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まゆゆ主演『サヨナラ、えなりくん』、支離滅裂感&大コケ感しかなく逆に大注目だ

サイゾー のロゴ サイゾー 2017/04/29
© Cyzo 提供

 AKB48・渡辺麻友主演で“タイトル騒動”の渦中にあった連続テレビドラマ、『サヨナラ、えなりくん』(テレビ朝日系)が4月30日深夜にようやくスタートを切る。今クール連ドラのなかでは放送開始が最も遅く、騒動のゴタゴタもあったが、内容で挽回できるだろうか。

 同ドラマは当初『サヨナラ、きりたんぽ』というタイトルでの放送が予定され、1936年に発生した阿部定事件をモチーフに、渡辺演じる主人公が純愛や復讐のために男性の下腹部を切断するという設定が伝えられていた。しかし、きりたんぽが郷土料理の秋田県から「イメージが悪くなる」と苦情を受け、テレ朝はタイトルの見直しを余儀なくされた。【詳細画像はこちら】 http://biz-journal.jp/2017/4/post_17674.html

 そして4月21日、新題『サヨナラ、えなりくん』が明かされたのだが、唖然とした人も多いだろう。「えなりくん」とはまさに俳優・えなりかずきのことで、えなりはタイトル変更に伴い悪役として登場が決まった悪役キャラクターを演じる。内容も、当初の猟奇的な設定は消え、婚活中の主人公・桐山さおり(渡辺)が言い寄ってくる男性と交際をするなかで本性を見抜き、「特殊能力」で成敗していくというストーリーとなった。

 各所で「きりたんぽが男性の下腹部を連想させるのがよくない」と言われていたところに、どういうワケか「えなりくん」を投入してきたテレ朝。えなりくん側もいい迷惑だろうが、テレ朝に逆らえなかったのだろうか。

 そんなタイトル問題は散々イジられているのでこの辺にしておいて、むしろ心配されるのが内容のほうである。「婚活女が特殊能力で男性を成敗します!」とは、支離滅裂もいいところ。猟奇というインパクトを失った末、盛り込まれた謎の特殊能力。もう、ドラマ自体の放送を取りやめたほうがよかったのではないかと思うレベルのお粗末さである。こんなドラマの主役を務める渡辺も、本当に可哀想だ。

 だが、こうなったからには、この特殊能力にすべてが掛かっているともいえる。ドラマの公式サイトでは、「まゆゆが“黒い女”を熱演!」「“悪いえなりかずき”、降臨!!」などと、演じる渡辺&えなりに世間が抱くキャラクターイメージと役柄のギャップを強調しているが、私はごまかされない。大事なのは「さおりがどんな特殊能力を発揮するのか」であり、それが見どころにならなければ、なんのためのファンタジー設定だというのか。

 男性を懲らしめられる特殊能力とは、一体なんだろうと考える。何か幻覚でも見せるのだろうか……。いや、そんなのは普通過ぎる。ぜひとも同ドラマには、視聴者の想像をはるかに超える特殊能力を描き、タイトル騒動以上の話題を呼んでほしいものだ。(文=美神サチコ/コラムニスト)※画像は渡辺麻友

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