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トランプ氏、債務上限問題の「混乱」巡り党指導部を批判

Reuters のロゴ Reuters 2017/08/24

[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日、共和党指導部が連邦債務上限引き上げを巡る自身の提案に従っていれば混乱は回避できていたと言明し、あらためて批判をあらわにした。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、上院共和党トップのマコネル院内総務と下院トップのライアン下院議長に債務上限引き上げに向けた措置を先に署名した退役軍人を支援する法案に盛り込むよう提案していたことを明らかにした。そのうえで「彼らが応じなかったから、(例のごとく)債務上限の承認に妨げている民主党と大きな取引を行わなければならなくなってしまった。容易に解決できるはずだったのに、厄介なことになった!」と批判した。

米財務省はこれまでに9月29日までに債務上限の引き上げが行われなければ、米国が債務不履行(デフォルト)に陥る可能性があると警鐘を鳴らしている。

債務上限引き上げ期限が迫ると同時に、議会は夏季休暇明けの9月5日以降、政府閉鎖を回避するため月末までに何らかの歳出法案を可決させる必要がある。

トランプ氏が共和党指導部批判、「厄介なことに」 © REUTERS トランプ氏が共和党指導部批判、「厄介なことに」

債務上限引き上げと歳出法案は異なる懸案であるものの、債務上限引き上げに向けて政府の支出削減を求める声が強まることが見込まれる中、承認に向けたプロセスは複雑化することが予想される。また、トランプ大統領が今週メキシコ国境沿いに壁を建設するための予算を確保できなければ政府機関閉鎖も辞さないと発言したことで、問題が混迷を深める可能性も高まっている。

シンクタンクの超党派ポリシーセンターはこの日、債務上限引き上げが実現しなければ、米政府は10月2日にデフォルトに陥る可能性があるとの分析を示している。

ライアン議員はこの日、議会は連邦債務上限引き上げ法案を可決すると言明。「デフォルト回避に向けて多くの選択肢がそろっている」とし、「上限に達するまでに、債務支払いを確実にするため法案を通過させる」と語った。

トランプ大統領とマコネル院内総務の関係悪化が報じられていたことを受け、マコネル院内総務とホワイトハウスは前日、両氏が共通目標の達成に向けて協力を続いているとの声明を個別に発表し、火消しを図った。

これに対しトランプ大統領はこの日、上院で医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案を可決できなかったことを巡り、マコネル院内総務に対する批判を新たに表明。ツイッターで「私がマコネル氏に対して感じている唯一の問題は、7年間もオバマケア改廃を唱えながらも失敗に終わったことだ!あり得ないだろう!」とつぶやいた。

前日、トランプ大統領の政府閉鎖発言を受けて動揺していた金融市場だが、この日は小動き。米ワイオミング州ジャクソンホールでの年次会合に注目が集まる中、様子見気分が強かった。

こうした中、米債市場では10月初旬に償還を迎える短期証券(Tビル)利回りが上昇した。

DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「債務上限を巡る懸念からとりとめのない動きがみられる」と指摘した。

*見出しを修正しました。

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