古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

ベイエリアならではのアイデアを吸収できるコーヒーハウスの正体

ITmedia エンタープライズ のロゴ ITmedia エンタープライズ 2017/01/15
ベイエリアならではのアイデアを吸収できるコーヒーハウスの正体: メインストリートに面したHanaHaus © ITmedia エンタープライズ 提供 メインストリートに面したHanaHaus

 パロアルトの中心街に、日本でも最近有名なブルーボトルコーヒーとタイアップした新しいCafe & Workspace、「HanaHaus」があります。そしてなんと、このカフェはERPの巨人といわれるドイツのSAPが運営しているのです。

 ブルーボトルコーヒーについては、東京・青山や品川、新宿にも出店されていますのでご存じの方も多いかと思いますが、少しだけ記載しておきたいと思います。もともとはカルフォルニア州オークランドがスタートで、サードウエーブコーヒーの代表格といわれています。

 サードウエーブコーヒーとは、インスタントコーヒーなど急速に家庭に広まったファーストウエーブと、1960年代から2000年頃にかけて広まったシアトル系のスターバックスを代表とされるコーヒーの風味を重視するセカンドウエーブに次ぐ、コーヒー本来の価値を重視する第3のコーヒーの流行を指す言葉のようです。

 丁寧に入れていただいたブルーボトルコーヒーは少し酸味の利いた、なかなか味わいの深いコーヒーで、何よりもアットホームな対応が印象的でした。

●名称は、あの戦略商品から

 このコーヒーショップ兼ワーキングスペースには、SAPの商標は使用されていませんが、SAPのインメモリデータプラットフォーム「HANA」からHanaHausという名前が付けられたようです。オープンイノベーションやデジタルビジネスの潮流を考えると、SAPというブランド名をあえて付けなかったは、賢明だと思います。

 店舗は、中東のバザール風のエントランスを入ると、穴蔵のように細長い敷地になっています。そして、右手奥にワークショップスペースが展開されています。

●明るいオープンな雰囲気のワークスペース

 どこかアメリカと異なる異国の雰囲気が漂うパティオを越えて室内に入ると、ブルーボトルコーヒーのカウンター横にワークスペースの受付が出現します。近隣のワークスペースと比較して低価格に押さえられているため、気軽に利用されているようです。

●ベイエリアの新鮮なアイデアを吸収

 SAPの広報担当は、「われわれは、新しいアイデアと新鮮な思考を巡ってベイエリアで行われている会話に参加したいと思っている。新しい方法で起業家コミュニティーに入ることを後押ししてくれるのが、HanaHausだ」とコメントしています。

 なるほど、これも一種のオープンイノベーションへの取り組みかと。さまざまなワークショップや著名人のトークイベントを開催することで、ベンチャーや企業家、フリーランスとコラボレーションし、斬新なアイデアやトレンドを吸収しようとしているのです。

 SAPは今後、ベルリン、ロンドン、上海における起業家活動の中心地で、同様のカフェを開店する計画だそうです。有名コーヒーショップとのタイアップなど、日本のベンダーにはなかなかできない取り組みです、まねしてみたいアイデアですね。

ITmedia エンタープライズの関連記事

image beaconimage beaconimage beacon