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あなたの命を救うiPhoneの設定、知っていますか?

ITmedia エンタープライズ のロゴ ITmedia エンタープライズ 2016/11/15
あなたの命を救うiPhoneの設定、知っていますか?: 画像:ITmedia © ITmedia エンタープライズ 提供 画像:ITmedia

 Twitterのタイムラインには、日本中で起きたさまざまな出来事が流れてきます。その中には、一生に一度しか出会わないようないいこと、そして悪いこともあります。

 今回は、タイムラインに流れてきた“ひと言”がきっかけで見直した、あるスマートフォンの設定を紹介します。

●街なかで倒れた時、誰もあなたを分からなかったら

 今回設定したのは、スマートフォン上の「ICE」情報です。ICEとは「In Case of Emergency」の略で、文字通り緊急時に役立つ情報です。Wikipediaを見ると、もともと2005年ごろに英国の救急隊員が考案したもののようで、自分自身の身長、体重、血液型などの情報や緊急連絡先を「携帯電話」に登録し、緊急時の対応に役立ててもらおうというものです。

 先日、Twitterのタイムラインに、「突然倒れた知人のスマートフォンに、このICE情報があれば、もっと早く確実に情報が伝わったのに……」というひと言が流れてきたのを見た私は、「万一の時のために登録しなければ」と思い、その場で設定を見直してみました。

 iPhoneでは、iOS 8から新機能として追加されています。iPhoneユーザーは、アプリ「ヘルスケア」を開き、左下の「メディカルID」をタップすると、救急時に参照すべき自分の情報や、緊急連絡先を登録できます。

 私もこの機能を知ってはいたのですが、名前を「日本語」にしていたり、顔写真に「誰だかよく分からないような画像」を使っていたりと、適当な設定をしていました。

 それを今回の一件を機に、顔がはっきり分かる顔写真に変え、海外で倒れても情報が伝わるように、名前をローマ字表記にしてみました(ただ、他の表記が日本語なのであまり意味はなさそうですが……)。

 AndroidもICE情報を登録できる端末が増えているので、ぜひ、自分のスマートフォンが対応しているかどうか、確認してみてください。

●設定したら次は「知ること」

 このICE情報は、スマートフォンの持ち主以外が見ることができなければ意味がありません。そのため、ICEの登録情報は、端末がロックされていても表示できるようになっています。

 例えばiOSの場合、パスコード入力画面の左下にある「緊急」をタップし、「メディカルID」をタップすると、ICEで登録した緊急連絡先や救急医療に必要な情報が表示されます。このように、端末のロックを外すことなく情報にアクセスが可能です。これはAndroidもほぼ同様です。

 この「ICE」という情報の課題は、知名度があまり高くないであろうことです。救急隊員は、その情報の存在を知っていると思いますが、ICEがなくても作業ができるようになっているはずです。

 さらに、救急医療時に特別な対処を必要とする既往症がある人の場合、この機能だけに頼るのではなく、メモとして必要な情報を記載し、財布などに入れておく、といった自衛も重要だと思います。そのため、この「スマートフォンの中に登録する」ということはあくまで補助的なものとして考えるべきでしょう。登録した側は「この情報を見てもらえたら、ラッキー」という程度で考えるべきかもしれません。

 とはいえ、もし目の前で人が倒れていた場合に、「もしかしたらこの人がICE情報を登録しているかも?」と思い付くことは重要かもしれません。そうすれば、救急車を呼ぶときに、そして救急車が着く前に、何らかの対処が可能になるかもしれないのですから。

 人はいつ、どんなときに事故にあったり、倒れたりするか分かりません。こうした“万一の事態”に備えて、ICE情報は入れておいて損はないでしょう。

 ただし、これらの情報は機微なものであり、慎重に取り扱うべき内容も含まれています。スマートフォンは肌身離さず、より慎重に取り扱うようにしてください。

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