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プレミアムなデザイン×新CPU「Kaby Lake」――「HP ENVY 15-as102TU」を試す

ITmedia PC USER のロゴ ITmedia PC USER 2016/11/07
プレミアムなデザイン×新CPU「Kaby Lake」――「HP ENVY 15-as102TU」を試す © ITmedia PC USER 提供 「HP ENVY 15-as102TU」

 15型のノートPCは、その大きさゆえに「デスクトップPCの代替」として自宅あるいはオフィスでメインPCとして使われることが多い。普段使いのPCとなると、性能やコストはもちろんだが、目に入る時間が長いだけに、デザインにもこだわりたい。

 日本HPの「HP ENVY 15-as100(以下「as100」)は、このあたりをうまくまとめ上げている。as100には、搭載するメインメモリの容量が異なる2モデルが用意されているが、今回は8GBモデルの「15-as102TU」をレビューする。

●よりスリム、よりシックになったボディーデザイン

 最初にas100のデザインについて触れたいと思う。

 HPのノートPCといえば、「HP Spectre」シリーズがプレミアムデザインを前面に打ち出している。しかし、ここ数年はこの製品のようなスタンダードノートPCでもデザインを重視している。

 その流れの中で、今回のas100では“プレミアム”を打ち出してきた。これまでのENVYシリーズの15型モデルと比較してよりスリムに、よりシックな仕上がりとなっているのだ。

 スリムさも目を見張る。as100のスペック上の最薄部は18mm。これ自体は過去のENVY 15でも実現していたが、as100は最厚部も19.5mmに抑えて全体的なスリム化を実現した。数値的な厚みを見ると「ほぼフラット」という印象だ。

 ボディーの形状は本体先端をシャープに薄く仕上げた、いわゆる「くさび形」だ。ただし、HPはここを「最薄部」とはしていない。エッジは比較的シャープに付いているが、適度に角を取ってあるので、「手に当たって痛い」といった心配はない。

 ボディーのカラーリングは、液晶ベゼル部分がブラックで、他はマットな(光沢のない)シルバーとなる。従来のHP ENVY 15シリーズはキーボード部分もブラックだったこともあり、よりシックさを増したように感じられるのだろう。

 さて、先ほども触れたように、as100は数値的にはフラットだ。平らなノートPCは、キーを打つ時の手首の角度もそうなりがちで、それがマイナス評価のポイントになる傾向にある。しかし、as100は「リフトアップヒンジ」によってこのマイナス点を解決している。

 液晶天板の底部がへの字に曲がっており、天板を開くとこの底部が本体を持ち上げる脚となり、キーボード面に適度な傾斜を生むのだ。これによって、タイピング時の手首への負担を減らすことができる。また、本体底面と机との間にスペースが生まれることによって、大げさなゴム脚なしに、底面の吸気口に外気を導入できるというメリットも生んでいる。

 HPのプレミアムデザインのノートPCは、ヒンジ部の意匠にも注目したい。Spectreシリーズでは、ヒンジのカラーにブロンズゴールドを用いてプレミア感を演出した。それに対して、as100では同じ部位のカラーにクロームシルバーを採用している。「Spectreのゴールド」に対する「ENVYのシルバー」といった対比ができるだろう。

 また、この部分にある「ENVY」ロゴもデザイン上のアクセントとなっている。ただし、液晶天板を開くとこの部分は底面になってしまう。「開け閉めを繰り返すと傷が付くのではないか?」と心配してしまうが、ヒンジの左右に目立たないゴム脚を設けているため、傷付くことは避けられるだろう。

 一方で、リフトアップ・ヒンジの全てが良いというわけでもない。as100の排気口は、本体後部に搭載されている。その排気が、リフトアップしたヒンジによって遮られてしまうのだ。隙間は十分にあるため、冷却面では問題はないが、このヒンジが排気口から出てくるファンの音を反射している印象もある。気になるほどの大きな音ではないのだが、ハッキリと聞こえることは間違いない。

 本体重量は約2.08kgだ。13型クラスが1kg前後であることからすると、さすがに重めではあるが、ひと昔前の15型クラスが3kg前後だったことからすれば、十分に軽くなったといえる。家屋内・社屋内での持ち運びにおける負担はずいぶんと軽くなるはずだ。

●「B&O」コラボの高音質スピーカーを搭載 ディスプレイの発色も良好

 as100のキーボードは、画面サイズに由来する横幅を生かしたテンキー付きだ。レイアウトは標準的なもので、キーピッチは19mm(実測)と余裕があり、クセもなくタイピングしやすい。キーボードバックライトが付いていたり、消音時に赤く小さなLEDが光ったりと、利便性を高める工夫がなされている。大きめなタッチパッドはガラス製で、ふちの部分はダイヤモンドカットがなされており、見る角度によって輝くようになっている。

 キーボードの上には、ステレオスピーカーがある。HPのノートPCは、最近ではオーディオメーカー「BANG&OLFSEN」と共同開発した高音質スピーカーとソフトウェアを搭載するものが多いが、as100も例外ではない。スピーカーの穴は幾何学的な造形で、左右のスピーカーをつなぐようなデザインとなっている。そこまで目立つわけではないが、注目してみると引き込まれるようなデザイン性がある。

 サウンドソフトウェアでは、使用シーンに応じたサウンド設定を適用できる。Webカメラでの動画撮影やボイスチャット中にキーボードの打鍵音を含むバックグラウンドノイズを削減し、声を聞きやすく調節することも可能だ。

 ディスプレイは15.6型のフルHD(1920×1080ピクセル)のIPS液晶を搭載する。液晶の発色は良好だ。タッチセンサーは搭載しておらず、ベゼル部にわずかな段差がある。先述のリフトアップ・ヒンジによってディプレイの来る位置が低めなると懸念されている方もいるかもしれないが、as100についてはそのような感じはしない。ベゼル下部をリフトアップを考慮して太く設計しているためだろう。

●インタフェースは「種類は少なめ・数は十分」 バッテリー持ちは良好

 インタフェースは、「種類は少なめ・数は十分」という最新のノートPCの傾向に沿っている。リフトアップヒンジ構造を取っているため、インタフェースは、本体の左右側面に集約されている。左側面にはセキュリティロックとUSB 3.1 Type-A端子×2が付いている。右側面には、3.5mmヘッドフォン/マイク端子×1、USB 3.1 Type-C端子×1、SDメモリーカードスロット、HDMI端子×1とUSB Type-A端子×1(Powered USB対応)とACアダプター端子がある。USB Type-C端子はPower Delivery(USB PD)に対応しない。

 ここまで見ると、有線LAN(Ethernet)端子を備えていないことが気になる。ビジネス用途では有線LANへのニーズがまだ高いことを考えるとなおさらだ。ただし、USB 3.1(3.0)対応の「USB to 1000BASE-Tアダプター」を別途用意すれば、帯域面で十分に代替になりうる。こうした割り切りは、周辺機器側で対応するのがよいだろう。

 無線ネットワーク機能は、IEEE802.11ac/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)の無線LAN(Wi-Fi)と、Bluetooth 4.2に対応している。無線LANは2×2 MIMOに対応しており、11ac規格では最大867Mbps(理論値)で通信できる。

 レビュー中、ACアダプターのコネクタが「L字型」である点に好印象を覚えた。机の右端に本体を置く場合は、ケーブルをストレートに下に伸ばすことができる。特に、小さい机を使っている人、あるいは机の上がゴチャゴチャしているという人には便利だ。「そろそろUSB PDを採用してよ」と言いたくもなるところだが、既存のACアダプタとしては使い勝手の点でかなり突き詰めた設計と言えるだろう。

 このACアダプターは、省電力CPUの採用によってコンパクト化も実現している。サイズは6.3(縦)×6.1(横)×2.8(高さ)cmで、出力は45Wだ。その反面、標準のACケーブルがやや太めで柔軟性にやや欠けていることは残念だ。デザイン的な一体感はあるだけにもったいない。もしも持ち運びを重視するなら、デザイン的一体感は薄れるがより細く柔軟なACケーブルを用意すると良いだろう。なお、ACケーブルのコネクターは海外メーカーによく見られるアース端子付きの3極タイプだ。

 バッテリーは仕様書(PDFファイル)上は「3セル」とのみ記載されているが、「HWMONITOR 1.30」が報告するバッテリー容量は52668mWhだった。バッテリー駆動時間は公称値で約11時間と、もう少しで半日に迫る値だ。実用時間は、後ほどベンチマークで計測してみたいと思う。

●最新の「第7世代Core i5(Kaby Lake)」を搭載

 as100は、Intelの第7世代Core iファミリー(コードネーム:Kaby Bridge)の一員であるCPU「Core i5-7200U」を搭載している。

 Kaby Lakeは、第6世代Core iファミリー(コードネーム:Skylake)と同じ14nmのプロセス(配線幅)だが、改良を施すことでTDP(熱設計電力)を据え置きながらもクロック周波数を向上している。また、内包する動画処理機能において新たに「4K HEVC 10bit」のエンコード(圧縮)・デコード(展開)と「VP9」のデコードをサポートしている。

 Core i5-7200Uは、TDPが15Wのデュアルコア/4スレッドのミドルレンジ省電力モデルだ。クロック周波数は標準で2.5〜3.1GHzと、第6世代で同じ位置付けの「Core i5-6200U」から200MHzほど向上している。ハイエンドのTDPが28W・45WのCPUと比べると、高負荷なゲームやソフトウェアエンコードをすると性能差を感じるかもしれないが、これらを頻繁にしなければ、普段使いとして十分なパフォーマンスを有している。

 GPUは、CPUに統合されている「Intel HD Graphics 620」を利用する。クロック周波数は300MHz〜1GHzとされており、前世代の「Intel HD Graphics 520」と数値上は同じだ。主な進化点は先述した動画処理機能の追加対応、ということになるだろう。

 グラフィックメモリはメインメモリと共有するようになっており、今回レビューした15-as102TUでは1GBが確保されていた。評価機のファームウェア(BIOS/UEFI)の設定には、グラフィックメモリの容量を設定できる項目は見当たらなかった。

 このようにグラフィックメモリがメインメモリと統合されている場合、メインメモリのアクセス速度がグラフィック性能に大きな影響を与える。メモリ構成が8GB×1となっている15-as102TUは、メモリのアクセス速度を向上する「デュアルチャネル」を利用できないため、その点で不利だ。

 「ならメモリを増設すればいいのでは?」と思うかもしれないが、本体底部のカバーは、小さなトルクスネジで締められており、さらにツメで固定されており、メモリ増設が可能だったとしても簡単には行きそうにない。現に、公式の仕様書を見るとメインメモリは「最大8GB」とされており、メーカーとしてメモリ増設をサポートしていない。

 少しでもグラフィックパフォーマンスを少しでも上げたい場合は、メインメモリがメモリ構成が「8GB×2(合計16GB)」でデュアルチャネルが有効な「15-as103TU」の購入をお勧めする。

 ストレージは、15型のボディーサイズを生かしてSSDとHDDの両方を搭載している。

 SSDはM.2形状のPCI Express接続(NVMe対応)で、容量は256GBとなっている。OSはSSDにインストールされており、ほぼ一瞬といえるほどの短時間で起動できる。一方、HDDはSerial ATA接続で、容量は1TB、回転数は5400回転/秒だ。パフォーマンスとコスト、そして容量面でバランスのとれた構成といえるだろう。

 また、SSDとHDDに保存するデータを厳密に分割管理すれば、バックアップや将来のPC買い替え時の手間も削減できることも好印象だ。

 ちなみに、今回レビューした個体では、SSDはサムスン電子の「PM951(MZVLV256HCHP-000H1)」、HDDはHGSTの「Travelstar Z5K1000(HTS541010A7E630)」が搭載されていた。

●ベンチマークテスト

 さて、ここからは15-as102TUのベンチマークテストをしていこう。

総合ベンチマークテスト

 まず、OS標準の「Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT.exe)」を実施した。結果はプロセッサ(CPU)が「7.6」、メモリが「7.6」、グラフィックスが「4.7」、ゲーム用グラフィックスが「9.9」、プライマリハードディスク(このモデルの場合はSSD)が「8.75」だった。

 ゲーム用グラフィックスの9.9という値は高すぎる印象もあるが、それを除けば妥当だろう。好スコアのポイントは、4スレッド同時処理可能なCPUの採用と、NVMe対応SSDの採用が大きい。

 次に、CPU性能を見るために「CINEBENCH R15」を実行した。CPU部分のベンチマーク結果はマルチスレッド処理が「249cb」、シングルコア処理が「124cb」だった。コア数やクロックを考慮すれば妥当なところだ。

 MPレシオが2.01倍となっているのは、CPUの定格クロックが2.5GHzであるのに対し、特にシングルコア処理に“有効”なTurbo Boost時のクロックが最大で3.1GHzと高いためだろう。リフトアップヒンジで効果的に冷却できることも、Turbo Boostの効果を高めているのだろう

 次に、総合的なベンチマークを取るために「PCMark 8」を実行した。実行したのは家庭での利用を想定した「Home」、クリエイティブ用途を想定した「Creative」とオフィスアプリケーションを想定した「Work」の各テストで、OpenCLを一部処理で用いる「Accelerated」と一切用いない「Conventional」の両方を計測した。

 結果は以下の通りとなった。左の数値がAcceleratedテスト、右がConventionalテストだ。ただし、WorkのAcceleratedテストはエラーが発生して完了できなかったため数値はない。

・Home:3279/2703

・Creative:3820/2724

・Work:−/3109

 結果を見ると、Home・WorkのAcceleratedテストにおいて3000台の数値を確保しており、WorkのConventionalテストスコアが3109であることを考えると、WorkのAcceleratedテストは感想できたら4000台のスコアを獲得できた可能性が高い。

 結果的には、オフィスアプリケーションなら十分に快適に使えることが分かる。また、Webブラウジングはもちろん、たまにクリエイティブ要素のある負荷の若干高いアプリケーションを使うような用途にも十分に対応できそうだ。

3Dグラフィックベンチマークテスト

 次に、ハイエンドな3Dゲームの実行を想定したベンチマークを取るために「3DMark」を実行した。今回はDirectX 9をベンチマークする「Ice Storm」と、DirectX 11をベンチマークする「Fire Strike」を実行した。初回実行時にグラフィックメモリ不足を理由にベンチマークを実行できないという旨が表示された。しかし、再インストールした上で再実行したところ、無事実行できた。

 結果はIce Stormが49618ポイント、Fire Strikeが699ポイントとなった。CPUに統合されたGPUでは良くある「DirectX 11性能はやや低く、DirectX 9ベースの負荷の軽いゲームタイトルが中画質ぐらいで楽しめる」というスコア傾向だ。

 せっかくなので、実際の「負荷の軽いゲーム」を想定したベンチマークテストも実行してみよう。まずは、負荷のより軽い「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」(スクウェア・エニックス)で計測してみた。画面解像度はVGA(640×480ピクセル)、HD(1280×720ピクセル)とフルHDの3通りで、VGA以外は「低品質」「標準品質」「最高品質」を試している。結果は以下の通りとなった。数値は一番左が低画質、中央が標準画質、右が最高品質のものとなる。

・VGA:−/−/11531(すごく快適)

・HD:8248(とても快適)/7175(とても快適)/5845(快適)

・フルHD:4304(普通)/3670(普通)/2766(やや重い)

 結果を見ると、HDであれば最高品質でも快適にプレイできそうであることが分かる。一方で、フルHDでは標準品質が事実上の限界で、最高品質では映像がややモタついてプレイするには不向きであることも分かる。

 このテストよりも若干負荷のかかる処理を含む「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド・ベンチマーク」(スクウェア・エニックス)も合わせてテストしてみた。HDの「標準画質(ノートPC)」では、DirectX 11モードで「やや快適」、Direct X9モードで「快適」という判定が出た。HDの「高画質(ノートPC)」では、Direct X9モードで「やや快適」という判定となった。今度は解像度を上げて、フルHDの標準画質(ノートPC)で計測してみたところ、Direct X9モードでは「普通」判定となった。

 先ほどのドラゴンクエストX ベンチマークソフトと同様の傾向で、画質や解像度に強いこだわりがなければそこそこ快適にプレイできそうだ。また、DirectX 9とDirectX 11の両方に対応しているゲームでは、DirectX 9の方がより高画質なモードでも快適にプレイできる傾向にありそうだ。

ストレージ性能

 ストレージは、「CrystalDiskMark 5.2.0」で、標準設定の「1GiB(2の30乗バイト)のデータを5回読み書きする」テストで性能を測ることにした。

 SSDに関しては、シーケンシャルリードが1589MB/秒、シーケンシャルライトが301.4MB/秒、ランダムリードが484.5MB/秒、ランダムライトが297.1MB/秒となった。リード(読み込み)についてはPCI Express接続であることが大きく効果をもたらしている。一方、ライト(書き込み)についてはSerial ATA接続のSSDと変わらないか、やや遅い結果となっている。ともあれ、普段使いにおいては十分なレスポンスを得られる。

 一方、HDDに関しては、シーケンシャルリードが111.1MB/秒、シーケンシャルライトが109.5MB/秒、ランダムリードが1.082MB/秒、ランダムライトが1.209MB/秒となった。現行の5400回転/秒の2.5インチHDDとしては、普通の速度だ。

 「SSDはアクセススピードやレスポンスの良さが必要なデータ、HDDはそれらを必要としないデータ」と分けて使えば、特段問題はないだろう。

バッテリー駆動時間

 バッテリの駆動時間は、「bbench v1.01」で計測した。設定は標準通り(キーストロークON、Web巡回ON)で、電源管理は標準の「HP推奨」、画面輝度は25%設定で計測した。

 結果、連続稼働時間13時間2分と、公称値よりも若干長く動いた。8分15秒でバッテリーを1%消費する計算だ。

 実使用においてはもう少しWeb巡回も頻繁に、キーボードからのタイピング量も増えると思われる。また、画面輝度ももう少し上げて使うであろうから、実際の駆動時間は公称値と同じぐらいか、それを下回る時間となるだろう。ただ、いずれにしてもある程度長時間駆動できることは確かで、実用面で頼もしい。

●まとめ:バランスよくまとめた優等生 モバイルも可能なデスクトップ代替機

 15-as102TUは、プレミアムデザインのボディーに、パフォーマンスの良い最新CPUと、長時間駆動可能なバッテリーを収めている。そこまで高価というわけではない価格設定のなかで、スタンダードノートのひとつ上を体感できるところがポイントだ。

 15.6型という画面サイズゆえ、大きさの点から言えば本来モバイル向けではないのだが、スリムさや軽さ、バッテリー駆動時間を考慮すれば、十分に持ち運んで使える。「チェーン系カフェの小さな丸テーブルに収まるのか?」と言われるとそれは難しいが、ボックス席であれば問題ないだろう。

 見方を変えれば、一般的なモバイルノートPCよりもワンサイズ大きな液晶を採用しているので、画面に「窮屈感」を覚えないことは大きなアドバンテージだ。例えば、打ち合わせの時に、ディスプレイに表示された資料を同席者に見せるようなシチュエーションで役立つだろうし、出張時にホテルで仕事をするような場合にも快適さを得られるはずだ。

 唯一、マイナス点として挙げたEthernet端子の排除も、USB接続のEthernetアダプターやEthernet端子のあるUSBマルチメディアドックなどを活用すれば良いだろう。とりわけ、ドックを使えば業務机の上でLANのほかにもディスプレイや外付けHDD/メモリなどさまざまな機器を1本のケーブルで一気に着脱ができる。そうした効率面も見越して検討するのがよいだろう。

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