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まるで駅弁レベル!? サミットの「牡蠣めし弁当」はいかにして作られたか

エキサイト Bit のロゴ エキサイト Bit 2016/12/29 田幸和歌子

今年も気づいたら始まっていた、サミットストアの季節限定のお弁当「牡蠣めし弁当」。

『デリカテッセン・トレードショー 2015 お弁当・お惣菜大賞』の「弁当部門」で最優秀賞を受賞した商品で、まるで駅弁のようなクオリティには驚かされる。

そもそもどんなきっかけで作られたものなのか。サミットの総菜部担当者に聞いた。

「牡蠣めしの“初号機”が出たのは2014年。もともとはメーカーさんからの持ち込みで、タレときんぴらのような具材をご飯に混ぜ込み、その上に牡蠣をトッピングする提案を採用して発売しました。でも、『もっと美味しくできるんじゃないか?』と思い、改良を行ったのです」

以前はサミットではお弁当の立ち位置が弱く、丼などの低単価の商品はよく売れるが、特徴のある商品がなかったそう。

そこで、「牡蠣そのもの、そしてご飯の牡蠣のうまみをもっと感じられるようにするため、まず四国のタレメーカーさんまで足を運び、『牡蠣めしのための特製のタレを作ってくれないか』と相談しました。化学調味料をできるだけ使用せず、製造方法も変えて牡蠣本来の風味が感じられる炊き込みご飯に仕上げました。最後に店舗で蒸し上げた牡蠣を2 粒のせることで、牡蠣のうまみやジューシーさが際立つ商品になったのです」

お弁当・お惣菜大賞の反響

弁当としての副菜にもこだわった。

「牡蠣フライは、牡蠣の産地の広島で船に乗り、牡蠣筏(かきいかだ)で買付する牡蠣を見せてもらったうえで、自身が納得できる品質とサイズを決めました」

こうして何度も試作したうえで、満足感の高い弁当にした。

「実はここまで売れる定番商品になるとは思ってなかったんですよ。『お弁当・お惣菜大賞』に出せと言われて、最初は賞の存在や影響力をあまり知らずに『え~っ?』と思った程度だったのですが、たまたま出してみたら大賞になりまして(笑)。そこからの反響は非常に大きく、授賞式の翌日にテレビに出てからは、お客さんが殺到し、原料も足りなくなる事態が起こりました」

さらに、「粒が大きいと、見栄えも良く、ジューシーでプリプリの食感になる」ということから、2015年秋からは、牡蠣フライ、牡蠣めしの上の牡蠣ともに、商品の売価は据え置きで、ワンサイズ上げているそう。

牡蠣めし味の限定ポテチまで発売

ところで、「季節商品」であることは仕方ないとして、残念なのは、不定期にしか登場しないこと。なぜなのか。

「牡蠣めし弁当は、体感温度が下がり秋を感じる9月頃に登場し、3月頃に販売終了するようにしています。不定期なのは、単価が500円台と、安くないため。平日はどうしても398円や498円の商品がよく動くので、牡蠣めし弁当は、祝日や週末中心にチラシに掲載して訴求する商品にしているのです」

2015年は16万パック8000万円近くを売り上げたという人気商品。お弁当の副菜部分がなく、牡蠣を6粒盛り込んだ単品の「牡蠣めし」(498円)も、2015年は17万パック、7000万円近くを売り上げているという。

ちなみに、受賞後にはコイケヤとのコラボで、この人気商品をポテトチップスにした「ポテトチップス サミットの牡蠣めし味」なる商品も発売された。

春が来るまでの週末・祝日だけ食べられる「牡蠣めし弁当」。巡り合ったら、ぜひ一度試してみては?

(田幸和歌子)

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