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ドラマ人気、快進撃…鷺宮製作所

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/09 毎日新聞
Photo: 4強入りした2007年の都市対抗で、スタンドにあいさつする鷺宮製作所の西見一郎総監督。ユニホーム姿は名物だ=東京ドームで2007年8月30日、丸山博撮影 © 毎日新聞 4強入りした2007年の都市対抗で、スタンドにあいさつする鷺宮製作所の西見一郎総監督。ユニホーム姿は名物だ=東京ドームで2007年8月30日、丸山博撮影

 TBS系列で放映中のドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」のモデルとされる、鷺宮(さぎのみや)製作所(本社・東京都中野区)が、春から社会人野球の主要大会で優勝するなど快進撃を続けている。社会人野球の最高峰、都市対抗大会(7月、東京ドーム)からは2009年以来遠ざかっており、ドラマ人気を追い風に出場権を得たいと燃えている。【倉岡一樹】

 ◇「リストラは創作」…「ルーズヴェルト・ゲーム」のモデル

 ドラマは毎週日曜日午後9時から放映されており、社会人野球を題材にした池井戸潤氏作の小説が原作。舞台となっている「青島製作所」の4番打者の名は「鷺宮」で、鷺宮製作所の郡山千年(ちとし)取締役(63)は「作中の青島製作所と我が社の特徴がよく似ている」と笑う。鷺宮野球部の一人が「池井戸氏に執筆にあたって取材された」と言い、就任12年目の松元孝博監督(47)も「我が社がヒントになっていると思う」と言う。

 自動車のハンドルやエアコンの自動制御装置製作が主事業の同社は、12年度に367億円の販売実績があった。「青島製作所」も精密機械メーカーの設定だ。さらに野球好きのオーナーには、ドラマでは俳優の山崎努さん(77)がふんするが、鷺宮野球部では同社の西見一郎名誉会長(88)が総監督としてユニホーム姿でベンチ入りすることも。一方、大きな違いもある。鷺宮野球部は選手の希望があれば正社員採用。ドラマでは廃部の危機や人員削減の話も出てくるが、「過去にない」といい、郡山取締役は「あくまでフィクション」と寛容だ。

 ドラマ放送開始の4月。社会人野球シーズン当初と重なり、話題が励みになったか、鷺宮野球部の活躍は目覚ましい。都市対抗の常連が集まった4月の静岡大会では、野川拓斗(城西国際大)、斎藤英輔(青学大)両新人投手の活躍もあり、決勝までの5試合でわずか1失点しかせず初優勝。都市対抗と並ぶ社会人2大大会の日本選手権(11月、京セラドーム大阪)出場を決めた。主要大会での優勝も5年ぶりだ。

 「小説やドラマをきっかけに、鷺宮の野球部や社会人野球全体に興味を持つ人が増えてくれればうれしい」と郡山取締役。一番の目標、都市対抗東京2次予選は22日開幕。鷺宮野球部は本大会に12回出場し、07年に4強の実績もある。チーム一丸となって「これまでの悔しさを力に変える」。

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