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あなたの皮膚炎、「肌カビ」が原因かもしれません

All About のロゴ All About 2017/08/27

肌トラブルが続くときは、「肌カビ」の可能性も考えてみましょう © AllAboutMedical 提供 肌トラブルが続くときは、「肌カビ」の可能性も考えてみましょう

「肌カビ」をご存じですか?

「肌カビ」という言葉自体は、医学用語ではありません。皮膚の上のカビが増え、皮膚の炎症を起こすことを指す俗語です。皮膚炎がなかなか治らないというときの原因になっていることがあります。

皮膚炎を起こすカビは水虫の原因となる白癬菌(はくせんきん)や、お股などにできるカンジダ菌などがありますが、肌カビは脂(あぶら)が好きなマラセチアという菌による皮膚炎を指します。

カビがついているだけなら問題ないのですが、異常に増殖してしまった場合、3つの代表的な症状を起こしてきます。

・脂漏性皮膚炎

・癜風(でんぷう)

・マラセチア毛包炎

それぞれの症状を以下で具体的に見ていきましょう。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は、頭と顔によくできる、名前の通り脂(あぶら)が漏れ出ることで出現する皮膚炎です。脂が漏れ出す部分、Tゾーン、小鼻の周囲、頭皮でカビが繁殖して炎症を起こします。

症状としては、皮膚炎を起こしたところが赤くなる、垢がつく、かゆみが出るなどが挙げられます。また、頭の場合はフケが出ます。いわゆるフケ症のひとつです。

よく洗ったとしても、それだけでは治りません。状態は皮膚炎ですので、カビを殺す薬ではなく、皮膚の炎症を止めるステロイド軟こうやステロイドローションを塗ることが多いです。

また、カビが増えることが原因なので、繰り返す方は予防目的でカビを殺す薬をつけたり、カビを殺す薬が入っているシャンプーなどを使うことが有効です。カビは高温多湿の環境を好みますので、夏も洗髪後はタオルだけではなく、ドライヤーで頭皮をしっかり乾かすことをしていきましょう。

癜風(でんぷう)

癜風(でんぷう)は、体に茶色のシミのようなものや、色の抜けた白い斑点のようなものが出現します。かゆみなどの症状はありません。体にシミができたのかな? 色ムラかな?と思われている方も多いのですが、実は肌カビが原因になっているかもしれません。カビを殺す薬を塗れば、綺麗に治療することができます。

シミのような部分の皮膚表面をこそぎとって顕微鏡で見ると、ラグビーボールみたいなマラセチア菌がいますので、診断することができます。お風呂で体を見てみてください。お肌の色は均一でしょうか?

マラセチア毛包炎

背中によくできる、ニキビにそっくりの皮膚炎です。ニキビより少し小さめのぼつぼつなのですが、一目見ただけでは判断がつきませんので、こちらも顕微鏡で菌を確認することが必要です。

「肌カビ」の可能性も視野に

バイキンに感染してとびひになったり、ウィルスに感染してみずぼうそうになったり、ダニに感染して疥癬(かいせん)になったりするように、カビによっても皮膚に炎症を起こすことがあります。カビは汗をかいて湿っぽく、いつも温かい人間のような高温多湿の環境が大好きなのです。

なかなか治らない皮膚炎、それも梅雨から夏にかけて繰り返す症状のとき、「肌カビ」が原因となっている可能性も考えてみてください。

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