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卵子の老化は30代からスタートし、30代後半には加速する! あなたの卵巣力は?

MYLOHAS のロゴMYLOHAS 2017/08/08 MYLOHAS編集部
卵子の老化は30代からスタートし、30代後半には加速する! あなたの卵巣力は? © MEDIAGENE INC 提供 卵子の老化は30代からスタートし、30代後半には加速する! あなたの卵巣力は?

自分の体をきちんと知ろう!をテーマに、増田美加(女性医療ジャーナリスト)さんによる連載「カラダケア戦略術」。Vol.1& 2 では、女性ホルモンについて、Vol.3 & 4では毛細血管を取り上げました。今回は、実は女性の健康や美容に大きく関わる「卵巣力」についてご紹介します。

"卵巣力"っていったい何のこと?

女性の健康維持や美容に大切な女性ホルモンは、卵巣から分泌されています。卵巣力(卵巣機能)が低下していると、健康にも美容にも支障をきたします。女性の健康や美容にとって注目すべきは、"卵巣"の働きなのです。

まずは"卵巣"について、正しい知識をもつことから始めましょう。

あなたの"卵巣力"をチェックしてみてください

□ 生理が規則正しいだけでなく、排卵が毎月ある

□ 子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの病気がない

□ 規則正しい生活と食事に気をつけている

□ タバコは吸わない

□ 体脂肪率は、29%未満である

□ ひどい冷え症や強いストレスはない

□ 無理なダイエットをしたことはない

上記に当てはまるものがなければ、とりあえずひと安心。でも......もし当てはまるものがあったら......。

生理があっても安心とはいえません。毎月、排卵をきちんとしていることが大切です。

病気がないか定期的に検診でチェックしていますか?

卵巣のためには、規則正しい生活が大事です。喫煙や、太りすぎ、やせすぎもNG。ストレスや冷えは、卵巣の機能を低下させます。

そして、年齢は卵巣力にとって重要なファクターです。35歳を過ぎると、卵巣機能は低下し始めます。卵巣機能の低下に伴い、妊娠、出産力も40歳になると、かなり厳しい状態になります。卵巣力=妊娠力とも言えますが、卵巣機能の影響は妊娠、出産だけに限りません。卵巣力アップのために、年齢という時計の針を巻き戻すことはできませんが、検診や日常生活など、自分で努力してできることはいろいろあります。

今、アラフォー女性の外見は20代。でも体の中は...

卵巣の働きと女性ホルモンの分泌は、30代後半から低下し始め、40代になると急激に下降し始めます

今の40歳前後のアラフォー女性は、外見は20代? と思わせる人も少なくないですが、体の中は確実に老化しているのです。「とはいっても40代後半や50代で初出産した有名人の女性もいるのだから、40代での初産は決して珍しくないのでは?」と思っている人も少なくないと思います。

確かに、高齢出産となる35歳以上で出産している女性は、今日本で5人に1人です。40代で出産する女性も増えています。ただし、その多くは自然妊娠ではなく、高度不妊治療によるものです。ここ10数年、不妊治療を受ける女性の年齢層は10歳近く上がり、40代比率が高まっています。

では、女性に備わっている自然に妊娠できる力というのは、何歳くらいまでなのでしょう?

卵巣力が高いのは35歳まで? 40歳ではかなりダウン......

目安として卵子の数で見ると、20代に20~30万個だったものが、30代後半から減少速度が速まり、40代に入ると数千個に。卵子の数だけでなく質も低下します。さらに、AMH(抗ミュラー管ホルモン)という卵巣年齢の目安ともなるホルモンの値は、40代では20代の10分の1以下になります。排卵や妊娠に欠かせない女性ホルモンのエストロゲンの分泌も35歳を境に減少し、40代で坂道を転げ落ちるように激減します。

年齢を重ねるほど、卵子の質は落ちて、卵巣力も妊娠力も下がってくると言わざるを得ません。

20代の不妊は数%であるのに対して、40代では60%を超えると言われています。また、せっかく妊娠しても育たずに流産してしまう割合も高まり、流産率は30代後半で20%、40代では40%にはね上がります。

やはり卵巣力が高いのは、35歳までで、高齢出産となる35歳から、低下を始める年齢と考えざるを得ません。そして、卵巣機能のパワーは40歳になると激減すると考えたほうがよさそうです。

年齢だけでなく生活習慣や喫煙、ダイエットも影響

年齢は目安になりますが、若いからと年齢だけで判断するのは危険だと言われています。30代前半でも、40代の女性のような卵巣機能の人もいれば、40歳でも30代のような若い卵巣機能の人もいます。

20代、30代女性の約70%がなんらかの婦人科系のトラブルを気づかないままに抱えているというデータもあります。

不調があれば、すぐに婦人科を受診するのは言うまでもありませんが、不調がなくても、子宮筋腫や卵巣のう腫、性感染症や子宮頸がんなどの病気がないか定期的にチェックすることが大事です。

喫煙や無理なダイエットは、卵巣機能を大きくダウンさせる要因です。生活習慣、食事、睡眠、運動、メンタルケアなどで、女性の体(卵巣)は変わります。卵巣力に注目して、健康と美容維持に役立てましょう。

image via shutterstock

© MEDIAGENE INC 提供 増田美加(ますだ・みか)さん

女性医療ジャーナリスト。

2000名以上の医師を取材。予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書に『医者に手抜きされて死なないための 患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人みんなの漢方理事長。NPO法人乳がん画像診断ネットワーク副理事長。NPO法人女性医療ネットワーク理事。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。公式ホームページ http://office-mikamasuda.com/

■増田美加(女性医療ジャーナリスト)の「カラダケア戦略術」連載

前編女性ホルモンは増やせばいいってもんじゃない!

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