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スイス中銀、マイナス金利据え置き フラン高抑制に向け

Reuters のロゴ Reuters 2017/06/15

[チューリヒ 15日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は15日、スイスフランへの上昇圧力を軽減するため、超緩和的金融政策を維持すると発表した。主要政策金利を据え置き、中銀預金金利はマイナス0.75%に、3カ月物LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の誘導目標はマイナス1.25─マイナス0.25%に維持した。

決定はエコノミストの予想通りだった。

中銀はスイスフランについて引き続き「大幅に過大評価されている」と指摘。フラン高抑制のため、マイナス金利と為替市場への介入を継続する意向を示した。

中銀は四半期評価で、世界経済は予想通り、一段と堅調になっていると指摘。大半の先進国で物価の上昇が引き続き控えめになるなか、労働市場は上向いているとの認識を示した。

「こうした状況下で、日本とユーロ圏を中心に非常に拡張的な金融政策が続く可能性が高い。一方、米国では金融政策の正常化が段階的に進む見通しだ」との見方を示した。

今年の国内経済成長率は、3月に示した約1.5%から変更しなかった。

中銀は、各国の政治状況を注視するとともに、為替市場への介入によりユーロ圏の先行き不透明感に対応している。

中銀は年初からの介入で470億スイスフラン(484億ドル)以上の外貨を購入したもよう。ただ、ここ数週間、介入規模は縮小している。

クレディ・スイスのアナリスト、Maxime Botteron氏は「欧州の政局安定が続く限り為替介入の必要性は低下する。ただ、中銀が利上げを行うにはユーロ/スイスフランはまだ低水準過ぎる」との見方を示した。

スイス中銀、マイナス金利据え置き フラン高抑制に向け © REUTERS スイス中銀、マイナス金利据え置き フラン高抑制に向け

ジョルダン中銀総裁は記者会見で、「全ての選択肢が依然残されている。必要なら金利をさらに引き下げることも可能だ」と語った。

さらに「効果が期待できるなら、為替介入など他の金融政策ツールも活用できる。最大効果を得るために何を行うのが適切かを見極めるため、利点と問題点の双方を考慮する」と語った。

*内容を追加します。

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