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スマホ市場での不調が続いていたシャオミが復活? 1年ぶりにシェア5位に

ザテレビジョン のロゴ ザテレビジョン 2017/08/09
スマホ市場での不調が続いていたシャオミが復活? 1年ぶりにシェア5位に © KADOKAWA CORPORATION 提供 スマホ市場での不調が続いていたシャオミが復活? 1年ぶりにシェア5位に

 スマートフォンのシェア争いから脱落したかに見えた中国Xiaomi(シャオミ)が、久々にトップ5にランクインした。それだけではなく、ウェラブルではこれまで王座をキープしてきたFitbitを超えてトップに――このままXiaomi復活となるのだろうか? シャオミの新型スマホ「Mi 5X」。背面のデュアルカメラが一番の注目点。iPhone&ファーウェイキラー!? シャオミの新型スマホ「Mi 5X」。背面のデュアルカメラが一番の注目点。iPhone&ファーウェイキラー!? 今のXiaomiを支えるのはインド市場での好調ぶり  Xiaomiは、共同創業者の1人であるLei Jun氏がSteve Jobs氏のようなスタイルでスピーチを行なったり、端末もiPhoneにそっくりであるなどの話題性もあって、「中国のSteve Jobs」「中国のApple」として数年前に欧米メディアがこぞって取り上げられた。一方で、ここ1年は振るわず。国外展開もインドなど一部の国を除くと思うように進んでおらず、縮小気味に見えた。  しかし8月初めにCanalysが発表した2017年第2四半期(4~6月期)の世界シェアで、Xiaomiは5位にランクインした。またStrategy Analyticsの第2四半期の調査でも、Xiaomiは5位に入っている。Canalysのデータでは、前年同期と比較した成長率は52%と、上位5ベンダーの中では最高。Strategy Analyticsのデータでは、やはり上位5ベンダー中最高の前年同期比58%の増加を記録、シェアは6.4%と報告されている。  Strategy Analyticsのデータでは、Xiaomiは2016年第3四半期から上位5位を外れていた。つまり、今回1年ぶりにトップ5に返り咲いたことになる。  この世界シェア6.4%は、前年同期の4.3%から2ポイントのアップとなる。要因の1つとして、インドで廉価版の最新モデル「Redmi 4A」がよく売れており、LenovoやMicromaxといった競合からシェアを獲得したことがあるようだ。  実際にインド市場においてXiaomiは好調で、Strategy Analyticsによると2017年第1四半期、ベストセラー50機種中Xiaomiは1位の座を獲得したほか、合計4機種が入ったという。成長率からみても、前年同期比で増加した唯一のベンダーだった。このように、インドでの好調さが大きな後押しになった感がある。ここは1月まで同社の国際展開を支えたHugo Barra氏の功績と言えるのかもしれない(Barra氏は現在Facebookに移籍し、VRを担当していると言われている)。  なお、CanalysとStrategy Analytics、2社ともにベンダーシェアは、1位Samsung、2位Apple、3位Huawei、4位OPPO、5位Xiaomiの順。SamsungとAppleの成長率が一桁前半であるのに対し、Huawei、OPPO、Xiaomiの中国勢は、Huaweiが20%、Oppoが44%、Xiaomiが52%と高い。 Fitbitが大幅シェア減で苦境に低コストの波にもスマートウォッチの波にも乗れず  同時期、Xiaomiにとってもう1つ、うれしいデータが出ている。ウェラブル市場でXiaomiが初めて首位の座を獲得したのだ。Strategy Analyticsによると、Xiaomiは同期に370万台を売り上げ、17.1%のシェア。一方、これまで王座を独占して来たFitbitは出荷台数340万台、シェアは15.7%。Appleは280万台、シェア13%となっている。 スマホのイメージが強いXiaomiだが、テレビを初め、家電などさまざまな製品をリリースしている スマホのイメージが強いXiaomiだが、テレビを初め、家電などさまざまな製品をリリースしている  ウェアラブル市場のデータで注目されるのは、市場の先駆者的存在だったFitbitの低迷、市場の成長率の鈍化という2つの点だろう。  Xiaomiは2014年に「Mi Band」でこの市場に参入、15ドルを切る価格で、エクササイズ好き、新しいもの好きの中国市場にフィットした。一方、創業10年、2015年にはIPOも果たしたFitbitが振るわない。同期にFitbitの出荷台数は1年前(2016年第2四半期)から230万台もマイナス、シェアは28.5%から15.7%と大きく縮小している。  Strategy Analyticsによると、フィットネスバンド市場は中国の低コスト端末と米国の高機能スマートウォッチの2つの大きなトレンドがあり、Xiaomiはまさに前者にフィットしたと言える。Xiaomiのフィットネスバンドは低コストな上に、心拍数、歩数、カレンダーのアラートなど比較的高機能とのこと。Fitbitは「2つのトレンドの挟み撃ちにあっている」と分析している。 約5000円のEcho対抗AIスピーカーも発表インドではリアル店舗の展開を進める  Xiaomiは復活したのか? 1つの四半期の好調さで判断することはできないが、少なくとも同社は新製品を次々と発表している。スマートフォンでは7月末に「Mi 5X」を発表した。LTEに対応するミッドレンジ機種だ。SoCはオクタコアのSnapdragon 625で、バッテリーは3080mAh、ストレージは64GB、RAMは4GB。画面サイズは5.5型で、Android 7.1.1に最新の自社インターフェース「MIUI 9」を組み合わせている。特徴は、デュアルカメラだろう。光学ズーム付き12メガピクセルを2つ搭載している。  Xiaomiはまた、スマートスピーカーの「Mi AI Speaker」も発表した。こちらはAmazon Echo以来、世界中のベンダーがこぞって参入する音声入力による操作が可能なAIアシスタントデバイスだ。価格は299人民元と5000円程度。Echoが約180ドル、LINEの「WAVE」が1万円ということを考えると、やはり安い。8月初めにはIPカメラもリークされている。 今流行のAIスピーカーもリリース 今流行のAIスピーカーもリリース  7月にはまた、Deutsche Bank、Morgan Stanleyなど18の欧州、中東、インド、中国、香港、台湾の銀行から3年間10億ドル相当の融資を受けることも日経アジア版が報道している。資金は主にインド市場の強化に費やされる予定で、今後2年で100の店舗をオープンする予定とのこと。Xiaomiは当初、店舗を持たないことを強みとしてきたが、店舗展開で成功したOPPOに対抗すべく、Miストアとして店舗展開を進めている。 筆者紹介──末岡洋子 フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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