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ゴッホの「ひまわり」、世界の美術館がリレーライブ

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2017/08/15 16:04
ゴッホの「ひまわり」、世界の美術館がリレーライブ: (AP Photo/Matt Dunham) © ITmedia NEWS 提供 (AP Photo/Matt Dunham)

[AP通信] フィンセント・ファン・ゴッホの代表作である「ひまわり」の5作品が8月14日、バーチャル展示によって初めて一堂に会する機会を持った。

 ゴッホは1888年から1889年までの南仏アルル時代に複数の「ひまわり」を描いており、現在はそのうち5作品が世界の3つの大陸の5カ所の美術館に分散して所蔵されている。

 その5作品が14日、Facebookのライブ動画を介して世界中の観客にストリーミング配信された。

 1時間35分のライブ動画配信はまず、グリニッジ標準時14日午後4時50分(日本時間15日午前1時50分)に英ロンドンのナショナルギャラリーでスタート。その後、オランダのアムステルダムにあるファン・ゴッホ美術館、ドイツのミュンヘンにあるノイエ・ピナコテーク、米ペンシルベニア州フィラデルフィアのフィラデルフィア美術館、東京の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館へと引き継がれた。

 各美術館の学芸員がそれぞれ15分間ずつ、自館が所蔵する「ひまわり」の特徴を説明した。

 先週には、これらの「ひまわり」5作品を1つの展示室で鑑賞できる仮想ギャラリーも公開された。いずれの「ひまわり」も各美術館の大切な所蔵品であり、かなりの大きさでもあるため、現実に1カ所に集めるとなると大変だ。

 「世界中の画廊や美術館にとって、新たな美術鑑賞の方法を提案できる時代になってきた」とロンドンのナショナルギャラリーでデジタル責任者を務めるクリス・マイケルズ氏は語る。

 ナショナルギャラリーが所蔵する「ひまわり」は、同館で最も人気の高い作品の1つ。青みをおびた黄色の渦や絵具を厚く塗り重ねた立体的な質感で知られ、ゴッホが南仏アルルで過ごした幸せな時間を見せてくれる貴重な作品だ。

 14日のオンラインイベントのプレビュー動画は5万人以上が視聴した。

 マイケルズ氏はナショナルギャラリーが所蔵する代表的な作品を今後さらにオンラインで展示していきたい考えだという。こうした取り組みは美術館の新たな魅力となり、他の美術館と連携を図る手段にもなり得る。

 「全てがオンラインに取って代わるわけではない。こうした取り組みは、美術館の可能性を広げてくれる。世界中の素晴らしい美術館と協力し、驚くべき新たな取り組みを実現していきたい」と同氏は語る。

(日本語翻訳 ITmedia NEWS)

(C) AP通信

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