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地下鉄でボディースキャナー運用試験

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2017/08/17 13:13
地下鉄でボディースキャナー運用試験: (AP Photo/Mike Balsamo) © ITmedia NEWS 提供 (AP Photo/Mike Balsamo)

[AP通信] 公共交通機関を狙ったテロの脅威が世界各地で高まる中、米ロサンゼルスの交通当局が対策に乗り出し、地下鉄駅へのボディスキャナーの試験導入を実施している。空港に導入されているようなボディースキャナーを用いて、乗客が銃器や爆発物を所持していないかをチェックするという。

 ロサンゼルス郡都市圏交通局(LACMTA)は8月16日、多くの通勤者が行き交うロサンゼルスメトロのユニオン駅で、この2日間にわたる試験プログラムを開始した。16日朝の運用開始直後には、ボディースキャナーに不具合が発生し、乗客を通すことができないというトラブルもあった。

 当局は、多数の乗客が行き交う地下の雑踏で試験運用を実施することによって、この持ち運び可能なボディースキャナーの精度と処理能力を確認し、地下鉄駅への常時設置の可否を判断したい考えだ。

 ロサンゼルスメトロの広報担当者デイブ・ソテロ氏によれば、このボディースキャナーは通り抜る人物の全身をセンサーでスキャンし、銃器や爆発物を検出できる。異物の存在は微弱な電波で検出するので、乗客はノートPCをカバンから出したり上着や靴を脱いだりする必要はない。

 「大量の死傷者が出るようなテロの脅威に備えることが目的だ。このシステムを使えば、潜在的な脅威を全身から検知し、異物の位置をモニター画面に表示できる」とソテロ氏。

 1台のスキャナーで1時間にスキャンできるのは約600人。レッドライン線は1日に約15万人の乗客が利用するという。

 「待ち時間が出ないようにしている。行列ができたり、電車に乗り遅れたりすることのないよう、スキャナーは常にスムーズに通過できるようにする必要がある」とソテロ氏は語る。

 空港の保安検査と同様、乗客がスキャナーを通過する際は、何か異常な箇所が表示されないかを当局職員がモニター画面でチェックするのに数秒かかる。16日朝、ユニオン駅のスキャナー設置個所には数名の警備員が配備された。スキャナーの通過は任意であることを伝える大きなパネルも設置された。

 製造元であるEvolv Technologyのクリス・マクラフリン副社長によれば、このスキャナーの価格は1台あたり約6万ドルだという。

 「最近はいろいろなことが起きているし、ISISのこともあるので、私は良いアイデアだと思う。時間がかからないのなら問題ないし、少なくとも安心にはつながる」と乗客のジャズミン・ロセールズさん(29)は語る。

(日本語翻訳 ITmedia NEWS)

(C) AP通信

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