古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

まさにハリケーン! ランボルギーニ「ウラカン RWD スパイダー」で風を感じる!

ザテレビジョン のロゴ ザテレビジョン 2017/05/01
まさにハリケーン! ランボルギーニ「ウラカン RWD スパイダー」で風を感じる! © KADOKAWA CORPORATION 提供 まさにハリケーン! ランボルギーニ「ウラカン RWD スパイダー」で風を感じる!

ついに雲上カー・ランボルギーニ登場!「ウラカン RWD スパイダー」でドライブ!  ランボルギーニ。クルマに詳しくない人でも聞いたことがあるだろうイタリアのスーパーカーメーカーだ。正式名称はヌオーヴァ・アウトモービリ・フェルッチオ・ランボルギーニ SpA。現在はドイツのアウディ傘下だが、一環してガソリンエンジンのハイパフォーマンスカーを作り続けている。  元々はトラクターのメーカーだったことは有名な話。社長のフェルッチオ・ランボルギーニはトラクターやエアコン、ボイラーなどで成功したあと、フェラーリを購入するもそのクオリティーに不満を持ち、自分で改造したところから自動車メーカーの設立に繋がっていく。  今でも名車として語り継がれる「ミウラ」や「カウンタック」(クンタッシ)などを次々とリリースし、名実ともに高級スーパーカーメーカーにのし上がるも、クーデターやオイルショックなどでたびたび資金難が訪れ、フィアットやクライスラーの傘下になったり、投資家に買われたりと、その歴史は順風満帆ではなかった。1999年にアウディ傘下に納まり、現在に至っている。  ランボルギーニはほかの自動車メーカーと違い、ラインナップは少数精鋭。現行はフラッグシップとその下のモデルの2通りのみ。V12エンジンを積むフラッグシップは、ミウラからはじまりカウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴという系譜のアヴェンタドール。V10エンジンのモデルはランボルギーニ史上もっとも売れたというガヤルドの後継、ウラカン。この2台が今のランボルギーニである。なお、ウラカンはアウディ・R8と共有部品も多い兄弟車だ。  今回お借りしたのは、「ウラカン RWD スパイダー」(Hurácan RWD Spyder)。ウラカンにはいくつか派生モデルがあり、頂点である「ウラカン ペルフォマンテ」、ノーマルの「ウラカン クーペ」、オープンモデル「ウラカン スパイダー」、後輪駆動(MR)になった「ウラカン RWD クーペ」、戦闘機をモチーフにした限定車「ウラカン アヴィオ」、そして「ウラカン RWD スパイダー」。合計6モデルがウラカンファミリーだ。  ほかには、SUPER GTをはじめ国内外のツーリングカーレースで走っている「ウラカン GT3」や、ワンメイクレース用の「ウラカン スーパートロフェオ」といったレースモデルも存在する。  ちなみに、ウラカン(Hurácan)という名前はスペイン語でハリケーンを意味し、1800年代に活躍したスペインの闘牛の名前からきているそうな。すでに名前でカッコ良すぎる。 フロントタイヤは245/35 R19 リアタイヤは305/35 R19 フロントタイヤは245/35 R19 リアタイヤは305/35 R19  ウラカン RWD スパイダーはその名のとおり、後輪駆動モデルをオープンにしたモデル。ウラカン クーペが610馬力、車重1422kgなのに対して、580馬力、1509kgとスペックは抑えられているのが特徴。ハンドリングを楽しむRWDモデルをオープンにしているという、かなりユーザーを選ぶモデルなのは間違いない。お値段は2788万5924円(税込)と、この記事で紹介してきたクルマの中でも最高クラス。今回の広報車はオプションカラーの「Blue Le Mans」が102万円で、さらにオプションてんこ盛りで合計3400万円オーバー! アヴェンタドールよりは安いとはいえ、雲上カーのお値段だ。なお、日本には今年の1月に入ってきたばかりのニューカマーである。 スペックは抑えめとはいえ580馬力!どこでフルパワーを出せるのか!?  スペックを見ていくと、V10 5.2リッターの自然吸気エンジン、馬力は580PS/8000rpm、トルクは55.1kgm/6500rpm、最高速度は319km/hで、0-100mの加速は3.6秒。トランスミッションは7速LDF(ランボルギーニ・ドッピア・フリッツィオーネ)でいわゆるDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用している。  サイズは全長4459×全幅1924mm×全高1180mm、車重は1509kgとボディーサイズはそのままに重量がやや増えている。これはオープンモデルの宿命だ。全幅は1924mmだがこれはミラーを入れていないので、ミラーまで含めると2メートルを軽く超えてしまう。  乗り込んで最初に驚いたのが、USB端子がない! そう、最近のクルマならコンパクトカーから高級車まで必ず付いているUSB端子が見当たらないのだ。オーディオ機器を繋ぐだけでなく、スマホの充電などにも使うUSB端子がウラカン RWD スパイダーにはない。近年はシガーソケットを廃止して、USB端子にしているクルマもあるのに、シガーソケットありでUSB端子はなしという、反骨精神あふれる仕様になっていた。ただし、Bluetoothはあるのでスマホやオーディオ機器は無線でスマートに繋げというメッセージなのかもしれない。  ウラカン RWD スパイダーのコックピットは気分を高揚させるデザインであり、座っただけでワクワクさせられるのだが、何かが足りない……。よく見たらカーナビ用のディスプレーがセンターコンソールにないのである。これまで試乗してきたクルマは大きなディスプレーがセンターに鎮座しており、専用のネットワークサービスがあったり、Apple CarPlayに対応していたりと、最新モデルらしいテクノロジーを採用していた。だが、センターのディスプレーに表示されるのは、油温、油圧、電圧の3連メーターのみ。  どこにナビが……と思って正面を見ると、通常タコメーターとスピードメーターが存在する場所が12.3型のディスプレーとなっており、すべての情報がここに集まっていた。すべてがデジタルで制御されているのがよくわかる。しかも、ここなら運転中の視線移動が最小限で済むので、なるほど合理的だ。  エンジンスタートスイッチをポチっと押してみる。V10の咆吼とも言うべき、大きな始動音が鳴り、アイドリングの音もかなり大きい。夜の住宅街では危険だ。実際、筆者の家は住宅街のど真ん中なのだが、このクルマで夜中に帰宅してちょっとアイドリングさせていたら、ご近所さんが何事かと窓から顔を出したくらいだった。 3つの走行モードを自在に変更可能!  最近のクルマらしく、走行モードは3つ用意されている。街乗り向けの「STRADA」(ストラーダ)、スポーツ走行向けの「SPORT」(スポルト)、完全サーキット向けの「CORSA」(コルサ)だ。今回はSTRADAを中心に、高速走行時のみSPORTにした。CORSAもちょっと試したが、シフトチェンジは完全に手動になり、クルマ全体の挙動が明らかに変わったことがわかるほど身の危険を感じたのでやめておいた。そもそもサーキット用だし。  STRADAは比較的大人しいモードで、エンジン音も小さめ、路面のバンプもあまり拾わない、シフトは早めにチェンジしてくれる。猛牛を想像していた人には、一見もの足りないかもしれない。だがアクセルを踏み込んでいくと、強烈に加速していく。低回転域のエンジンチューンになっているのか、1000~2000prmでもグイグイ前に進む。  街乗りでは580馬力は手に余るが、坂道を登ったり、レーンチェンジなど一瞬のパワーがほしいときにその片鱗が見える。また、このマイルドな乗り心地と相まって、一般道ではとても走りやすく、スマホで言うところの「手に収まる感じ」だ。ボディーサイズは大きいほうだが、狭い裏道などに行かない限りは、その大きさはあまり感じなかった。  赤信号などで止まるとアイドリングストップするのも、このモードだけ。個人的にはランボルギーニのクルマにエコだとか燃費だとかを考えて欲しくはないが、STRADAモードのみアイドリングストップを採用するあたり「環境のこともちょっとは考えてるんです」的なイジらしさを感じてしまった。 ウィンカースイッチはコレ! 慣れるまで使いづらかった…… こちらはワイパーのスイッチ ウィンカースイッチはコレ! 慣れるまで使いづらかった…… こちらはワイパーのスイッチ この赤いスイッチを上下に動かして走行モードを変える ハンドルの左側、ちょっと分かりづらいところにあるヘッドライトのスイッチ類 この赤いスイッチを上下に動かして走行モードを変える ハンドルの左側、ちょっと分かりづらいところにあるヘッドライトのスイッチ類  SPORTモードは切り替えただけで、エンジン音が一段階高くなる。そしてアイドリングストップはしない。ハンドルもやや重くなり、足回りも硬くなったように感じた。マニュアルでもオートでもシフトチェンジできるが、今回はオートで試した。エンジン回転数を引っ張るようになり、STRADAのように頻繁にシフトチェンジはしない。減速時、シフトダウンするときは必ずブリッピング(からぶかし)してくれるのだが、とてもテンションが上がるのだ。  自分ではヒール&トゥーなんてしないし、ましてや街中や高速道路でもなおさら。レーサーになった気分を味わえるので、楽しい。エンジンブレーキも強烈に効くようになる。ウラカン RWD スパイダーの魅力を手軽に楽しめるモードといえる。デメリットとしては、燃費が急激に悪くなること。今回、正確な数値は測らなかったが、目に見えてメモリーが減っていったので、おそらく4~6km/Lくらいにはなっているかと思う(カタログ値だと8km/Lくらい)。 コンソールボックスは浅いので大きなものが入れられない。つばさ曰く「フリスクしか入らない」 ダッシュボードの中も車検証入れくらいしか入らない。あとはETC車載器がある コンソールボックスは浅いので大きなものが入れられない。つばさ曰く「フリスクしか入らない」 ダッシュボードの中も車検証入れくらいしか入らない。あとはETC車載器がある なぜかSDカードスロットが2つあるのに、USBポートはなし サイドミラーは大きいので視認性がいい なぜかSDカードスロットが2つあるのに、USBポートはなし サイドミラーは大きいので視認性がいい ルームミラー周辺のスイッチも少ないので、迷わず操作できる 正直、後方の視界はかなり悪い ルームミラー周辺のスイッチも少ないので、迷わず操作できる 正直、後方の視界はかなり悪い  どちらのモードも共通してアクセルとブレーキのレスポンスが最高にいい。というか、踏んでいて気持ちがいい。ちょっと加速したいとき、足の親指でちょっとオルガンペダル式のアクセルを踏むと、ほんとにちょっとだけ加速してくれる。また、ペダルの跳ね返りが結構強いので、踏むために若干リキむ必要があるが、微調整がしやすいのである。ブレーキも手前でキュっと効くよりも、奥に行けば行くほどジワっと効くタイプなのだが、ドカンと踏めば1.5トンのボディーがすぐに停止する。  そう、車重1.5トンを感じさせないのも、このクルマのすごいところ。直進での安定性は素晴らしく、ちょっと踏んだだけでもブレずに加速していく。重い矢がまっすぐに飛ぶように、空力だけでなく重さで地面に張り付いているのかもしれない。前回乗ったNSXはテクノロジーでグイグイ曲がっていくクルマだったが、これはベッタリと地面に足を付けて軽快に曲がっていく感じ。モータージャーナリストのように気の利いた表現ができないのがもどかしいが、とにかくコーナリングが気持ちイイのである。後輪駆動のせいもあるかもしれないが。 3連メーターはデジタル表示。油温、油圧、電圧の3つ 巨大なパドルシフトで、いつでもシフトチェンジ可能 3連メーターはデジタル表示。油温、油圧、電圧の3つ 巨大なパドルシフトで、いつでもシフトチェンジ可能  とにかく官能的で刺激的で爽快なクルマ。それがウラカン RWD スパイダーに乗ってみて抱いた印象だ。中二病的と言ったら語弊があるかもしれないが、子供の頃抱いていた「僕が考えたカッコイイクルマ」を具現化したと言っても過言ではない。  無駄にフタを開けるスタートスイッチ、メカメカしいバックレバー、戦闘機のようなスイッチ、大パワーのV10エンジン、そして17秒で開閉する屋根。素早くオープンエアーを楽しめるのはとくにうれしい。50km/hくらいまでなら走りながら開閉できるので、突然の雨などにも対応できるだろう。筆者は以前、BMW Z3に乗っていたが、手動の幌だったので雨が降ってくるとどこかに停車して幌を締めていたし、走りながらの開閉は絶対にできなかった。  余談だが、首都高を流しているときに、軽の改造車に抜かれたのだが、そのドライバーが抜き去り際にこちらに向けてガッツポーズをしていた。気持ちはわかる。法定速度で走っているとはいえ、あのランボルギーニを軽自動車でチギったのだから。また、こういうクルマに乗っていると気持ちに余裕ができるのか、まったく悔しくはなかった。  ランボルギーニ・ウラカンという非日常感、そこにオープンという非日常感がプラスされ、もはやファンタジーと言っていいウラカン RWD スパイダー。つばさは一通り運転して「焼肉ではなくBBQのような感覚」と評した。乗ってみろと言われて簡単に乗れるクルマではないが、もし、人生のどこかでこのクルマに乗れるチャンスが訪れたなら、迷わず乗ってみてほしい。現実世界とは思えない景色が広がることだろう。 幌を閉じた状態での後方視界 これはエアコンの吹き出し口 幌を閉じた状態での後方視界 これはエアコンの吹き出し口 ドアにもスイッチが少ない 助手席も視点は低く、乗り降りしづらい ドアにもスイッチが少ない 助手席も視点は低く、乗り降りしづらい ランボルギーニのエンブレムはココに 取り外し可能なところは、これまでのクルマ同様 ランボルギーニのエンブレムはココに 取り外し可能なところは、これまでのクルマ同様 あまり実用的ではないが、ディスプレー全部を使って音楽情報を表示させることも可能 ナビはタコメーターの横に表示される。このディスプレーの情報量が多いので、ちょっと窮屈に感じた あまり実用的ではないが、ディスプレー全部を使って音楽情報を表示させることも可能 ナビはタコメーターの横に表示される。このディスプレーの情報量が多いので、ちょっと窮屈に感じた これがドライバー視点 風の巻き込みがほとんどないので、特に女性にはうれしいだろう これがドライバー視点 風の巻き込みがほとんどないので、特に女性にはうれしいだろう ランボルギーニ「ウラカン RWD スパイダー」の主なスペック エンジン V型10気筒 排気量 5200cc 最大出力 580HP/8000rpm 最大トルク 540Nm/6500rpm トランスミッション 7速LDF 最高速度 319km/h 0-100km/h 3.6秒 サイズ 全長4459×全幅1924×全高1180mm 車両重量 1509kg タイヤ(フロント/リア) 245/35 R19/305/35 R19 価格 2788万5924円(税込) ■関連サイト ランボルギーニ・ジャパン

まさにハリケーン! ランボルギーニ「ウラカン RWD スパイダー」で風を感じる!

まさにハリケーン! ランボルギーニ「ウラカン RWD スパイダー」で風を感じる!
© KADOKAWA CORPORATION 提供

ザテレビジョンの関連リンク

ザテレビジョン
ザテレビジョン
image beaconimage beaconimage beacon