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中国、トランプ米政権の貿易制裁を想定し対策を準備=関係筋

Reuters のロゴ Reuters 2017/03/20

[北京 20日 ロイター] - 中国政府はトランプ米政権が通商問題をめぐり中国に制裁科した場合の対応策についてシンクタンクなどの専門家に意見を求めている。関係筋が明らかにした。

トランプ政権は鉄鋼製品や家具など対米貿易赤字が大きい分野や国有企業の製品に高関税をかける公算が大きいと中国の専門家は予想している。

中国は農産物や機械、工業製品の新たな輸入先を探したり、携帯電話機やパソコンなど生活必需品の輸出を抑えたりするなどの対応策が可能としている。

また中国に拠点を置く大手米企業に税金を課したり、中国のサービス部門へのアクセスを制限する可能性もあるという。

関係筋は中国の高水準の貿易赤字を踏まえれば、通商問題で米政権との対立は不可避との見方を示した。

中国国務院新聞弁公室と商務省はコメントの要請に応えていない。

ある政策顧問は「制裁ではなく協力と協議によって問題を解決する余地はあるが、事態が悪化した場合の計画を準備しておく必要がある」と述べた。

ある関係筋は、中国が友好の意思表示として、米国からの輸入拡大や雇用促進に向けた対米投資の強化に踏み切る可能性があると話す。ただ、米国の一方的な行動は容認しない方針だという。

中国、トランプ米政権の貿易制裁を想定し対策を準備=関係筋 © REUTERS 中国、トランプ米政権の貿易制裁を想定し対策を準備=関係筋

トランプ大統領はこれまで、中国からの輸入品に45%の関税を課すと述べているほか、選挙期間中には中国を「為替操作国」に認定すると度々主張していた。

ロイターが取材した政策顧問らは「トランプ氏の見解が変わった、または現実路線に軌道修正したかを把握するのは困難」としており、「トランプ氏による最悪の政策に備え、緊急対応策を策定する」としている。

ただトランプ大統領が中国を「為替操作国」に認定する公算は小さいと考えられているもようだ。

ある関係筋は「米国が認定すれば、中国は人民元の管理を止め、元は急落するだろう」と話す。米中の貿易関係が極めて深刻な状況に悪化した場合のみ、元安誘導、または保有する米国債の売却などが検討される可能性があるという。

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