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夢をかなえたいなら、達成するまでの期限を決める

ITmedia NEWS のロゴ ITmedia NEWS 2014/06/11 11:00 ITMedia
夢をかなえたいなら、達成するまでの期限を決める: 画像:ITmedia © ITMedia 提供 画像:ITmedia

 西川きよしさんが参議院議員に当選したときだったでしょうか、「小さなことからコツコツと」と言っていました。流行語のようにもなり、評判になったことを覚えています。

 これはとてもいい言葉! 夢に向かって人生を歩む人すべてが、この言葉を胸に刻んでおくべきだとさえ思います。

 というのも、「ラクして夢をかなえよう」などと、ムシのいいことを考えている人が意外と多いからです。

 極端な例ですが、私の知り合いにも「僕は小説家になる!」と豪語しながらも、800字の文章すら書いたことがない、小説もろくすっぽ読んだことがない、という人がいます。こういう人は言い換えれば、

 「欲張りなくせに、努力をしない」

 人でもあります。昔から、

 「ローマは1日にしてならず」とか、「千里の道も1歩から」と言われるように、何事もとにかく手近なところから始めて、コツコツと努力を重ねなければ夢は達成できません。何の努力もせずに大事を成し遂げ、一足飛びで夢をかなえることなど不可能と言ってもいいでしょう。だから、成果を欲張ってあせってはダメ。

 「小さなことからコツコツ始める」覚悟を決めなければなりません。

 ただ、夢は一朝一夕にかなうものではないだけに、どこから手をつけていいやら途方に暮れてしまう人もいるでしょう。何をしていいか分からないから行動できない、というわけです。

 ならば、決めればいいだけのこと。まず「いつか、夢をかなえる」なんてあいまいな考えを捨ててください。そして、

 「いつまでに、夢をかなえる」

 という期限を設けるのです。これだけで、夢に対してかなり本気になれます。

 次に、夢をかなえるためには何が必要かを考え、だいたいのプロセスを計画します。その際、小さな目標の旗を立てるといいでしょう。随所に「達成感」というご褒美ポイントを設けておくと、現状の自分と夢を達成した自分との距離感がつかみやすいし、「次はあそこ、その次はあそこ」と常に前を向いて進んでいきやすいのです。

 逆に、このご褒美ポイントがないと、給水ポイントのないマラソンコースを走るようなもの。ゴールまでの距離がとてつもなく遠く感じられ、「ここまで達成した」という実感も持てず、それだけ挫折の危険が高まります。

 具体的には、例えば「7年後に小説家として独立する」というゴールと期限を設定した作家志望の人がいます。そのために必要な行動はたくさんありますが、次のような計画を立てたそうです。

・古今東西の名作と評される小説を中心に月に5冊、5年間で300冊を読破し、優れた文章表現を学ぶ

・人に読まれることを前提にした日記を書く、あるいはインターネットにブログを開いて日記を公開する。毎日最低1000文字

・たくさんの人に会って、インタビューの練習をしながら見聞を広める。目標は月に2人程度、新しい知り合いを作ること

・3年後にカルチャースクールなどに行くなど、小説を書くための具体的なテクニックを学ぶ

・4年後に、短編を1つモノにする。同時に、作品を発表できる場の情報収集を進める

 かなりおおざっぱですが、こうして書き出してみるだけで自分がいま何をすべきか見えてきます。行動するうちに、新たにやるべきことも見つかるでしょう。そうしたら、それをまたプロセスに加えればいいのです。

 また、なかなか目標通りに進んでいけなくても、落ち込むことはありません。随時、プロセスを見直して軌道修正をするまでのことです。

 とにかく、行動しなければ何も始まりません。あまり欲張らずに、あせらずに、ムリのない範囲で夢達成プロセスを描き、最初の1歩を踏み出しましょう。

 夢に向かうとき、その道のりはどれほど遠くとも、苦になりません。

 「惚れて通えば千里も一里」ではありませんが、夢という恋人を手に入れるためなら、どんなに遠いところから歩み始めても、どんなに険しい道であろうとも、嬉々として歩いて行くことができるはずです。

[斎藤茂太,Business Media 誠]

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