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サウジアラムコ上場先、ニューヨークか=関係筋

Reuters のロゴ Reuters 2017/08/14

[ドバイ/リヤド/ロンドン 11日 ロイター] - サウジアラビアは、国営石油企業アラムコの上場先の選定でロンドン証券取引所よりもニューヨーク証券取引所に傾いている。一方で金融や法律の顧問団はロンドン証券取引所の方が問題点が少なく、リスクも低いと指摘している。関係筋が話した。

アラムコの新規株式公開(IPO)は過去最大規模になる可能性がある。関係筋によると、サウジのムハンマド皇太子が上場先の最終決断を下す。皇太子は国内の経済・エネルギー政策を監督している。一部の顧問団の勧告と皇太子の希望に隔たりがあるという。

サウジアラムコ上場先、ニューヨークか=関係筋 © REUTERS サウジアラムコ上場先、ニューヨークか=関係筋

関係筋はサウジと米国の長年の関係から、ムハンマド皇太子が「政治的な理由から」ニューヨーク証券取引所を選ぶかもしれないと指摘。ただ決断には、金融や商業面の要素も関与すると付け加えた。

何人かの顧問は国外の主要な上場先としてロンドン証券取引所を推奨。米国は他の取引所よりもアラムコに対し、より多くの機密情報の公開を求めるとの懸念が背景にある。

上場先のほか、具体的にどの資産を売り出すのか、上場後の内部の組織体制をどうするかなども決まっていない。

内部で協議されている主要事項の1つが同社の評価額だ。ムハンマド皇太子はIPOにおけるアラムコの評価額が最低2兆ドルとなるとしている。一部のアナリストは1兆ドルから1兆5000億ドルと試算している。

別の関係筋は、ニューヨーク証券取引所の方が資本が多く、流動性も高い一方で、アラムコによるエネルギー資源の確認埋蔵量と原油先物価格、需要の推定値がより細かく精査されるかもしれないという。これらはアラムコの評価額を決める主要な要素だ。

評価額については、原油価格の見通しに大いに左右される。原油価格は現在、3年前の約半分になっている。

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