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ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2014/06/18 ITMedia
世界をまと���て読む: 明日使える世界のビジネス書をあらすじで読む © ITMedia 提供 明日使える世界のビジネス書をあらすじで読む

※この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。

 本書は長年ビジネス書を研究し、実践してきた僕が「明日から使える世界のビジネス書」を100冊セレクトし、あらすじと名著である理由を解説。さらにはミシュランのように★評価もしている。

 これまで僕はデビュー作の「成功本50冊「勝ち抜け」案内」(光文社)から始まり、「お金持ちになれるマネー本厳選50冊」(講談社)、「モテ本案内51」(ディスカヴァートゥエンティワン)「2分でわかるビジネス名著100冊のエッセンス」など、ビジネス書、マネー・投資本、恋愛・モテ本など多くのジャンルの本の書評をしてきた。現在は小学館「DIME」でも書評を担当している。今回のジャンルは、「海外ビジネス書」だ。

 紹介している主な本は、「7つの習慣」「思考は現実化する」「人を動かす」「ザ・プロフィット」「EQ リーダーシップ」「フラット化する社会」「銃・病原菌・鉄」などの名著から始まり、「リーン・イン」「MAKERS」「ワーク・シフト」「スタンフォードの自分を変える教室」「ビジネスモデル・ジェネレーション」「グレイトフルデッドにマーケティングを学ぶ」「スティーブ・ジョブズ」「これからの「正義」の話をしよう」「ハーバードの人生を変える授業」など2010年以降発売の新しい本が多いのが特徴となっている。

 これら「海外ビジネス書」100冊を(1)ビジネス理論 Theory、(2)自己啓発 Self-Help、(3)経営者・マネジメント Management、(4)哲学 PHOLOSOPHY、(5)古典中の古典 Classics、(6)投資Investment の6ジャンルに分類し解説した。

 本書ではざっくり言って、1冊の本に書かれている真実の量は1%程度だと結論づけている。つまり200ページの本であれば、2ページの自分にとって役立つ知識が吸収されれば十分なのだ。

 したがってこの本では、筆者が厳選した「100冊のビジネス書」をジャンル分けしたうえで、内容を1%で要約し、「本書から得るべき真実」を抽出した。海外のビジネス書だから1冊1500円以上はするし、400ページを超えるような大部も多い。

 本書は全体約200ページで定価1300円だが、この中に15万円分相当の「真実の知識」がぎっしり詰まっており、極めてコストパフォーマンスが高い1冊であることは間違いない。

 自分で言うのもなんだが、過去の本も含め僕の本は読者にとって極めてコストパフォーマンスが高い本が多く、裏返すと著者である自分自身にとっては、時給や労働生産性を計算してはいけない1冊ばかりである。

 ようは採算度外視の仕事ばかりなのだが、なぜ僕はそんなことをしているのだろうか。

 ちょっと裏話になるが、なにしろ本書を書くために費やした歳月だけで約1年ほどになるし、100冊の本を書くためには、まずは100冊以上の海外ビジネス書を読破しなければいけない。

 当たり前の話であるが、読むだけでも一苦労だし(残念ながら僕は佐村河内氏のようにゴーストライターを使用していない……)、それ以前に「どの本を取り上げるかを吟味する」ために、過去に読んだ数千冊のビジネス書、専門書をピックアップし、分類するだけでもかなりの労力であるのは想像がつくと思う。

 さらに実際の執筆にあたっては、常に手元に海外ビジネス書を置き、読み直しては整理する作業が延々と続くのだ。そこまでして書いた本だとしても、特に誰かに褒められるわけでもない。そこにはお客さんにとってコストパフォーマンスの高い1冊が残るだけだ。しかし、それでいいと思っている。

 先日もある海外翻訳で有名な老舗出版社に行った際に本書で掲載している本の担当者から突然、お礼を言われたことがあった。僕が紹介させてもらった本の1冊1冊にそれぞれ著者や編集者、翻訳者などがいることを思えば、ビジネス書によって人生が変わり、やがてビジネス書の著者となり、さらにはビジネス書の著者を養成する塾まで開催している身であれば、業界全体への恩返し的な意味合いもあるかもしれない。いや、そう思うことにしょう。

 繰り返しになるが、本書は古今東西の海外ビジネス名著から100冊を選んでエッセンスを紹介している。とはいえ、「なぜビジネス書など読まなければいけないのか?」という疑問もあるかもしれない。あるいは部下からそのような質問を受けることもあるだろう。それに対する答えは本書でも書いたがおよそ以下のような理由となる。

 つまり、日本の学校では、教科書にのっとった授業がされ、テストの偏差値で順位が決まり、大学進学やその後の就職が決まるとされている。しかし、右肩上がりの経済成長が終わり、終身雇用が崩壊した日本社会においては、国家がレールを敷き、教師や親が推薦する学校教育をベースにした人生のキャリアプランでは、十分ではない若者も多いはずだ。

 現に、親や教師の言う通りに真面目に勉強してきたあげくに、就職試験でし烈な競争にさらされ、せっかくいい会社に就職しても将来の不安から結婚できなかったり、結婚しても安心して子供を作れない状況にある人も多いと聞く。

 僕自身も20代で独立した後は、会社経営を経て作家、コンサルタントと既存のレールに乗らない生き方をしているが、その道標になったのは優れたビジネス書などから得た知識、知見、考え方、生きる姿勢、最新のビジネスモデルである。

 アインシュタインは、「常識とは二十歳までに集めた偏見のコレクションである。」と言った。僕自身の経験からいっても学生から社会人になるためには頭の中をアンインストールして、新たなOSをインストールする必要があると思う。

 最近は自分の子供を見ていても、学校を卒業したら一度、学生時代に教わったことを忘れて、ゼロから自分の生き方にあった知識などを習得しなおす必要があるな、と感じている。いずれにせよ、大事なのは環境に左右されず、自分の力で道を切り開いていく力なのである。

 成功するために学ばなければいけない知識は多い。本書は成功について体系的に学べるようにジャンル別に紹介してある。みなさんも本書を入り口に、優れた海外の名著と出会い、人生を良い方向に変えて行ってもらいたいと思っている。本書がその水先案内になれば幸いである。

●著者プロフィール:水野 俊哉(みずの としや)

・1973年東京生まれ。大学卒業後、金融機関に就職。退職後、ベンチャー起業をするが、上場の一歩手前で急激に業績が悪化、取締役を解任される。さらに個人保証を入れていたため、3億円の負債を抱えることに。その後、絶望から這い上がり、経営コンサルタントとして数多くのベンチャー企業経営に関わりながら、世界中の成功本やビジネス書を読破、成功法則を研究。仕事、お金、恋愛とあらゆるジャンルの成功法則を分析した書籍を執筆。

・一方、プライベートでは、大のサッカーフリークで、プレイはもちろん、W杯も86年メキシコ大会から観戦。その過程で、世の成功法則と、サッカーのトッププレイヤーの考え方には多数の共通点があることを発見。それをまとめたのが本書。

・著書には、シリーズ10万部突破のベストセラーとなった『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(光文社ペーパーバックス)の他、『明日使える世界のビジネス書をあらすじで読む』(TOブックス)、『幸福の商社、不幸のデパート 〜僕が3億円の借金地獄で見た景色〜』(大和書房)、『知っているようで知らない「法則」のトリセツ』(徳間書店)、『「成功」のトリセツ』(角川学芸出版)、『徹底網羅!お金儲けのトリセツ』(PHP研究所)など多数。

(ITmedia エグゼクティブ)

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