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コレ1枚で分かる「自動運転車」

ITmedia エンタープライズ のロゴ ITmedia エンタープライズ 2017/02/22
コレ1枚で分かる「自動運転車」: 自動運転にはレベルがある © ITmedia エンタープライズ 提供 自動運転にはレベルがある

 人間が運転操作を行わなくとも自動的に走行できる自動運転車の市販が始まっています。このような自動車は、自律走行車、ロボットカー、「UGV(Unmanned Ground Vehicle)」などと呼ばれ、車に搭載されたセンサーで周囲の状況を読み取り、人工知能の技術を使って安全性を自ら判断して走行します。公道以外の限定された環境(鉱山、建設現場など)では、既に先行して需要が広がりつつあり、建設機械大手のコマツ、キャタピラーなどの企業が販売を拡大しています。

 自動運転車の自動化のレベルについては、以下のように定義されています。

・【レベル0】ドライバーが常に全ての操作(加速・操舵・制動)を行う。

・【レベル1】加速・操舵・制動のいずれかをシステムが行う。

・【レベル2】加速・操舵・制動のうち複数の操作をシステムが行う。ドライバーは常時、運転状況を監視し、必要に応じて操作する必要がある。

・【レベル3】加速・操舵・制動をシステムが行うので、ドライバーは運転から解放されるが、システムから要請があればドライバーはこれに応じる必要がある。

・【レベル4】完全自動運転。加速・操舵・制動を全てシステムが行い、安全に関わる運転操作と周辺監視にドライバーは全く関与しない。

 事故責任はレベル3までは運転者、レベル4は自動車になると考えられています。

 このような自動車の登場により、次のような効果が期待されています。

・交通事故の多くは運転者のミスや無謀な行為に起因する。運転操作を機械に任せることで、交通事故を減らすことができる。

・相互に速度を確認しながら走行するので、渋滞が解消される。

・労働人口の減少により運送従事者も減りつつある。この労働力を置き換えることで、輸送力を維持・確保し、経済規模を維持できる。

・過疎地域で、公共交通機関に代わる輸送手段を低コストで提供できる。

 一方で、ドライバーを対象とした自動車保険は必要なくなり、長距離輸送時の休憩場所や宿泊施設は、その需要を減少させてしまう可能性があります。

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