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カメラの祭典「cp+2017」で見つけたiPhone用撮影グッズ

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/03/11
カメラの祭典「cp+2017」で見つけたiPhone用撮影グッズ: 今年(2017年)の「cp+2017」の展示会場の入口(人が少ないのは、一般入場前の時間だから。土日は人出ごったがえす) © ITmedia Mobile 提供 今年(2017年)の「cp+2017」の展示会場の入口(人が少ないのは、一般入場前の時間だから。土日は人出ごったがえす)

 毎年2月後半にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「cp+(シーピープラス)」というイベントがある。知らない人は「なにそれ?」と思う名前なのだけれど、大昔は「日本カメラショー」、その後「フォトエキスポ」や「フォトイメージングエキスポ」という名前で行われていたイベントだ、というとわかりやすいかもしれない。いろいろ内部事情があって、2010年以降は「cp+」という名前になったのである。

 ルーツをたどると、1960年開催の「第1回日本カメラショー」にたどり着く。その歴史は古い。要するに、「カメラとその周辺の製品メーカーが一堂に介する一大イベント」であり、全国からカメラ好きや写真好きが集まってくるのだ。

 では、このcp+がiPhoneと何の関係あるのか。実はここ数年、写真用品メーカーからiPhone用の撮影アイテムがちょこちょこと登場しているのだ。

 そこで、今回のiPhoneカメラ講座は番外編として、今年(2017年)の「cp+2017」で見つけたiPhone用撮影アイテムを紹介するのである。

●TwistGrip(マンフロット)

 イタリアの世界的な写真用品ブランド「マンフロット(Manfrotto)」は、プロカメラマン向けの各種撮影用品や三脚に加えて、イタリアっぽいデザインの一般向けアイテムやバッグも取りそろえている。

 今回、マンフロットブースで注目したのが「TwistGrip」。スマートフォンを三脚につけるための汎用(はんよう)アダプターなのだが、デザインがいい。さすがイタリアという感じだ。

 携帯時はスリムでかさばらない。使用時は上下をくるっと回すと、スマホを挟める形状になるのだ。このとき、内側が少し斜めになってて、スマホがはずれにくくなる。

 この手の三脚用スマホアダプターはバネでスマホを抑えるのが一般的だが、このTwistGripはネジ留めするようになっていて、よりしっかりと装着できるのがポイント。しかも、上部にはアクセサリシューがついているのでLEDライトも装着できる。これは便利。

 iPhoneを三脚や自撮り棒に取り付けるだけのアイテムならいっぱいあるけれど、本職の三脚メーカーが作ったものだから、作りや質感がしっかりしてるのである。

●LUME CUBE(ケンコー・トキナー)

 先ほど紹介したTwistGripに付いていたLEDライトは同じくマンフロットの「LUMI LEDライト」だったわけだが、他社のライト取り付けられる。

 カメラの祭典であるcp+だけあって、探せばいろいろなLEDライトが見つかるわけだが、「ケンコー・トキナー(Kenko Tokina)」ブースで「LUME CUBE」というものを見つけた。

 このLUME CUBE、一灯タイプながら1500ルーメンという高輝度で、IP68等級の防塵(じん)・防水性能を持っている。さらに、iPhone(やAndroid端末)からアプリで光量をコントロールできるようになっている。ただし、iPhone自体は水中撮影には対応しておりませんが……。

 小さいので、いざという時には懐中電灯代わりにも使えるのもポイントだ。

●Mobile-Catch King-of-kings(Mobile-Catch/ベルボン)

 スマホ用三脚アダプターに装着したiPhoneを、どのような三脚につけるかは悩みどころでもある。iPhoneに適したシンプルで小さな三脚といえば、マンフロットのPIXIシリーズや「JOBY(ジョビー)」のゴリラポッドなどなど、昔からいっぱい出ているが、今回のcp+2017では、日本の老舗三脚メーカー「ベルボン(Velbon)」のブースで面白いものを見つけた。

 その名も「Mobile-Catch King-of-kings」。台湾のカメラ用品メーカー「Mobile-Catch(モバイルキャッチ)」が製造し、ベルボンが日本代理店として販売するカメラ・スマホ用三脚だ。

 普通の三脚なら平らなところに立てるところ、このMobile-Catchは「挟んで固定」することもできることがミソなのです。

 テーブル用三脚としてだけではなく、その辺の柱でもテーブルの端でも何にでも挟んで固定できるし、とにかくコンパクトなのもいい。

 何かに挟んで使う場合は、下の写真のように好きなところに挟める。ちなみに、私物のiPhoneをはさませてもらいました。

 面白そうでしょ? 手すりに挟んだり、テーブルの端に挟んだり、木の枝に挟んだりすするのはもちろん、その辺に転がっている鉄パイプに挟めば「簡易自撮り棒」にもなる(鉄パイプがその辺に転がってるかどうかはアレだが……)。挟んだ後にネジ留めできるので、ブラつきもある程度防ぐことができる。

 なお、この製品には三脚本体のほかにスマホホルダーも付属する。これ、下手な三脚より便利だと思う。ちょいと使ってみたい。

●ExoLens PRO with Optics by ZEISS(カールツァイス)

 iPhone用アクセサリーといえば、三脚アダプターや三脚系(自撮り棒などを含む)だけではなく、より広角にしたり望遠にしたりマクロ撮影したりできる「アクセサリーレンズ」も結構たくさんある。

 アクセサリーレンズといえば、安いものが山ほど出ている。そこで、あえて高級なものを1つご紹介しようと思う。

 ドイツの老舗光学テクノロジー企業「カールツァイス(Carl Zeiss)」は、一眼カメラ用の非常に高品質な「ZEISS(ツァイス)レンズ」で有名だ。そんなZEISSレンズをiPhone用のアクセサリーレンズとしてアレンジしたものが「ExoLens PRO with Optics by ZEISS」(以下「ExoLens PRO」)だ。

 ExoLens PROは、0.6倍の広角(ZEISS Mutar 0.6x)、2倍の望遠(ZEISS Mutar 2.0x)、そしてマクロレンズ(ZEISS Vario-Proxar 40-80 T*)の3種類をラインアップしており、これらをiPhoneに装着するためのブラケットと組み合わせて使う。

 2016年に登場時はiPhone 6/6s、iPhone 6 Plus/6s Plus対応の製品として登場したが、iPhone 7対応のブラケットが新たに登場した。このメカっぽいアルミニウム製ブラケットの上部にはLEDライトなどを付けられるし、下部には三脚穴もあるので三脚を装着することもできる。

 しかし、通常のブラケットは、広角と望遠の2つのレンズを持つiPhone 7 Plusには残念ながら未対応。2つのレンズに対応するのが難しかったのだそうな。iPhone 7 Plusユーザーの私には大変残念なことである。

 しかし、諦めることはない。実は、ExoLens PRO用のマウントにはレンズだけ使いたい時に使う簡易マウント「エッジマウント」もある。こちらはiPhone 7 Plusにも対応しているのだ。

 「簡易」とはいうものの、クリップではさむだけのアクセサリーレンズと比べると、きちんとiPhone側のレンズの中心に合わせて設置できる上、安定感が違う。さすがである。ちなみに、エッジマウントにもアクセサリーシューは付いている。取り付けるレンズの大きさとの相談は必要だが、LEDライトなども取り付けられる。

 で、写真を見れば分かるが、iPhone用アクセサリーレンズとしては大きくて重い。そして何より高価である。広角レンズのキットで2万5000円……。

 「高い!!」という気持ちは分かる。が、その分超ハイクオリティなのだ。安い広角レンズだと周辺部の画質が劣化したり、流れちゃったり、周辺部の直線が湾曲して写るのが普通。しかしExoLensなら違う。シャープでびっくりするレベル。四隅の画質はさすがに劣化するけれど、歪みはないし、すごくきれい。さすが2万5000円するだけはある。

 もう1つ、マクロレンズも面白いので紹介したい。レンズの回りの透明のフードがついていて(透明なのは回りの光を遮断しないため)、それをピタっとくっつけて超アップの写真を撮れるのだ。

 安いアクセサリーレンズ独特の「歪み」や「画質劣化」が面白いって人もいるだろうし、価格が価格だけに万人にお勧めはできないけれども、iPhoneをカメラとしてピシッと使いたい人はこのくらい出すべきである、とは思う。

●お手軽VRを楽しめる「VR ONE Plus」(カールツァイス)

 カールツァイスブースで、もう1つiPhoneで使えるグッズを見つけた。「ZEISS VR ONE Plus」(以下「VR ONE Plus」)である。

 VR ONE Plusは「Google Cardboard」準拠のVRゴーグルで、4.7〜5.5型のスマホで汎用的に使える。強みはZEISSレンズを使うことで映像がものすごく明瞭になるということだ。

 Google Cardboard対応のアプリ(YouTubeやTHETAアプリなど)で、簡単かつキレイなVRを楽しめる。お値段は1万5800円だ。

●モバイルバッテリー付き「アクションバッテリーグリップ」(JOY)

 最後はゴリラポッドでお馴染みのJOBYから、「アクションバッテリーグリップ」を紹介する。

 写真を見てもらえるとわかるように、カメラグリップなのである。動画を撮るときには、iPhoneを直接持つよりも、こういうグリップに付けた方が安定するし持ちやすい。

 一見すると、普通のカメラグリップなのだが、グリップ部がモバイルバッテリーになっている。カメラやスマホに給電しながら撮影できるのだ。

 バッテリーの容量は2600mAhと多くない上、本体側の充電用端子がMicro USBじゃなくてMini USBだが(これはMini BのUSB端子を備える「GoPro」を主に想定しているから)、動画をよく撮る人にはありがたい製品ではある。グリップの底には三脚穴があるので、三脚にも取り付けられる。

 と、cp+で見かけたiPhone用アイテムをいくつかピックアップしてみた。どれもカメラ系ブランドから出ているだけあってクオリティが高いし、iPhoneを装着したときの安定感が違う。

 興味ある方はぜひ。

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