古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

国報告部署に副作用伝えず ノ社・社内規定違反

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2014/05/09 毎日新聞

 製薬会社ノバルティスファーマ(東京都港区)が白血病治療薬の重い副作用約10例を把握しながら国に報告していなかった問題で、ノ社の営業部門がアンケート調査で副作用情報を集めながら、副作用の症例を分析し国に報告する同社内の部署に伝えていなかったことが9日、分かった。社内規定に反するといい、ノ社は経緯を調べるとともに同様のケースが他にないかを調査するという。

 ノ社によると、アンケートは薬剤師や医師を通じ、白血病患者の治療薬による副作用の症状を調べるため、営業部門が昨年4月から今年1月に実施。副作用がないケースと軽症の例も含め約3000件を回収した。社内規定では、副作用を知った社員は薬の安全性を分析する部署に連絡することになっている。しかし、営業部門では部長クラスまでアンケートの実施を知りながら、集めた情報をその部署に伝えていなかった。

 ノ社の白血病治療薬を巡っては、東大を中心とする臨床試験で社員の不適切な関与が発覚。その際も、営業部門の社員が把握した副作用情報を社内に伝えず、国にも未報告となった。この臨床試験の未報告事例についてノ社は9日、国の調査の結果、報告義務のかかる重症例ではなかったと公表した。【桐野耕一】

毎日新聞の関連記事

image beaconimage beaconimage beacon