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ドル111円割れ、株安や米長期金利低迷で

Reuters のロゴ Reuters 2017/06/22

[ 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル安/円高の110円後半。原油先物価格が前日につけた10カ月ぶり安値から反発したものの上値が重かったこと、米長期金利の低迷、株安などを背景に、111円を割り込んだ。

ドルは早朝に高値111.43円をつけた後、じりじり値を下げた。「積極的にドルを買う材料が見当たらない」(国内金融機関)との声が聞かれる中、日経平均の下落や米10年債利回り(US10YT=TWEB)の低下が下押し要因となった。

ドルは一時110.95円まで下落したが、その後、小幅に持ち直した。テクニカルには110.80円台にある200日移動平均線が下値めどとみられている。「110円台では相応に押し目買いが入り、下値を支える」(邦銀)との見方が出ていた。

米原油先物は42.43ドル付近。前日につけた10カ月ぶり安値42.05ドルから反発した。米エネルギー情報局が前日発表した週間在庫統計で、原油在庫が250万バレル減ったことがあらためて材料視された。市場予想は210万バレル減だった。

ただ、米国内でのシェールオイルの増産や、ナイジェリアなどの増産の見通しが引き続き上値を抑えた。

米原油先物は2月23日に54.94ドルと直近の高値をつけた。同高値から前日の安値までは23.46%の下落となり、原油先物の下落基調は一段と鮮明になっている。

原油の下落は、米連邦準備理事会(FRB)を含め、日米欧の中銀が目指す物価目標の達成困難を意味し、非伝統的金融緩和からの出口戦略の実現可能性を低下させる要因となる。

乱高下が続く英ポンド(GBPJPY=)は140円後半で、午前11時台に一時140.49円まで下落した。前日はイングランド銀行のハルデーン理事の発言がサプライズとなり、英ポンドは140円半ばから一時141.75円付近まで上昇したが、その後は反落に転じた。東京時間も軟調さを引きずった。

「英国に限らず、米国や日本も含め、市場は金融政策当局のスタンスに神経質になっているため、発言に振らされやすい」(外為会社)という。

早朝、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は政策金利を過去最低の1.75%に据え置くと発表し、金利を相当な期間(considerable period)維持する方針を改めて示した。ニュージーランドドル/米ドル(NZD=D3)は0.72米ドル前半から一時0.7195米ドル付近に下落。その直後に反発し、0.7280米ドル付近まで上昇した。金利据え置きは予想通りだったが、声明文でニュージーランドドル高けん制がみられなかったことに反応したもよう。

ドル/円(JPY=)  ユーロ/ドル(EUR=)  ユーロ/円(EURJPY=)

午後3時現在 110.97/99 1.1174/78 124.01/05

ドル111円割れ、株安や米長期金利低迷で © REUTERS ドル111円割れ、株安や米長期金利低迷で

午前9時現在 111.32/34 1.1165/69 124.30/34

NY午後5時 111.37/39 1.1166/70 124.35/39

(為替マーケットチーム)

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