古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

乃木坂46・3期生による初公演『3人のプリンシパル』開幕 先輩・生駒里奈からのアドバイスも

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/02/03 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 乃木坂46の3期生による初公演『3人のプリンシパル』が、2月2日よりAiiA 2.5 Theater Tokyoで上演を開始した。

(関連:乃木坂46の3期生は“新たな坂の上り方”を示す 『お見立て会』に感じたこと)

 2012年に渋谷PARCO劇場で行なわれた、乃木坂46にとっての初舞台公演『16人のプリンシパル』からスタートした同シリーズ。2013年の東京・赤坂ACTシアター、大阪・梅田芸術劇場にて行われた『16人のプリンシパル deux』、2014年の赤坂ACTシアターでの『16人のプリンシパル trois』公演を経て2年ぶりに上演されたのが、今回3期生メンバーのみで行われる舞台『3人のプリンシパル』だ。

 同シリーズはこれまで、1幕の全員参加によるオーディションを経て、2幕の演劇に出演するメンバーを投票で決定するという形式で行なわれてきた。今回は1幕のオーディション、2幕の劇『銀河鉄道の夜』(脚本・演出:徳尾浩司)、3幕のミニライブで構成され、「ダンス審査」「自己PR」「エチュード」「演技審査」の4つからなるオーディションを観た上で観客が手元のスマートフォンで投票を行ない、2幕の劇に登場するジョバンニ、カムパネルラ、サソリ、それぞれ3役への配役を決定。なお、2幕には3期生のほか、酒井敏也、大高洋夫、柿丸美智恵と実力派の役者も参加する。

 2日の公演前には囲み取材と公開ゲネプロが上演された。山下美月は公演初日の意気込みについて「3期生は12人それぞれ個性がバラバラで、1人ひとり面白い魅力を持った子たちの集まりで、自分にはまだ個性と呼べるものがないんですけど、この公演の中で私のキャラを見つけていただけたら嬉しいなと思います」と意欲を見せ、大園桃子は緊張のあまり身体を震わせ、涙を流しながら「意気込みは……舞台上で絶対に泣かないように頑張ります」と言葉を詰まらせつつ精一杯のコメントを残す。泣き続ける大園の背中を優しくさすっていた与田祐希は「『3人のプリンシパル』での目標は、最後まで諦めないこと、自分に負けないこと、強くなることです。自分らしく精一杯頑張ります」と真っ直ぐな眼差しで答えた。

 久保史緒里は稽古で苦労した点について「お稽古の中で一番苦戦したことが『個性を見つけること』で、ずば抜けて一つできることというのがなくて、すごく悩んだ時期もあったんですけど、それを踏まえて全公演を通して自分の個性を見つけられたらいいなと思っています」と語り、阪口珠美は「歌が苦手でずっとプリンシパルのお稽古が始まるまでは逃げてたんですけど、苦手な歌からも逃げずに人よりも努力しようと意識するようにしていました」と稽古を振り返った。

 謙虚なコメントが目立つメンバーに、記者から「舞台稽古で褒められたところは?」という質問が出されると、与田は真っ先に手を挙げ「声の大きさを褒めてもらいました。もともと喋り声が大きいわけじゃなく、意識したことがなかったんですけど、意外と自分こんなに声出るんだなというのに気付きました」とアピール。伊藤理々杏は「演技は初めてで不安だったんですけど、今では『演技で感情を込めるのが上手だね』と言われたので、そこを活かして見せられる舞台にしたいと思います」と意気込みを見せた。

 乃木坂46の1期生、2期生が経験してきた『16人のプリンシパル』は、日々の公演を経てメンバーの個性や精神面での成長が見られたグループの歴史を語る上で決して外すことができないものだ。3期生の中には先輩方からアドバイスをもらったメンバーも。山下は生駒里奈から「プリンシパルって先輩たちの中でも辛いという認識があって、『でも、なんでそんな辛い舞台を3期生がやらせて頂くのか、その意味を考えて11日間頑張ってね』とお声がけをいただきました」と助言を授かったことを明かした。

 今回のゲネプロ公演では、ジョバンニ役に山下、カムパネルラ役に久保、サソリ役に阪口が選ばれた。演技審査では感情豊かな役を演じ、本編の劇でも凛とした歌声で歌唱していた山下。成し遂げたいことと題して「変わりたい!」と絶叫し、“変わりたい”という気持ちが込められたオリジナルソングをアカペラで歌唱していた久保は、演劇ではどこか艶っぽい表情を見せ、ダンスに絶対の自信を表していた阪口は、激情的な動きや舞踏シーンが数多くあるサソリ役で個性を発揮していた。

 惜しくも2幕の出演者に選ばれなかったメンバーの中にも特筆すべき人物はいる。極度の緊張でコメントに詰まり涙を流していた大園は、演技に入ると人が変わったように喋り出し、会場の空気を一変させた。自身の強みに「度胸と声」を挙げた与田は、高校1年生とは思えないほどの落ち着きと大人びた雰囲気を持っている。“ダイヤの原石”とも言える現在の3期生メンバーにとって、『3人のプリンシパル』は原石を研磨する作業だ。11日15公演を経て、彼女たちはどのような輝きを放つようになるのだろうか。(渡辺彰浩)

Real Soundの関連記事

image beaconimage beaconimage beacon