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中日浜田、完封でプロ初勝利 阪神ゼロ行進

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/07 毎日新聞

 ○中日7−0阪神●(7日、ナゴヤドーム)

 中日が快勝。プロ初先発の浜田はスライダーにキレがあり、プロ初勝利を完封で飾った。打っては三回にルナ、平田の連続適時打で3点を先取し、五回に和田の3ランなどで突き放した。阪神は先発の岩崎が乱調だった。

 ◇突然の先発も完璧な代役

 九回2死、阪神の大和が右邪飛に倒れると、マウンド上の中日・浜田はグラブをたたいて満面の笑みを浮かべた。腰痛で川上が登板を回避し巡ってきたプロ初先発のマウンドで、初完封初勝利。「実感がない。訳が分からない」と言うものの、2年目左腕は代役を完璧に務めた。

 先発を言い渡されたのは試合開始2時間前。家族に連絡する暇さえなかった。浜田は「突然でも、先発はうれしい。覚悟を決めた」。直球とスライダーを軸に、大胆に攻めた。象徴的だったのは五回だ。1死一塁で迎えた大和を直球で追い込み、3球目のスライダーを足元に落として空振り三振。続く鳥谷も外角低めのスライダーで三振に仕留めた。

 愛知・愛工大名電高時代は183センチの身長から150キロに迫る豪速球を投げ込み、岩手・花巻東の大谷(現日本ハム)、大阪桐蔭の藤浪(現阪神)と並ぶ「ビッグ3」と称された。しかしルーキーイヤーから台頭した2人とは対照的に、昨季の浜田は制球難に苦しみ、2軍で過ごした。

 なぜ見違えるような投球ができたのか。浜田は「昨年は制球を意識しすぎた。今年は、この辺でいいやと思い切って腕を振れている」と言う。この日も5四死球を与えたが、それで腕が縮こまることはなかった。

 大谷も藤浪も果たしていない完投・完封をマークし、ライバルとの距離を縮めた。浜田は「対戦したら絶対勝ちたいが、そんなに強い意識はない」と平静を装うものの、眠れる大器が殻を破るには、十分なきっかけとなる勝利だ。【大谷津統一】

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