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免訴不服、2日上告 指定弁護士

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/01 毎日新聞

 兵庫県明石市の歩道橋で2001年、花火大会の見物客11人が死亡した事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された県警明石署元副署長、榊和晄(さかき・かずあき)被告(67)について、検察官役の指定弁護士は1日、免訴とした大阪高裁判決を不服として上告する方針を決めた。理由を「著しく正義に反する重大な事実誤認がある」と説明。2日、最高裁への上告手続きを取る。

 指定弁護士はこの日、神戸市内で遺族らと高裁判決への対応を協議した。終了後の記者会見で、安原浩弁護士は高裁判決について「具体的な予見可能性があったと言いながら『被告には権限が足りない』などとしている。このような理由で免責方法を確定させることはできない」と批判。「裁判が長期化する問題もあるが、遺族からは上告を希望する声が強かった」と述べた。

 また、次男智仁ちゃん(当時2歳)を亡くした下村誠治さん(55)=神戸市垂水区=も記者会見し「迷ったが、法的に闘う余地がある。上告審で当時現場にいた私たちの声を伝えるための意見書も付けたい。当時の責任者の一人である被告には我々の疑問に答える責任がある」と話した。

 4月23日の高裁判決は、元副署長には警備計画の策定段階で事故の予見可能性があったが、関与が限られ、刑事責任はないと判断。事実上無罪の免訴とした1審・神戸地裁判決を支持し、指定弁護士の控訴を棄却した。【後藤豪、久野洋】

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