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ちょっとお高め、でも個性派のヘッドフォンを独断と偏見で選ぶ

ザテレビジョン のロゴ ザテレビジョン 2017/09/26
ちょっとお高め、でも個性派のヘッドフォンを独断と偏見で選ぶ © KADOKAWA CORPORATION 提供 ちょっとお高め、でも個性派のヘッドフォンを独断と偏見で選ぶ

 専門店や量販店の店頭に所狭しと並んだ製品の数々の中から何を選ぶか。ヘッドフォン選びには、楽しいよな、悩ましいような面白さがある。  第1回では注目のジャンルに絞って、価格と音質のバランスの取れた機種を中心に紹介したが、第2回は少し予算を上げつつ、高級機種ならではの個性のある製品をピックアップする。選択肢が非常に多いこともあり、独断と偏見で、これがいいと選んだ機種が中心になる点を許してほしい。  高級イヤフォン・ヘッドフォンは天井知らずだが、まずは5万円程度の予算が目安。このぐらいまで来ると、国内ブランドはもちろん、海外の有名ブランドの機種の選択肢も豊富。音の良さはもちろんだが、使われている素材やカスタマイズ性、アクセサリー類も充実してきて、本格的な雰囲気を帯びてくる。デザイン面でも完成度が高く、見た目のいい製品を選びたいという人もきっと満足できるはずだ。 どの点に注目してヘッドフォンを選ぶ?  まずは2~5万円程度の定番機種を中心に考える。国内ブランドに絞っても、ソニー、オーディオテクニカ、パイオニア、デノン、パナソニック、JVC……、海外ブランドではシュア、ゼンハイザー、AKG、B&W、クリプシュ、ULTRASONE、beyerdynamic……(もちろんこれ以外にも優良ブランドはめちゃくちゃたくさんある)など、本当に選択肢が多い。実は記事を書いている側でも、どれをピックアップするかは非常に悩むところだ。  冒頭でも書いた通り、ここでは独断と偏見で、個性的、技ありなモデルを中心に紹介していくつもりなので、軽く目安だけ。  ヘッドフォンについては、密閉型にするか開放/セミオープン型にするかが最初の選択……という感じでよく紹介される。開放型はハウジングの部分の空気が抜けるため、音ヌケがよく音も広く聴こえ、装着感にも優れる。逆に遮音性はないので、室内でじっくり聴く用途に適している。チューニングはリスニング寄りで高級機種が多い印象だ。 開放型の定番機種ゼンハイザー「HD650」。300Ωというハイインピーダンスの機種。 開放型の定番機種ゼンハイザー「HD650」。300Ωというハイインピーダンスの機種。  一方密閉型は、遮音性が高く音漏れもしにくいため、環境を問わず利用できる。モバイル用途にも便利。低域が強くハッキリと聴けたり、モニター指向のチューニングの機種も多い。低価格帯から高級価格帯まで選択肢が多い。 密閉型のスタジオモニター「HA-MX100-Z」 密閉型のスタジオモニター「HA-MX100-Z」  あとの注意点としてはインピーダンスと音圧感度。インピーダンスが高く、感度の低いヘッドフォンは音量が取りにくい。最近はスマホなどでの再生も考慮した製品が普通。ただし、100Ωを超えるインピーダンス、100dB/mW以下の感度の機種などは、高出力なヘッドフォンアンプと組み合わせないと性能が発揮しにくい。室内利用を中心用途とした機種となるだろう。  イヤフォンについては、ほとんどが密閉型のインイヤータイプとなる。低価格機にもみられるダイナミック型に加え、バランスド・アーマチュア型、さらには音域に合わせて複数のドライバーを組み合わせたマルチドライバー型、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型のハイブリッドなど複雑な構成の機種も選べる。ただし、シングルダイナミック型でもきちんと作られていれば、音質面で不利になることはない。最終的には出音を聴いての判断になる。 シュアの最上位機「SE846」。バランスド・アーマチュア型ドライバー4基を内蔵。インピーダンスは8Ω。 シュアの最上位機「SE846」。バランスド・アーマチュア型ドライバー4基を内蔵。インピーダンスは8Ω。  なおインピーダンスに関しては、逆に8Ω程度とかなり低いものがある。周波数帯域で変動が大きかったりで、音量は取れても駆動が難しい場合もあったりするが、細かいので詳細は省く。IEM(In Ear Monitor)などと呼ばれる高級機種は、とりあえず相応のプレーヤーやアンプと組み合わせた再生で実力を発揮すると考えておきたい。  リケーブルやバランス駆動を楽しみたいのなら、コネクター形状にも注意しておこう。標準的なのはMMCXと呼ばれるタイプだ。 プロ向けの「Signature STUDIO」で渋く決める Signature STUDIO Signature STUDIO  マニア垂涎の高級ヘッドフォンEditionシリーズを展開する。ドイツのULTRASONE。「Signature STUDIO」はプロ向けのライン。実売7万円台とちょっとお高めだが、これでも実売15万円もする上位の「Signature Pro」と近い内容で、価格をぐっと抑えたお手頃機である。ハウジング素材などが異なる。密閉型だが空間表現が自然で、かつモニター的な違いもビシッと描き分けるなどポテンシャルの高い機種。Editionシリーズとは違う、ULTRASONEの側面を発見できる。 物理的にカスタマイズできるイヤフォン AKG N40 AKG N40 3種類の「メカニカル・チューニング・フィルター」、パーツ交換で物理的な音のチューニングが可能 3種類の「メカニカル・チューニング・フィルター」、パーツ交換で物理的な音のチューニングが可能  AKG N40は、フィルター交換で音のカスタマイズが楽しめる機種。ドライバー構成はBA型と直径8mmのダイナミック型ドライバーのハイブリッド型2ウェイ。実売価格は4万円台。コネクターに近い部分を布製にした質感の高いケーブルが付属。MMCX端子でリケーブル対応。小型で使い勝手もいい。全体に癖がなく、安定感のあるサウンド。中高域の響きが美しく、密閉型でありながら、詰まった感じがなくある程度の開放感を維持できている。“AKGらしさ”を感じるサウンドだ。  同様にフィルター交換に対応した下位モデルの「N30」という機種もある。 背を伸ばして平面振動板にも手を伸ばしてみる? AR-H1 AR-H1  Acoustic Researchの「AR-H1」は平面振動板を使った平面磁界型のヘッドフォンで、これから発売になる機種。解像感が緻密で、音離れがいい。音の立ち上がりが速く、ボーカルや楽器の見通しにも優れる。セミオープンタイプで開放感もあるなど、とにかく音のいい機種。実売価格は8万円強と高めだが、平面振動板を使った機種は10万円を超えるものも少なくない点を考えるとリーズナブルだ。 AEON FLOW AEON FLOW  Mr.Speakerの「AEON FLOW」も平面振動板を採用した機種だが、こちらは密閉型。比較的コンパクトな本体でモバイル利用も視野に入れている。MrSpeakersの特許技術「V-Planer」振動板を改良し、耳の形状に合ったハウジングを採用。重量も328gと軽い。実売価格は10万円程度。 デザインにこだわってみるのもあり 99 CLASSICS 99 CLASSICS  MEZE AUDIOはルーマニアのブランド。高級感がある本体のデザインが魅力的だ。音調も、音が濃密で安定感やハッキリとした明瞭さを感じる。「99 CLASSICS」の価格は4万円程度。本体の質感は高く、価格を考えてもなかなか魅力的な選択肢に感じた。なお、これよりも安価な実売2万円台半ばの「99 NEO」という機種もある。 振動、振動、ウリイイイイイ Crusher Wireless Crusher Wireless  スカルキャンディーの「Crusher Wireless」はまさに“震える”ヘッドフォン。低音の再生に合わせて本体が振動して、迫力満点で心も揺さぶられる。ライブ録音もいいが、映画やVRなども楽しめる、エンタメ性の高い製品だ。シンプルなデザインで、装着感も良好。実売価格は2万円程度。Bluetooth対応のワイヤレスモデルとなる。 リミテッドなのに安価になった Michelle Limited Michelle Limited  JH Audioの「Michele Limited」は、3ウェイ3ドライバー構成のユニバーサル型IEM。JH Audioはたくさんのバランスド・アーマチュア型ユニットを搭載したイヤモニ(Laylaはなんと片側12ドライバー)のラインアップを揃えているが、その末娘的な位置付けだ。しかし、その音は侮れない。今秋発売予定の機種で、予想実売価格は5万円弱。3Dプリンター制作の従来機種より1万5000円ほど安くなっている。

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