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まじ娘、majikoとしてメジャーで本格始動 ワンマンライブで感じたミステリアスなパワー

Real Sound のロゴ Real Sound 2016/12/12 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 majikoが12月8日、Shibuya WWWにてワンマンライブ『Cloud 7』を開催した。彼女は“まじ娘”名義ですでに多くのリスナーから人気を博すシンガーである。なかでもオリジナル曲「心倣し」の動画再生回数は140万回を突破、早くからネットではその歌声と楽曲のクオリティが高く評価されてきた。 (関連:米津玄師が考える、音楽表現の過去・現在・未来「自分はスクラップの寄せ集めみたいなもの」)  筆者は9月に行われたイベントでmajikoのライブを一度鑑賞している。その時はパフォーマンスに一気に引き込まれ、一瞬にしてライブが終わってしまったような感覚だった。彼女は高い歌唱力で存在感を発揮し、短時間でその歌声を来場者の脳裏に焼きつけ、ステージを後にした。また、ステージ上のオン・オフのギャップが印象的でもあった。緊張感あるパフォーマンスを終えたとたんに飛び出したゆるいトーク……majikoとはどんなアーティストなのだろう、と興味を持ちはじめていた。  そして迎えたこの日は、majiko名義でポニーキャニオンからメジャーデビューすることがアナウンスされてから初となるワンマンライブだった。満員の会場に現れたmajikoは、エレキギター2本、ベース、ドラム、キーボードといったバンドメンバーを従え、まず1stアルバム『Contrast』から自身が作詞作曲を手がけた「end」を披露した。majikoの歌声には痛切な歌詞の意味を伝える豊かな表現力がある。ブレスの音を合図に始まった「FRACTAL」では、ハンドマイクでさらに熱のこもったライブを繰り広げた。  MCでは、前回同様のゆるいトークも健在だ。ステージ上とフロアでは会話のようなやりとりが行われる。普段からネットでコミュニケーションをとっているからか、ファンとmajikoの間には親近感があるようだ。特に若い世代のファンの女の子からは、majikoに身近さを感じながらも強い憧れを抱いている様子が伝わってきた。  そのようにmajikoの魅力に惹きつけられているのはファンだけではない。アルバム『Contrast』(2015年)や『Magic』(2016年)で楽曲を書き下ろしたホリエアツシ(ストレイテナー)はじめ、荒井岳史(the band apart)や森勇介(locofrank)、haruka nakamuraといったミュージシャンから、A-beeやmonaca:factoryなどのクリエイター、みきとPや蝶々PなどのボカロPまで多くの音楽家たちが彼女の作品に携わっている。今回のライブでも荒井岳史が書き下ろした「きっと忘れない」やホリエアツシ書き下ろしの「mirror」「彗星のパレード」「アマデウス」などが披露された。  また、この日はmajiko作の新曲「ノクチルカの夜」「昨夜未明」「Lucifer」も聴くことができた。「ノクチルカの夜」は、今夏の楽曲制作中に思い浮かんだというノスタルジックな一曲。「Lucifer」では、ステージ初披露となるアコースティックギターを用いたパフォーマンスに挑戦。アンコールのラストはアカペラで歌いはじめた「心倣し」で幕を閉じた。  これまでの人気曲からこれから発表される新曲まで、様々な曲調によるmajikoワールドが展開された今回のワンマンライブ。「majikoとはどんなアーティストなのか」の答えは、リスナーと近い距離・感覚で歌を紡ぎ、それが人々の共感を集めている。そして、彼女のことをもっと知りたいと思わせるミステリアスなパワーが多くの人を惹きつけるということだろうか。  終演後、場内で放映されたトレイラー映像では、2月15日にミニアルバム『CLOUD 7』をリリースすることが発表された。一見してスタイリッシュなクリエイティブだったのでしっかり見たいと思っていたところ、先日YouTubeにアップされていた。こちらもご覧いただくことで、majikoというアーティスト像がより伝わるのではないかと思う。(久蔵千恵)

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