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トランプ米大統領、辞任なら市場好感も=米著名投資家ウィーン氏

Reuters のロゴ Reuters 2017/05/23

[東京 23日 ロイター] - 米投資会社ブラックストーン・グループ(BX.N)のシニアアドバイザーを務める著名ストラテジスト、バイロン・ウィーン氏は23日、トランプ米大統領がいわゆる「ロシアゲート」疑惑により罷免される確率は現時点で低いものの、自ら辞任する可能性は否定できないと語った。

その上で、トランプ氏が任期途中で大統領職を退いた場合にはペンス副大統領が次期大統領に就任することを考えれば、市場は短期的に混乱した後に、好感する可能性があるとの考えを示した。

来日中のウィーン氏はこの日の会見で、トランプ大統領が弾劾される可能性について問われ「現時点で明らかになっている事実だけに基づくと、その可能性は非常に小さい」と述べ、今後の展開を注視する意向を示した。

トランプ米大統領、辞任なら市場好感も=米著名投資家ウィーン氏 © REUTERS トランプ米大統領、辞任なら市場好感も=米著名投資家ウィーン氏

身内であるトランプ大統領を弾劾することは共和党にとって「屈辱的」であり、他に選択の余地が無くならない限り、議会共和党は弾劾に抵抗するだろうとの見通しを示した。

ただ、「個人的には、弾劾されるよりも、むしろトランプ大統領が自ら辞任する可能性の方が大きいと思う」と指摘。トランプ氏のこれまでの言動からすれば「例えば『大統領の仕事はもっと楽しいと思ったが、こんなに大変だったとは。元の生活に戻ることにする』などと言って、いきなり辞意を表明する可能性もあるかもしれない」と語った。

トランプ大統領が罷免あるいは辞任した場合、米憲法の規定によって後任はペンス副大統領が昇格する。米国では、ジョン・F・ケネディ元大統領が暗殺された後に当時のリンドン・ジョンソン副大統領が大統領に昇格。ケネディ政策を継承し、公民権法などを成立させ、高評価を受けた例もあると指摘。結果的には市場に好感される可能性があると述べた。

ウイーン氏は「ペンス氏の方が、思慮深く理性的であり、海外事情に精通して政治経験も豊富。また、議会内調整力や政策実行力もある。トランプ大統領が何らかの形で大統領職を退いた場合、市場は短期的にはネガティブな反応をしたとしても、ほどなくして方向転換し、好感するだろう」と語った。

(植竹知子 編集:田巻一彦)

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