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及川光博、『A LIFE』嫌味な役でも好感持たれる理由 役柄に深み持たせる“二面性”とは

Real Sound のロゴ Real Sound 2017/02/11 株式会社サイゾー
© Real Sound 提供

 木村拓哉、浅野忠信、竹内結子、松山ケンイチなど、ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)に出演する錚々たるメンバーと肩を並べながら、ひときわ異彩を放っている俳優が及川光博だ。  本ドラマで及川光博が演じているのは、浅野扮する壇上記念病院副院長・壇上壮大の親友で、同病院第一外科部長を務める羽村圭吾。人当たりの良い性格で周囲からの評価も高く、後輩の井川颯太(松山ケンイチ)を気遣う面倒見の良い先輩としての一面を持つ。その一方で、壮大や木村拓哉演じる沖田一光に見せる言動からは、なにか腹に一物抱えているような底知れなさを感じさせる。  及川は、これまでもバイプレイヤーとして重要な役どころを任されることが多く、映画『僕だけがいない街』のサイコパス役や『連続テレビ小説 とと姉ちゃん』の曲者編集者役など、ミステリアスな雰囲気を持つ役や二面性を持つ役柄に定評がある。ドラマフリークのライター・麦倉正樹氏は、そんな俳優としての及川光博の魅力を次のように語る。 「及川光博の芝居を見ていて驚くのは、陰湿さを持つキャラクターでも嫌味を感じさせることなく演じているところです。2016年に放送されたドラマ『坊ちゃん』(フジテレビ系)の赤シャツ役や『とと姉ちゃん』(NHK)で五反田役を演じた際も、陰湿さや軽薄さを持っているキャラでしたが、そこに嫌悪感を抱くことはありませんでした。羽村にしても、壇上壮大の腰巾着的な立ち位置から、沖田の行動に苦言を呈するキャラですが、サラッと演じている印象があります。いずれもクセのある役ですが、及川光博ならではのセリフの言い回しや芝居に“しつこさ”がないため、視聴者は親しみやすく見ることができるのかと。そもそも『相棒』で水谷豊からバディ役に指名されるほどの役者なので、その演技力の高さは折り紙付きです。さらにミュージシャンならではの気さくなイメージも持っているため、視聴者も好意的に受け止められるのでしょう」  第5話の予告映像では、いつも冷静な羽村が感情的になり、沖田を殴るシーンが映し出されていた。麦倉氏は、最新話の及川に次のような期待を寄せる。 「軽薄な雰囲気を出しているけど、実は胸の内に熱い気持ちや思いやりを持っているような役どころが、最近は増えてきた印象があります。前述した『とと姉ちゃん』の五反田も、飄々としているけど一本筋の通ったキャラでした。『A LIFE』は類型的なキャラ設定が多いため、当初は羽村もとことん腰巾着キャラとして描かれるのかと思いました。しかし、今後の展開を見るとそうでもない。もしかすると第5話では、視聴者を驚かせるよな羽村の変貌っぷりが見られるかもしれません。これまでも、時折、主演俳優を喰うほどの芝居を見せてくれることがあったので、そこは期待できると思います」  これまでの羽村のイメージを覆すような展開が予想される第5話。本日放送の最新話では、及川の“クセ”のある演技に注目したい。(泉夏音)

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