側面も持つ(写真=左)。25日深夜に公開した直後の店舗。多数のSurface RTを展示しており、来場した関係者の多くが試用していた(写真=中央)。Surface RTを購入するユーザーは、オーダーシートの希望するモデルやアクセサリにチェックを入れて販売スタッフに渡す(写真=右)


Microsoft Pop-up Storeでは、Surface RTだけでなく、“片隅”でWindows 8搭載PCやWindows 8 Proのパッケージも販売していた(写真=左)。現地時間の26日10時には、セントラルパークのコロンバスサークルでもMicrosoft Storeの“リアルショップ”が臨時でオープンした。狹いスペースながら、Surface RTの実機展示と販売を行っている(写真=右)


Surface RTを開封! そしてセットアップ!

 現時点において、日本での出荷を予定していないSurface RTだが、ニューヨークで32Gバイト版と「TypeCover」を購入できた。そのパッケージのデザインは非常にシンプルで、内容もSurface RT本体、ならびに電源アダプタ、6ページの簡易マニュアルのみの添付と簡素だ。

 Surface RTは、本体の薄さだけでなく電源アダプタも非常にコンパクトで、携帯利用に便利と思われる。電源アダプタの本体側端子はマグネット装着で裏表がなく、上下どちらの向きに取り付けてもいい。MacBookの「MagSafe」のようなものをイメージするといいだろう。

購入した「Surface with Windows RT」(32Gバイト構成)と「TypeCover」は、そちらも包装が非常にシンプルだ(写真=左)。パッケージを開くと、中に入っているのは本体、電源アダプタ、見開き6ページの簡易マニュアルと、中身もシンプルだ(写真=中央)。電源アダプタはとてもコンパクトだ(実際のサイズは後日別記事で)。折りたたみ式でプラグの“ツメ”があり、本体にマグネットで装着する端子となる。上下の向きがないので、どちらの方向にも装着できる(写真=右)


 本体を起動すると、まず言語設定を確認してくるが、Surface RTでは現時点で英語、スペイン語、フランス語の選択肢しかないため、とりあえず英語でのセットアップを行う。あとは、マシン名の入力やユーザーアカウントの設定など、Windows 8と同様のセットアップ項目が続く。順番に設定を行っていくと、チュートリアルを開始して、最後にスタート画面が出現する。このあたり、Windows 8とWindows RTで共通だ。

起動すると使用言語を確認してくる。ココで選べるのは、英語とスペイン語、フランス語のみだ。とりあえず英語を選択する(写真=左)。言語を選んだあとの導入メニューはWindows 8のセットアップと同じだ。必要項目を入力するとチュートリアルが始まり(写真=中央)、スタート画面になる(写真=右)


 ただし、気になったことが2点ある。まず、GoogleアカウントとOutlook.comのアカウントが引き継げなかったことだ。通常、Windows 8では、セットアップ時点でOAuthを利用して接続するサービス(例えば、TwitterやFacebook)はMicrosoftアカウントに関連付けており、初期起動時であってもサービスを連携する形でセットアップが完了する。主に、メール取得を行うGoogleアカウントとOutlook.comでは、この設定を初期セットアップ完了後に別途行わなければならないが、Surface RTではこれらのサービスが接続した状態でセットアップが完了し、しかもログインに失敗して「メール」アプリを起動できない状態になってしまう。回避方法は、「ピープル」アプリで「設定」→「アカウント」メニューを表示し、該当するGoogleとOutlook.comのアカウントをいったん削除してから、「メール」アプリで再セットアップを行う形で対処できる。

Windows RTもスクリーンキャプチャが可能だ。というわけで、起動直後のスタート画面をキャプチャしてみた(写真=左)。初期状態で導入しているOffice製品は、すべてCustomer Preview版だ。ただし、アップデートをかけると“Preview”の文字が消える(写真=中央)。システムプロパティを開くと、CPUがTegra 3でシステムメモリの容量が2Gバイトであることが確認できる(写真=右)


 もう1点は、"大量の"アップデートだ。初期起動状態で、デフォルトのインストールアプリが15本、Microsoft Updateが3本、さらに、オプションアップデート(Office)が1本と、いきなり膨大なデータ量を要するアップデートが発生する。特に、Officeのアップデートは、オプションとはいえ580Mバイトもある。貧弱なデータ通信回線しか使えない状況では、ダウンロードデータの多さを意識しておく必要がある。

起動直後にデータストレージの空き容量を確認する。25日の発表会に展示機で確認したときは、空き容量が9Gバイトしかなかったが、購入した32Gバイト構成の機材では、使用可能なデータストレージの全容量が25Gバイトほどで、うちシステムが8.5Gバイトを占有し、フリーエリアは16.5Gバイトとなっている(写真=左)。Surface RTを起動すると、いきなり大量のアップデートが発生する。デフォルトで導入しているアプリのうち、15本でアップデートを求めている(写真=中央)。Microsoft Updateでも重要な更新が3件あった。さらにOfficeのアップデートもあるが、こちらはなんと580Mバイトものダウンロードが発生する(写真=右)


日本で販売しないけれど日本語化はできる

 Surface RTを英語環境でセットアップしても、言語パックの追加で日本語化が可能だ。デスクトップ画面でコントロールパネルを起動し、「Add a Language」を選択、さらに日本語を選ぶと「言語パック」をダウンロードするリンクが出現する。ダウンロードして導入すると、システムの日本語化や日本語IMEの導入が可能になる。

 ただし、現在、このダウンロードリンクの動作が不安定で、初めて日本語化を行ったときは、言語パックをダウンロードするためのリンクが出現しなかった。試行錯誤してみたところ、Microsoft Updateや各種設定変更を行う前に言語パックをダウンロードして日本語化を行うのがいいようだ。Windows 8とWindows RTでは、システムを初期状態に戻して元の設定に復帰するのが簡単にできるので、試行錯誤の手間があまりかからないのが幸いしたといえる。

日本での発売予定がないSurface RTを日本語環境にしてみる。デスクトップでコントロールパネルを開きて言語の追加を選択し(写真=左)、一覧から「日本語」を選ぶと(写真=中央)、言語パック追加のためのリンクが出現するので(写真=右)、オンラインでダウンロードする


 日本語化によりシステムメニューなどが日本語表示になるが、アップデートやシステム関連のメッセージで、ところどころ英語表示に切り替わることがあるなど、完全な日本語化ではないことに注意したい。また、日本語化によりアップデートの数やファイルのダウンロード容量が増える傾向にあり、例えば、Officeのアップデートファイルは、英語状態だと580Mバイトなのが、日本語ではなんと780Mバイトに達する。これは、ほかのアップデートファイルでも同様で、データ通信回線の容量圧迫に気を付けたほうがよさそうだ。

ダウンロードができたら言語の優先順位で日本語をトップにして再起動すると(写真=左)。日本語メニューとなる。ただし、システム起動時や各種アップデートの最中など、英語メッセージがところどころ出現する(写真=右)


日本語化を行うと、さらに多くのアップデートが追加で発生する(写真=左)。Officeに至っては、すでにダウンロードした580Mバイトに追加が発生して、ダウンロード容量が780Mバイトにまで跳ね上がる。日本語を使うユーザーはデータストレージの残り容量の管理に一苦労するだろう(写真=右)

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