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あの調香師の名香が復活。伝統とモードが溶け合う花の香り

cafeglobe のロゴ cafeglobe 2017/07/20 11:15 cafeglobe編集部
あの調香師の名香が復活。伝統とモードが溶け合う花の香り © cafeglobe 提供 あの調香師の名香が復活。伝統とモードが溶け合う花の香り

ポール・ヴァシェールの名を耳にしたことはありますか? ある、というかたは、かなりの香り通。ポール・ヴァシェールとは20世紀を代表する調香師の1人です。彼が生んだ名香は数多く、著名なものでいえば「ミス ディオール」。花の香りを得意とした彼のメゾン「ル ガリオン」が、復活しました

信奉者が列をなす、とまで言われた調香師

香水を紹介する前に、まずはポール・ヴァシェールの半生を紐解いてみます。

調香師としての才能を若くして見出された彼は、1935年、わずか33歳にして、ナポレオン1世の義理の兄弟であり、ナポリ王であったジョアシャン ミュラの子孫、プリンス ミュラが創業した「ル ガリオン」を買い取り、自身のメゾンを持ちました

「音楽家は音符を消すことができる。作家は文章を消すことができる。画家は失敗した部分を上から描き直せる。しかし、われわれフレグランスの世界では、ブレンドで失敗したら、途中で修正することはできない。初めからやり直さなくてはならない。1ミリグラムでも多かったり少なかったりするだけで失敗することもあるのだ」(ポール・ヴァシェール)

最高品質の原料のみを、細心の注意をはらって手作業で扱い、香料の持つ香りの特性を最大限に引き出すことをモットーにする彼が1936年に創作した「ソルティレージュ」は、爆発的な人気を博します。

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ソルティレージュの広告ビジュアル(1965年)。パッケージに描かれた絵は、ル ガリオン=四角い船尾を持つ帆船。

仏誌「ロフィシエル・ド・ラ・モード」によって、「ル ガリオンの香水は燃えたつようでありながら、ほのかな佇まいがある、情熱的な香水に属している。身につける人びとの背後には信奉者の列が生まれる」と評されるほど、存命中、調香界の第一線を走り続けたポール・ヴァシェール。が、彼が急逝した5年後の1980年、ル ガリオンは米国のグループ企業へ売却され、親会社の経営が傾いたのに伴って、ブランドの歴史に幕を閉じることに。

それから30年以上が経ち、エーテル・パルファムのオーナー、ニコラ・シャボがブランド復興を起案。2014年、ル ガリオンは、見事、復活を果たしたのです。

できるだけオリジナルに忠実に。人気の香りが復活

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1936年、ポール・ヴァシェールが最初に作った「ソルティレージュ オーデパルファム」100ml 18,500円(税別)。ブリジット・バルドーやマリリン・モンローにも愛された香り。※2017年7月21日(金)発売。

新生ル ガリオンは、オリジナル処方に忠実に香りを再現しています。たとえばブランドのアイコンであるソルティレージュは、当時、80種にのぼる天然香料を使って表現されたフローラル アルデヒドを、ホワイトフローラルやイランイラン、ジャスミン、ミモザ、ローズ、サンダルウッドなどで再構築。柔らかなトップノートが、濃厚で魅惑的なラストノートへと続く香りの流れは、オリジナルのファンも、新たなファンも魅了する仕上がり。

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ソルティレージュのオマージュとして誕生した「スノッブ オーデパルファム」100ml 18,500円(税別)。※2017年7月21日(金)発売。

ソルティレージュと人気を二分していた「スノッブ」も登場。1950年代のファッション誌のモデルたちのスノビッシュな雰囲気をイメージして作られた香りで、フルーティかつスパイシーなのが特徴。ホワイトフラワーにローズを加えた華やかなベースノートに、サフランを合わせることで一筋縄ではいかない様を表現しています。

復刻版だけでなく、2014年以降に作られた新しい香りも揃います。今も昔も一貫しているのは、流行を追うのではなく、質の高いフレグランスを作ることに注力するという精神性。伝統とモードが融合し、以前にも増して魅力的なメゾンへと進化しているのです。

ル ガリオン

電話:0120-000-599(インターモード川辺 フレグランス本部)

[ル ガリオン]

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