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ユーログループ、85億ユーロのギリシャ融資で合意 IMFも参加へ

Reuters のロゴ Reuters 2017/06/15

[ブリュッセル/ルクセンブルク/ベルリン 15日 ロイター] - ユーロ圏財務相は15日、ルクセンブルクで開催した会合(ユーログループ)で、ギリシャへの85億ユーロ(95億ドル)の融資実施で合意、2018年に見込まれる債務軽減措置の一部詳細を明らかにした。会合には国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事も出席し、支援策への参加を表明した。

ユーロ圏財務相はギリシャ政府が国内で反発を受けつつも改革を推し進めてきたことを評価。ギリシャが7月にデフォルト(債務不履行)に陥る事態を回避する。

欧州安定メカニズム(ESM)の責任者、クラウス・レグリング氏は会合後の記者会見で、融資は2段階で行われると述べた。

初回は77億ユーロで7月初めに実施する。返済期限を迎える69億ユーロのギリシャ債の償還と8億ユーロの返済遅延分に対応する。

残り8億ユーロの融資は「夏以降」になるという。

IMFのラガルド専務理事は記者会見で、第3次ギリシャ支援策に参加することで「原則」合意したとしたが、実際の資金拠出は、債務軽減措置に関する一段の詳細が明らかになってから行うと述べた。支援規模は20億ドル程度を見込んでいる。

債務軽減措置の詳細が十分明確になれば、IMFはギリシャ債務の持続可能性について判断が可能になる。

ユーロ圏財務相は同措置の詳細を求めるIMFの要請に応え、声明で内容の一部に言及。2018年にギリシャ融資の期間延長や猶予期間延長をゼロ─15年のレンジで検討する用意があるとした。

ユーログループ、85億ユーロのギリシャ融資で合意 © REUTERS ユーログループ、85億ユーロのギリシャ融資で合意

ただ、これ以上の詳細には触れず、IMFはこれでは債務の持続可能性を判断するのに十分ではないとしている。

IMF高官は、ユーロ圏が債務軽減に十分な対応を取る準備ができているとは確信していないものの、ギリシャが再び苦境に陥る恐れがあるため支援策に参加したと明らかにした。

また、ギリシャの将来の経済成長を巡ってユーロ圏とIMFに意見の大幅な食い違いがみられるため、フランスは債務軽減の規模とギリシャの経済成長率をリンクさせるよう提案。ユーロ圏の各閣僚はこの提案をさらに検討するとした。

ショイブレ独財務相は今回の合意について、独議会が16日に審議すると明らかにした。

ギリシャのチャカロトス財務相は「トンネルの出口に光が見えた」と述べ、ユーロ圏財務相による融資実施の決定を歓迎した。

欧州連合(EU)のトゥスク大統領はツイッターで「ギリシャにとって良いニュースだ。ギリシャは支援を受けるに値する」とした。

*内容を追加しました。

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